調査会社や集計会社から大量のクロス集計データを受け取った際に、データを効率的に扱い、分析を容易にする簡単なテクニック(小技)を紹介する。表計算ソフトのExcelの機能や関数を使った具体例である。 今回は、大量のクロス集計データの中から、重要度が高い分析軸だけを表示させる方法をご紹介したい。次回は、全体平均との乖(かい)離が大きい項目に色を付けるテクニックに触れる予定だ。 調査を実施した際に、大量のデータから重要/必要な結果を急ぎで抽出することを求められる機会は多い。「可能な限りコンピュータに処理をさせ、人間の力仕事は最小限にする」。作業のスピードアップと品質向上には、こうしたスタンスが何より大切だ。 調査を実施すると、調査/集計会社から図1のような集計データが納品されることが多い。ファイルの形式はExcel形式だったりCSV形式だったり、またケイ線があったりなかったりと様々ではあるが