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ブックマーク / www.axis-cafe.net (24)

  • リアリズムと陰謀論(3・完) - おおやにき

    ただまあ、こういう陰謀論者をほっておいても構わないだろうと思う理由もあり、つまりリアリズムと陰謀論の違いについて述べた箇所で繰り返し説明したが陰謀論者の世界には当の意味での他者がいないので、観点や価値観や考え方の違う相手を説得したり納得させたりするための議論というのをこの人たちが生み出すことはできない。あらかじめ結論を共有し・モノの感じ方において「共鳴」してしまっている人たちが寄り集まってくるということは考えられるのだが、閉じたクラスタを作って内部で反響しているだけなので基的に無害である(アメリカの民兵集団みたいにそこに武器を足すと危険が生じると思うが、この人たち多分、そういう指向も能力も持ってない)。 なんか反響が耳障りだなあと思ったときに音の届かないあたりまで蹴飛ばしておくというのが個人的に必要なことのすべてであり、なんか若い人がうっかり共鳴してしまってクラスタから出てこれなくなっ

    Moonlightdance
    Moonlightdance 2013/12/16
    馬鹿にバカというのがこんなに手間がかかるとは。
  • 違いのわからない人たち - おおやにき

    さて前エントリで触れなかったのが、議会多数派による意思決定がいかなる個人も基的人権を奪われてはならないとする(1)リベラリズムに反していた場合にはどうするか、という問題である。まず確認すべきなのは、この点に関する最終的な判断は憲法98条1項および81条によって裁判所に委ねられており、ということは実際に損害が発生したことを前提に提起される訴訟においてしか確定されないということである。だがもちろんそれは立法が実現したあとの・事後的段階であり、そこにおける判断を踏まえて投票の場面における意思決定を行なうことは端的に不可能である。我々は、事後に裁判所がどのように判断するかを予期し、その予期に対して賭けざるを得ないということになるだろう。 だがもちろん我々としてはできるだけ分のいい賭けを挑みたいだろう。そこで私としては、内閣法制局が行なう法令審査を信頼することが一つの相当安全な手段になると考えてお

    Moonlightdance
    Moonlightdance 2013/12/08
    プロの議論だと感じる。相手が悪かったとしか。
  • 認められない人たち - おおやにき

    多少長くなりそうなので、久しぶりにブログで書く。まず特定秘密保護法案とその採決過程に関してtwitterで書いたところ、法華狼氏(はてなID:hokke-ookami)がHatena Diaryで「[ネット][トンデモ]「少数派の意見や権利を守る」「少数派に意見表明の機会を与えたら淡々と採決すればいい」どっちだよ」という文章を書かれたので、twitter上で以下のように言及した。 特定秘密保護法案は内閣提出法案である(=法制局審査を通っている)という程度の違いにも気付かないレベル、ということで。 RT @hatenaidcall @takehiroohya id:hokke-ookamiさんから言及がありました http://t.co/mB2BvQq4kC — Takehiro OHYA (@takehiroohya) 2013, 11月 28 もうちょっと丁寧に言うと、整合性や強制可能性

  • おおやにき

    実はしかし、法華狼氏が自己評価を(さらに)こじらせたかなあと思う点が一つあり、それは氏自身が(今回の)私に対する言及の前提として参照している別のエントリにある。 まず私自身の主観的証言を述べる(読めばわかるように「見ていない」という趣旨なので証拠により裏付けることはできない)。年8月中旬に法華狼氏は複数回私のtweetを踏まえてエントリを書き、ある意味非常に誠実だと認めるところであるが、はてなIDコールを通じてmentionを飛ばしてこられた。まあしかし正直に言うとその内容とかレベルはごく低いもので、以前にblogでやりとりした際の印象からもまともな対話にはならないと思ったのでごくダメな点のみを適当に指摘し、途中からは見るのも止めてしまった。なので上掲8月18日付のエントリも読んでおらず、昨日初めて目を通した。 というわけで「馬鹿らしいから相手しなかった」が私の音であるところ、あるいは

