TOA株式会社(本社:神戸市、社長:竹内一弘)は、2018年10月、都営地下鉄五反田駅改札口にて、独自開発である音声明瞭化技術を実用化しました。これにより、構内アナウンス放送が騒音下でも聞き取りやすくなりました。なお、音声明瞭化技術はTOAが聴取実験で明らかにした独自開発であり、その概要や実際に五反田駅で試みた音響設計、及び音響調整については論文で発表しています。 TOAは案内放送システムで、あらゆる公共空間における快適なコミュニケーションの実現を目指しています。そのための独自の取り組みとして、加齢による難聴者が聞き取りやすい音の調査を実施。高齢者を対象とした聴取実験結果から、「はっきり聞こえる」という印象を得られる度合いや、音声の了解度(音声の聴き間違いの度合い)は音声の周波数や音圧の違いで変化することが分かっています。また健聴者に対する同様の実験では、騒音が大きい環境下での聴取条件で了