先週末、Agile Japan 2013 が行われました。いくつか感じたことを書きます。 チュートリアル 写真は、オープニングの、チュートリアル講師、アジャイルジャパンのチェアである西河さん。 まず最初に毎回、チュートリアルを開催して、「アジャイルとは何か?」という概要をつかんでいただくようにしています。今回も会場に挙手してもらったら、1/3 が過去に参加したことがあるものの、残りの方は、初参加です。この方たちに、チュートリアルから聞いてもらうことにはとても意味があります。
アジャイルの認知が進むにつれて、アジャイルという言葉がどんどん広がっている。アジャイル、という言葉の中にはいろんな要素が入っていることが分かる。もっと大きなものは、CI(継続的インテグレーション)を中核とする技術的なプラクティス群と、スクラムプロセスフレームワークのような、人と人との会話のプロトコルと協働関係を作るしかけだろう。自分の現状を、アジャイルに変えるためには、どうしたらよいだろう? "最近、「アジャイル」といっても中にいろんな要素があるために、「あなたのアジャイルは何のことを言っていますか?」と聞くことからはじめないと、話がかみ合わない"、と、Agile2012帰りのかわぐちさんと話していて、そのときに、かわぐちさんが描いた絵(たぶんどこかにある4象限の図)がいまひとつ自分にしっくりこなくて、私が描いて見た絵がこの絵だ。 あなたが、現状の開発現場を「アジャイル」に変えたい、と考え
稟議書でアジャイル開発と技術的負債を説明するのに適していそうな講演資料 - IEEE Computer Society, IEEE Software主催のイベントから IEEE Computer Society, IEEE SoftwareによるSoftware Expert Summit 2012というイベントが2012年6月26日にロンドンで開催されました。基調講演、講演、パネルディスカッションというオーソドックスな構成です。プログラムの詳細は、こちらで公開されています。 当日の資料の一部が最近公開されたようで、興味があったものの参加できなかったので資料を眺めていました。私が気になったのはアジャイル開発と技術的負債を説明する2つの講演資料でした。アジャイル開発のほうは不確定な状況への対応を中心に紹介されています。技術的負債のほうは負債によるコスト増と負債を解消するための対応コストの双方
コミケで販売されるエンジニア向けの同人誌が増えてきています。私が目にしている範囲内で3つ紹介します。他にもありましたら@smorisaki宛にtweetで教えてください。(本エントリは、ベストエフォートで情報更新していきます。) DevLove ライトニングトークス さあ、プレゼンに目覚めよう Software Testing ManiaX vol. 7 Ultimate Agile Stories Iteration 2 コミュニティ等で非常に有名な方も多数寄稿されていて、予想以上に読み応えがあると思います。Ultimate Agile Storiesは私も寄稿しており、著者のメーリングリストで原稿がやりとりされていて、事前に読むことができました。 私は、Software Testing ManiaX vol. 7に「DevOpsから学べること」という記事とUltimate Agile
2/16 デブサミで、 『アジャイル開発の10年と今後を語ろう。』と題して話しました。内容については、新野さんのレポートがすごくまとまっているので、ご紹介。 publickey 平鍋氏「アジャイル開発の10年と今後を語ろう」、デブサミ2012 これまで10(+1)年のアジャイルを書籍を軸に振り返り、リーンの果たした役割、そしてそこからはじまった流れが、現在の2つの方向が、 組織改革 リーンスタートアップ というビジネスへの出口に向かっていることを示したかった。また、 野中郁次郎先生やトヨタなど、日本からの影響が大きい分野 本質は「知行合一」にあること。「考えること」と「行うこと」を分けて考えるのではなく、両方が同時に起こること。 も言いたかった。それと、現在の方向は、Context が強く意識され、 方法論、という外側から管理で固めていく方法ではなく、 プラクティスを集めたり、工夫したりし
アジャイル開発では、チームの状況を共有するミーティングを毎朝行う。これを、デイリー・スクラム、と呼ぶ。短時間で立ったまま行うことを習慣化することが多く、スタンドアップ・ミーティング、と呼ぶこともある。(※前者はスクラム、後者はXPからの用語) チームは、現在のプロジェクトの状況を壁を使って見える化し、チームで共有する。現在の状況を示すタスクボードや、かんばん、バーンダウンチャート(進捗を示すグラフ)、そのほかの貼り物をする。このような場所で行うと、朝会の伝達効率がいい。 各自が短く次のこと(3つ)を報告する。 昨日やったこと 今日やること 障害となっていること アジャイル開発では、コードを継続的にインテグレーション(結合)して常にテストが通る状態に保つ。同様に、毎朝、チーム自身もインテグレーションし、みんなの頭の中と行動を結合し、最新の動ける状態に保つ。 日本では、朝会、と言う言葉がよく使
野中郁次郎先生を一橋大学に訪問、アジャイル、スクラム、創造、マネジメントについてディスカッションする機会を得ました。 先生はもちろん、ナレッジマネジメント、知識創造経営、そして、Scrumという言葉を生んだ、「The New New Product Development Game」という1986年の論文の著者の一人。もう一人は現在ハーバードの竹内さん。一昨年の AgileJapan 2010の基調講演、昨年は、Jeff Sutherland との対談が Innovation Sprint で実現、ハーバードの竹内さんのクラスにJeff Sutherland が呼ばれたりするなど、アジャイル会との交流が進んでいます。 ぼくが持ち込んだ、顧客を巻き込んだ、見える化された職場のワークスタイルの写真なんかを見ながらお話ししていたら、 PDCAって日本人大好きなんだけど、これは本当に欲しいもの、い
はじめに PHPExcelは、PHPでExcelファイルを生成できるライブラリです。Excel2007形式のファイルの読み書きができ、ワークシート、セル、罫線、図形、コメント等の操作ができます。 PHPExcelで生成したExcelのサンプル 入手方法 PHPExcelはCodePlexからダウンロードできます。ライセンスはLGPLで、執筆時点の最新バージョンは1.6.5です。ダウンロードページには「PHPExcel」と「PEAR PHPExcel」の2種類がありますが、ここでは「PHPExcel」を入手します。 実行環境 PHPExcelを利用するには以下の環境が必要になります。 ・PHPバージョン5.2以上 ・PHP拡張モジュール「php_zip」 本稿ではPHPのバージョン5.2.9を使って動作確認を行いました。また、php_zipを利用するため、php.iniの「extensi
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