組込みシステム技術協会(JASA)では、この課題解決への取り組みとして、2017年から「組込みIoTモデリングWG(ワーキンググループ)」を立ち上げている。今回は、これまで本WGにて実施してきた具体的なIoTサービスのモデリング結果と、そこから得られた各モデル、各手法の使い方、効果的な作成順序、実践からのプラクティスなどを紹介する。 人工知能(AI)、モノのインターネット(IoT)がけん引する形で、ついに第4次産業革命の時代が幕を開けた。ここでは、さまざまな情報をデジタル処理して、迅速、正確、スマートな社会を実現することが期待されている。そのためには、なるべく多くの仕事はコンピュータのデジタル処理に任せ、人間の判断機会を極力減らさなければならない。まず必要なことは、全ての産業分野において、現実の世界を、コンピュータが扱えるようなモデルとして表現することである。いったんモデルができてしまえば
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