  • 続・批判的民主政と選挙(2・完) - おおやにき

    先の選挙中のこと、駅前でビール箱に乗ってぽつんと演説している菅直人前首相の写真というのが中国のネットなどでも話題になっていたようであり、なるほどこれが民主主義かという感想も見られた。その趣旨というのはおそらく、より明確な形で言っていた人もいたようだが、なんでこいつ刺されないのというものだろう。どこのどこまでが誰の責任であるか、特に客観的な評価についてはまだまだこれからの問題であろうと思うが、鳩山政権では八ッ場ダム建設中止問題や普天間基地移設問題、菅政権では東日大震災後の対応や福島原発事故など、少なくとも政府に対する被害者意識を溜め込んだ人というのを大量に生み出したのが民主党政権3年だったわけだが、まあ発展途上国の感覚ならそういった感情はテロリズムに結び付くだろうし、それを避けるために政治家に対する警備にも厳重なものがある。 何も彼らの世界だけの問題ではなく、日でも戦前には原敬、星亨、濱

  • 批判的民主政と選挙 - おおやにき

    というわけで総選挙が終わり、自公連立で衆院の安定多数確保という状況に相成った。民主党としては参院の比較第一党であることを生かして活動していく方針らしいが、まあ率直に言って一釣りされる議員の値段を上げるだけ、という気もする。 投票前日、土曜日の夕方にたまたま秋葉原の駅頭を通りがかった(定宿が浅草橋にあるのである)。えらいこと騒がしいので何かと思えば自民党候補の選挙演説であり、安倍総裁や麻生元総理も来るというので写真のような大混雑、そこここで日章旗がはためくという状況になっていた。 でまあ、やはりこの状況を見た人の中にはこの世の終わりだというか、あんな保守反動政党が熱狂的な支持を集めている状況が恐ろしいと言っている人がいるようなのだが、自民党の政策自体に対する評価はさておき、そうひどいことになるまいとも思う。あの人たち、数年後には別の旗振ってるよ。 というのは別にその人たちや自民党を馬鹿にし

  • 憲法使いの弟子 - おおやにき

    「だまれ俺は芦部信喜教授の孫弟子の同期だぞ」ってのはどうか(挨拶)。憲法問題だから「ノモス主権論尾高朝雄教授四世の孫弟子」の方がいいかな。しかしその、尾高宮澤論争以来の敵対派閥(笑)だからというのではないが、天賦人権説というのもそうスジのいい議論ではないので切り札的にそれは天賦人権説否定ですねドヤアみたいなのもどうかと思ってちょっと書く。 というのは自民党の憲法改正案にまつわる問題で、それを進めている人々がtwitterでうかつなことを言っているのに対して怒っている人々がいるという話であり、いや個人的にも先般提案された改正案はろくでもないものになっていると思っているわけではあるがおそらく私が問題にしている箇所は人々が怒っているのとは違うし、いま問題にされているような論じ方が利口だとも思えない。というので少し書いて放っておいたら政治のほうが動き出したりしてどうしたものかと思っているわけだが、

    Moonlightdance
    Moonlightdance 2012/12/16
    このエントリは読まれるべき。憲法論議においてこのレベルの立論をできるブロガーはさほど見当たらないと思う。
  • 選挙 - おおやにき

    出ました。大屋雄裕「何のために選ぶか:選挙の制度と思想(特集:選挙制度を考える)」『Voters』no. 11、(財)明るい選挙推進協会、2012/12、pp. 4-5. 選挙のために刊行スケジュールが早まって校正締切が前倒しになるという事態に自分が巻き込まれるとは思わなかったなあ。 その選挙の話。選挙公報程度は見ているのですが一番楽しかったのは日共産党の候補者のもので、「政党が離合集散のなか1世紀近い歴史に試された党」とか自慢しているのだが伝統を誇る革新政党ってなんだ。科学的社会主義(理性的・科学的にぼくたちの言っていることは正しいんだよ)なんだからバーク流の時効理論(人間理性には限界があるので歴史の試練に耐えて生き残ったものを正しいと思うしかないよ)とか掲げてちゃダメだろう。 まあ革新陣営の伝統芸能化というか、守旧を掲げる「革新」と変革を呼号する「保守」という日政治のねじれ現象を体

