はじめに 最近はセキュリティ的な需要で、YoctoProjectを使用した環境でもルートFSをdm-veirtyで検証したいという要望を聞くようになった。 meta-securityを使用することで、dm-verityを使用したルートFSの検証を実装することができる。 恐らく、もっとも簡単に実行可能な環境を作成するにはmeta-securityのkasディレクトリに格納されている「kas-security-dm.yml」を使用することである。 kasについて kasについてはYocto meta-raspberrypi環境の作成にkasを使ってみるで解説している。 ビルド環境の構築 今回はkasを使用するので、明示的に取得する環境はmeta-securityのみとなる。 作業ディレクトリ 作業ディレクトリは~/yocto/kas-securityとする。 $ mkdir -p ~/yoct