松本がラジオで語る、家族についての話には、親父、オカン、おねえ、兄貴、じいちゃんが登場するのだが、ラジオではそれぞれが松本にとってどういう人間だったかがわかりやすく、そして繰り返し語られている。 端的に言えば、親父は松本にとって怖い存在、オカンはデリカシーやセンスに欠けるが人志への愛に溢れた人間、おねえは斬新な食べ物を家に運んでくるザビエル的な役割、兄貴は落語や音楽などの文化を人志に伝える役割、そしてじいちゃんは優しくて新しい物好きな、人志が大好きなじいちゃんだった。 ラジオでは、オカンと兄貴の話が7とすれば、親父が2.5、じいちゃんとおねえで0.5といったくらいの割合で話されている。オカンと兄貴の話はよく話されているのに対し、じいちゃんとおねえの話は現在300回近くある放送の中で、2・3回といった感じである。 オカン−矛盾の体現者。 オカンに関しては、悪口に近い話が多く、オカンが人志に注