いつの時代でも世代間の価値観ギャップはあるわけだけれど、 経済が右肩上がりとか、今頑張れば将来がもっとよくなるとか、そういう価値観の人たちと、 バブル崩壊後に社会人になった現代の若者達の価値観がずいぶん違うことは、自分がその渦中にいることもあって、よく感じる。 82〜83年生まれにとっては、小学校低学年頃がバブル経済のピークだった。その後、日本経済は、ここ数年の「実感なき経済成長」を除けば、「ずっと景気が悪い」のだ。彼らからすれば、ものごころついて以来、「景気というのは悪いのが普通」「明日は、今日より悪いことの方が多い。今日と同じなら、もうけもの」という感覚の方が普通だろう。 私はこの年代より5歳上だけど、小学生も中学生も日本では経済リテラシ的に変わらないから、大体同じような感覚を持っている。 これまでの経験では、「仕事を通じて、ダイレクトに社会貢献したい」という20代が多く、それを仕事へ