先に過年度決算訂正の可能性を告白していたビックカメラ(3048)が16日、概算額がまとまったとして決算訂正を発表した。対象は2002年8月期から前2008年8月期までの過去7期分。前8月期の連結最終損益は41億1200万円の黒字→21億4100万円の赤字へ訂正された。 02年8月期に実行した不動産流動化(対象物件は東京・池袋本店)などの不動産会計処理を取り消し、不動産売却先のSPCに出資していた豊島企画などを連結子会社として、再集計した。 東証は16日、ビックカメラを監理銘柄(審査中)に指定。なお、ビックカメラは06年8月にJASDAQ上場、08年6月に東証1部に上場した。(Q)