2014年度の政府税収が大きく上ぶれし、一般会計税収は当初予算よりも4兆円以上増え、54兆円を超す情勢という。 消費税率8%への引き上げと、円安に伴う企業収益増による法人税収の大幅増が寄与したわけだが、気掛かりなのは今年度である。消費税増税ショックのせいで14年度の実質成長率がマイナスに落ち込んだまま、景気が停滞するようだと、税収の伸びは止まり、アベノミクス以前のように緊縮財政とデフレの悪循環にはまりこむ。 亡国路線に執着するのは、経済成長よりも財政均衡を最優先する財務官僚とその御用学者、御用メディアである。早い話、本欄の前回で税収は財務官僚の主張よりかなり高く伸びると正論を吐く新浪剛史サントリーホールディングス社長(経済財政諮問会議議員)を取り上げ、「財務官僚の大嘘を衝いた」と伝えたところ、某全国紙のコラムニストは小生のフェイスブックで罵詈(ばり)雑言を浴びせてきた。他紙の言論が気に入ら
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