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2007年9月19日のブックマーク (3件)

  • 顔を憎んで鼻を切れば、唇も消える: 天国からのラブレター 本村洋・弥生著

    恋愛というのは人生の恥部であり、またブラックホールであると思う。なぜなら人は、とくに女は、恋愛をするとポエムを書く。抗い難いポエム欲が湧いてきて、ついつい綴ってしまうのだ。そう、ポエムを。詩ではなく、ポエムを。これはもう事故のようなものだろう。今までさんざんポエマーを嘲笑してきたわたしだが、そんなひねくれ者だって例外ではなかった。荒んだ人間も恋愛中のポエム欲には逆らえない。だから書いた。そうポエムを。こんなわたしがポエムを!手紙やメールや口頭で、わたしは過去、恥ずかしいポエムを吐いてきた。仕方がないではないか。だって恋をしていたのだもの。いかなる女もあの湧き上がるポエム欲には抗えない。どんなにとりすました女だって、きっと裏ではあんなポエムやこんなポエムを書いているはず。恋とは、ことほどさように滑稽で不細工で、気色が悪いものだ。 「天国からのラブレター」は、そんな人生の汚点、決して人様には見

  • 顔を憎んで鼻を切れば、唇も消える: if もしも〜

    『あなたが殺されて、このブログが公開されたら、弥生さんのポエムの比ではないくらい非難されると思いますよ』(http://yuki19762.seesaa.net/article/24800216.htmlのコメ欄より) もしもわたしが今、事件を起こして捕まったとしたらもちろんのことだが、事件に巻き込まれて死んだとしても、まったく油断はできないと思う。たとえば男に刺されるとか、なにか怨恨が絡んでいそうな殺され方をしたとする。そうしたら、中津川事件の被害者の少女や桶川ストーカー殺人の被害者の女性のように、あることないこと噂を立てられて、過去をほじくり返されて、もちろんこのブログもすごい早さで発見されて、扇情的な部分を抜き書きされて、扇情的な記事に仕立て上げられるだろう。欲求不満だのセックスレスだの書き連ねている箇所を取り上げられて、夫と上手くいっていなかったと決めつけられて、不倫の果ての殺人か

  • 劇場版『天国からのラブレター』を観て 酷い原作歪曲: 旧館@ネタ切れ人民共和国統合不定期更新日記

    『天国からのラブレター』の劇場版を見てきました。酷い原作歪曲。 私は、ソ連など旧東欧スターリン主義諸国のデムパプロパガンダのファンです。旧東欧のプロパガンダの観賞のコツというのは、信頼できるソースを片手に観賞し、その現実とのギャップの酷さを楽しむというものなんですが、まさかこの映画の鑑賞中に、その楽しみ方が有効になるとは思わなかった。 真っ暗な"なか"(←あえて平仮名)、必死にメモを取ってまいりましたので、そのメモと原作の書籍(2000年発行版)をあわせてご報告いたします。(以下、全て敬称略) 最初のシーンは、浜辺に座りペンを走らせる村洋。回想形式の映画構成なので、おそらくこれは弥生と夕夏死後か。 洋の声のナレーションで「無意味なことを意味する・・・」というようなのが入り、タイトルが表示。 続いて、3×3の合コン場面。ブラックホールの話を得意になってする洋、良く分かっていないけど褒める女