否定的なことや、悪い例をあげたあと、「いや、決して皆さんのことを言っているわけではないのです。」「ここにおられる意識の高い皆さんはそんなことないと思いますが」「もちろんあなたは別ですよ」と、断りをいれる方がいます。その場の聴衆にいかにも該当しそうなことなら、なおさらきちんとおっしゃる。 これは、経験を積まれた経営者や政治的なお仕事をしてこられた方などに共通して見られるように思えます。 私は人の話しを聞くときに、自分の体験と重ね合わせながら聞いています。 思い当たる節があると、もしかしたら自分のことをいわれているのではないかと思ってしまい、頭から離れなることがよくあります。 だから、その言葉を聞くと、「それは完全に自分のことではない」と思うことはありませんが、その場は少し安心して聞いていられます。 もし聴衆の中にズバリ該当する方がいらしたとしても、それ以外の多くの人は私のように感じて不安な気