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ブックマーク / psychodoc.eek.jp (3)

  • サイコドクターぶらり旅(2006-02-21) 芹沢一也『ホラーハウス社会』(講談社+α新書)

    ▼ 芹沢一也『ホラーハウス社会』(講談社+α新書) これは好著。少年や精神障害者に対する社会のまなざしの変化をコンパクトに記述したで、少年犯罪や精神障害者の犯罪の問題に興味のある人なら、ぜひ読むべきである。『脳内汚染』とか読むヒマがあったらこっちを読んだ方がいい。なのだれど、こういうが出てしまったことは、著者とほぼ同じ年齢で、しかも同じようなところに関心を持ってきた私としてはちょっと悔しい。 「理性ある成人」という人間の定義からはずれるため、法的主体になりえない「少年」と「精神障害者」。彼らが犯罪を起した場合、「少年」には「教育」を、「精神障害者」には「治療」を、という具合に、近代社会ではこの二つのカテゴリーは、長らく保護の対象になってきたわけだけど、90年代半ば以降、この原則が大きく転換した、と著者はいう。 まず「少年」については、少年犯罪は凶悪化も急増もしていない、という事実を踏

    Masao_hate
    Masao_hate 2008/05/07
    読んだ。興味深かった。
  • おじろく、おばさ

    長野県の南部、飯田のあたりは、高山の多い信州の中でも特に山深いところである。平地といえるような土地はほとんどなく、ろくな道すらないのだけれど、そんなところにも古くから人は住んでいるもので、天竜川に沿ってぽつぽつと小さな集落がいくつか点在している。 そうした集落をひとつひとつ数珠繋ぎするようにして、豊橋と辰野を結ぶ飯田線が全通したのが昭和12年。なにせ平らな土地のほとんどない深い山地のこと、さぞかし難工事だっただろうことは想像に難くない。さてその飯田線に、中井侍(なかいさむらい)という、ちょっと変わった名前の無人駅がある。長野、静岡、愛知の三県の県境あたりに位置する駅である。 と、なんだか紀行文のように始まったのだけれど、別に私はこの中井侍に行ったことがあるわけではない。飯田線にも乗ったことはない。ただ、ある精神医学誌の論文にこの地域のことが載っていたので、ちょっと興味を惹かれただけである。

    Masao_hate
    Masao_hate 2008/04/29
    日本は広い……
  • サイコドクターぶらり旅 - ジェファーソン高校恋愛構造図

    ▼ ジェファーソン高校恋愛構造図 via BoingBoing まずは、右の図を見ていただきたい(クリックで拡大)。 この分子模型か何かの結晶のような図形がいったい何かというと、アメリカ中西部のとある高校(仮に「ジェファーソン高校」と呼ばれている)の全生徒の、18ヶ月にわたる恋愛または性関係を図式化したもの。青が男子生徒でピンクが女子生徒。63とか12とかいう数字は、同じパターンの関係がその数だけあることを示している。つまり、ステディなカップルが63組あったということ(まあ途中で別れたかもしれないが)。 この研究は、オハイオ州立大学のジェイムズ・ムーディー教授らによって行われたもので、まず研究者たちが、全生徒約1,000人のうち832人にインタビュー。生徒達には、過去18ヶ月間の恋愛パートナーもしくは性的なパートナーを生徒名簿の中から答えてもらった。恋愛または性的パートナーがいると答えた生

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