東武鉄道は電車がブレーキを使用した際に発生する回生電力を貯蔵し、その電力を加速走行する電車に供給する回生電力貯蔵装置を初めて導入した。 上福岡き電区分所(埼玉県ふじみ野市)に5台設置。リチウムイオン電池を用い、設備容量は5台合計で1800キロワット、最大充放電電流は1200アンぺア。制御部を東洋電機製造、電池部をGSユアサがそれぞれ製造。販売元は三進商事。 電車が減速する際に発生する電力のうち、電車に供給されなかった電力をこの装置に貯蔵。走行する電車が接近した際、貯蔵電力を供給する。電車の電力量が削減でき、省エネルギーを実現するとともに、架線の電圧を安定させる。資源エネルギー庁の2011年度、12年度の「エネルギー使用合理化事業者支援補助事業」として施工した。 関連記事電力7社、今夏最高の使用量 供給力まだ余裕(7/28)