2014-09-27 「みんな死んでしまえばいいのに」って思っていた 相馬の子供の頃からずっと、いじめられていた。誰もいなくなった図書室でシクシク泣きながら本を読んでいた。本にはまだ見たことのない世界が広がっていた。「いつかこんなつらい状況は終わって、新しい世界でやり直すことが出来るんじゃないか」と思って、家に帰った。 家も母が包丁を振る舞わして暴れる地獄だった。 東京で生活を始めてブラック企業に入った。僕は良き職業人であろうとして、上の方針と猛然と立ち向かった。味方はいなかった。僕は社内で孤立して、やがて退職していった。 結婚すれば何かが変わるかもと思った。でも、僕は悲しみを自分の内に抱えるだけだった。たまになにか話すと妻が泣いてしまい、慰めなければならなかった。結婚しても心の空白は埋まらなかった。 妻は10月7日にこの部屋を出ていきます。離婚届もその時期に提出する予定。 自分が死ぬとど
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