第21鉄 デジタルな汽車旅はいかが? 「A列車で行こう9」でお好みに:杉山淳一の +R Style(1/6 ページ) 映画好きの観客が向こう側に転じて役者になり、監督となって、独自の世界を作りあげたくなるように、列車の旅人も好きな列車を走らせたり、旅の舞台となる風景を作りたくなったりする時がある。そんな願いをかなえてくれるゲームが発表される。鉄道経営シミュレーションゲームの定番「A列車で行こう」シリーズの最新作「A列車で行こう9」だ。発売は2010年1月29日とのこと。そこで今回は、ゲームの中の鉄道の旅に思いをはせてみたい。 私は地図を広げて空想する遊びが好きだ。もちろん鉄道好きだから、まずは線路を指でたどる。ここはどんな景色だろう? どんな列車が走るだろう? と、次第に地図では満たされなくなり、確かめに出かけてしまう。 そしてまた地図を開く。今度は線路のない地域を見る。ここに線路を敷いた