  • われわれの税金 - おおやにき

    鳩山一郎とはどういう政治家だったかという話をにこにこしながら留学生向けの英語講義で披露している(挨拶)。さてなにやら以下のような大学ができたというので一部で話題になっているようである。 日経済大学渋谷キャンパスは、940人の新入生の約9割を中国からの留学生が占める。他にも、ベトナム、ネパール、バングラデシュなど17カ国からの留学生を受け入れ、留学生率は99%。日人がたった12人という超異色大学の挑戦が始まろうとしている。(「新入生9割が中国人、渋谷に誕生した超異色大学:「全入」時代にあえて東京進出を果たした日経済大学」JB Press) でまあその「日人も学費不足で大学に行けないのに留学生には奨学金かよ」とか「こんな大学にも助成で税金が使われてるんだろ」とか怒っている人もいるようなので誤解は解いておくべきかなと思って多少書く。つうか最近特に前者関係でデマコピペをあちこちで見かけるよ

  • 大学の人事とスケジュール(2.5) - おおやにき

    テレビを見ていたら岡田克也・副総理が「なぜ認可前に校舎の整備が始まっているのか」という趣旨の発言をしており、また田中真紀子・文科相は今日の記者会見で「(認可が決まった段階で)既に建物が出来ているのはおかしい。誰かが事前に情報を流しているのでしょう」と発言したとのこと(「肝心なこと言い忘れた...田中文科相、唐突な発表」Yomiuri Online)。わあすげえ、こいつら物の馬鹿だ。 あまりのことなので、これまでの話への補足を書く前に事実だけ確認しておくと、まず大学新設等の手続きについては「大学の設置等の認可の申請及び届出に係る手続等に関する規則」(平成18年文部科学省令12号)というもので規定されているところ、認可申請書に添付すべきものとされている書類(第2条1項)には「校地校舎等の図面」が含まれている。文部科学省の方で「大学の設置等に係る提出書類の作成の手引き」というものも公表されてい

  • 研究職をめぐる問題 - おおやにき

    山中教授のノーベル賞受賞が祝われた直後にiPS細胞の臨床応用を初めて実現したというニュースが報道されたところ、どんどん話が怪しくなっている件について(なお参考、「森口氏、iPS研究の詳細説明あいまい 朝日新聞も取材」asahi.com)。まあこの件の真相については追々究明されるのだろうけれども、正直言っておかしくなっちゃう研究者というのは一定の割合で出てくるのであって(自覚的に捏造するのであれ自分自身ではそれを真実だと信じる方向に行ってしまうのであれね)、その真偽を見抜く報道側の問題だよなとは思うところである。 ところでまあ一般論として言えば一部の研究者がおかしくなっちゃう背景にあるのは業績を出さねばならぬという強迫観念であり、さらに背景にある雇用の不安定さである。森口氏についてもこれまでの経歴に非常に激しい変遷があることが指摘されているが(たとえば参考、「「iPS臨床」の森口氏、資格は看

  • 供託金制度 - おおやにき

    選挙に出馬する際に必要となる供託金制度について、高額だと批判している人々がいるようである。具体的には「供託金600万円 出馬足かせ 脱原発団体「高いけど集めるしか」」(東京新聞)あたり。確かに実際問題として高いは高いのだが、ずいぶんとその経緯をはしょった記事だなあと思うこと若干。 第一に、供託金値上げの背景にあったのは選挙ゴロの活動である。どういう人種かというのは、たとえばWikipedia語版でもこのあたりとかこのあたりを読むとよいのだが、要するに「反共」を看板として掲げ・当選ではなく他候補の選挙妨害を目的に活動するヤカラであって、その標的は主として革新候補であった。つまり来この値上げは真面目な市民運動家や革新政党の候補を守るためのものだったんだけどね、という話。 高額の供託金+没収という制度設計もそこに由来している部分があり、つまりたとえば一定の有権者署名を集めるという代替案は可

