28日、習近平国家主席はドイツのベルリンで講演し、「日本の軍国主義が引き起こした悲惨な歴史を中国人は忘れることはない」などと述べた。対日批判を繰り返して国際世論を形成していこうという意図が見て取れる。 写真は習国家主席。 3月28日、習近平国家主席はドイツのベルリンで講演し、「日本の軍国主義が引き起こした悲惨な歴史を中国人は忘れることはない」などと述べた。対日批判を繰り返して国際世論を形成していこうという意図が見て取れる。 【その他の写真】 しかし中国で生まれ育ち、終戦後、中国国内で激化した国共内戦(国民党と共産党の内戦)に巻き込まれて家族を餓死で失った筆者としては、個人的にも習近平のドイツ講演は看過できない。 ◆日中戦争の中国人犠牲者数はなぜ増えていくのか? 習近平は「日本の軍国主義が引き起こした侵略戦争で3500万人以上の中国人が死傷した」とし、1937年に起きた「南京事件」(中国では