メキシコ・メキシコ市(Mexico City)市内を歩く過体重の女性(2013年5月20日撮影、資料写真)。(c)AFP/RONALDO SCHEMIDT 【3月13日 AFP】これまで見つかった中で最も重要な「肥満遺伝子」を特定したとする研究論文が、12日に英科学誌ネイチャー(Nature)で発表された。増え続ける肥満に対抗する薬剤の開発が可能になるかもしれない。 この「IRX3」遺伝子を持たないように繁殖させられたマウスは、同遺伝子を持つマウスと比べて体重が3分の1近く軽かったという。マウスにおけるIRX3と同等の遺伝子はヒトにも存在しており、この遺伝子の機能を調べることで、ある人が別の人よりも肥満になりやすい傾向があることを説明できるかもしれない。 研究チームを率いた米シカゴ大学(University of Chicago)のマルセロ・ノブレガ(Marcelo Nobrega)氏は「