  • 続・ダウンロード犯罪化の経過について - おおやにき

    話題になっていた違法ダウンロードの犯罪化を含む著作権法改正案が15日中に衆議院文部科学委員会・会議で可決されたとのこと(「リッピング違法化+私的違法ダウンロード刑罰化法案、衆議院で可決 」Internet Watch)。報道もされている通り今国会は議案の処理が非常に低調で、内閣提出法案ですら5月23日段階で25%弱という水準にあり、会期末が6月21日に迫っていることもあって(まあ衆議院の優越があるので延長しようとするだろうけど)このまま潰れるんじゃねえかなと思っていたところである。どうも与野党で対立していない法案についてはやっぱり処理しておこうと、ギリギリになってそういう空気になったようには見える。 さて件についてはすでに書いたことがあるが、内容面については現在の民事違法規定も活用できていない状況でさらにハードルの高い刑事制裁を追加しようとするもので、威嚇効果を除けば実効性は期待できな

  • 天下り疑惑。 - おおやにき

    (1) 2月27日に退官した宮川光治・最高裁判所判事が、朝日新聞社「報道と人権」委員会の委員に就任。(asahi.com) (2) 同判事が所属していた第一小法廷は、2011年4月にいわゆる「沖縄ノート」訴訟で原告敗訴の判決を出している。被告は著者である大江健三郎氏と、岩波書店。(47news) (3) 宮川判事は2008年9月就任なので、同判決に関与していたことは間違いない。また、サヨク勢力における岩波書店と朝日新聞社の親密な関係、あるいは大江健三郎氏との密接な関係については周知。 (4) 「これは判決の代償としての天下りなんだよ!」「ナ、ナンダッテー!!」 念のために言っておきますが上記はもちろん原発関連訴訟に関与しただけの味村治・元最高裁判事が定年退官の4年後に東芝の社外監査役を務めたことを天下りとか騒いだ人々がいたことに対する皮肉であります(なお参照)。もちろん実際にはこんなもん天

  • 不適切な出題 - おおやにき

    右か左かではなく上か下かが重要だという話をしばしば学生にしているのだが、つまり政治的その他の志向preferenceと議論のレベルの高低は別の問題である。読んで学ぶならいずれにせよレベルの高いものにするべきで、というのは結論を肯定するにせよ否定するにせよ論旨の展開を批判的に検討することがアカデミックな議論には(従ってその作法の訓練としての大学教育においても)必要であるところ、レベルの低い議論というのはツッコミどころだらけで話が進まないし訓練にもならないからである。 何かというとまた産経がどうしようもないということであって、早稲田大学の法学部が国歌斉唱時の起立強制は教育現場に相応しくないという趣旨の文章を入試で出題したのは不適切だという論旨で報道している(「早大入試で偏向的出題 国旗国歌「教育にふさわしくない」」MSN産経ニュース)。以下は同記事より。 問題文は「日の丸・君が代が戦前の日

  • というわけで - おおやにき

    約2週間ロンドンに逃亡中です。さがさないでください(挨拶)。 いやまあ前にも書いた頭脳循環なんとかでの滞在なので研究専念を許されているはずなのですが経費獲得したプロジェクトに動員された関係で結局2週間しか来られないし来るのに物理的にほぼ丸一日かかってそのあいだに溜まったメールだの何だのの処理に丸一日かかるし余裕のあるあいだにプロジェクトのウェブサイトとか作らないといけないしでなにしにきてるんだろう私。 なお今日もプロジェクトの関係でえらいさんとアポを取ったので、これから出かけてきます。「研究専念期間」ってどこの言葉だったっけよくわかんないや。 なお今回はホテルをパディントン駅近くに取ったのですが、前回同様「イギリスめし」と聞いただけで腰が引けてキッチン付きであるところ前回とは大違いで(1) ちゃんと建物内にフロントがあって設備の質問をするとすぐに係員が来るし、(2) キッチンには鍋・フライ

  • どうでもいいけど。 - おおやにき

    6日間で3出張はからだにこたえる(挨拶)。なお日帰り×1・一泊×2。 でまあその途上で『週刊アスキー』(2012年2月7日号)などを読んでいたところ、「なんでも使用レポート」という欄で下川みくにという歌手の人がTDKのワイヤレスヘッドホンを扱っているのに気付く。Bluetoothではなく2.4GHz帯を使うというのが特徴らしく、まあそれは別にそれで構わないのだが以下のような記述がある。 昨年12月には台北でライブがあったので、『TH-WR700』も連れて行って、旅の間はずーっと、この子といっしょに過ごしてみました。羽田空港へ向かう車の中でも、搭乗手続きのあとも、機内でも。そして、台北に着いてから移動先までの車の中でも、景色を見ながらずーっと聴いていたよ♪ 電波を出す機器は飛行機内では全面使用禁止だよ。航空法違反をこんなとこで堂々と告白されても困るんだがな(正確には乗降用ドアが閉まってから開

  • 自由と処分 - おおやにき

    オバマ大統領へのインタビューで「親密な外国首脳」として野田総理の名前が挙がらなかったという報道があったが、いや現総理の人格識見がどうこう言う以前にそりゃ一年一人ペースで代わってりゃ「親密」にはなりようがねえよなと思うのだがどうか(挨拶)。国家としての日との関係は外交を通じて、ということは人事に連続性のある官僚を通じて維持できるだろうけれどもさ。なお参考、「野田首相の名前出ず オバマ米大統領が挙げた信頼築いた各国首脳」(MSN 産経ニュース)。というわけで師走に忙しくしていたあいだの落ち穂拾い。 群馬大学教授の早川氏がtwitter上の発言によって大学から訓告処分を受けたという件について(参考、「群馬大教授「福島の農家はオウム信者と同じ」 訓告処分」asahi.com)。問題は大きく法的な層と「賢明さ」(prudence)の層に分けて考えるのがよく、法的な層については一般的な言論表現の自由

  • 公務員住宅(おまけ2) - おおやにき

    チャイナタウンでバスを待っていたら白人警官2人がパトカー2台で乗り付けてきてベンチに座っていた黒人のおいちゃんに何やら質問していると思ったら立たせて後ろ手に手錠かけてパトカーのボンネットに伏せさせて持ち物検査始めたよ(挨拶)。昨日はいきなり「よう3ドル持ってるか、3ドルくれよ3ドル」とかわめく乗客が後ろの方にいて運転手さんが無線で支援を求めはじめたしやべえバス面白い。 ところで待遇を悪くしても公務員は辞めないとか良い人材が民間に行くのはいいこととか言っている人がおり、あれだな幸せな人だなと思う。どういうことかというと、 (1) まあご近所で見かける地方公務員とか出先機関の国家公務員の皆さんというのは正直あまり他に能力・技能を生かせる場所がないかもしれず、多少待遇を切り下げたって辞めないよと言われたらそうかもと思う。だがそれは霞が関の官僚に当てはまる話ではない。というかもともと彼らは人事構造

  • 公務員住宅(2) - おおやにき

    さて話を戻して同記事でもうひとつ、これは間違いというよりはもっと調べたらどうかねえという話なんだけど思ったのは、「転勤が多いというのは民間も同じで、理由にはならない」という部分。これはねえ、まず第一に同じ公務員ないし官僚といってもかなり省庁・職種による差が大きいという点を認識しているのかという気がする。 つまり少ない方から言うと我々大学教員のように(まあもう公務員ではないけど)、自分からしようと思わない限り転勤しないというのもいる。ニ種や三種で地域ごとに採用された人たちは基的にそのエリアから出ないので、転勤しても転居する必要はないというパターンが多そう(とはいえ遠いところは遠い)。これは一種採用の官僚でも一部はそうで、当かどうかはわからないが聞くところによれば防衛省は地方のポストがごく少ないので(地方防衛局くらいって言ってたかな)、転勤といっても省内をあっちこっち動くのが中心で引っ越さ