8年前の冬、恋人と初めて会いました。大学1年生でした。その頃わたしは確か人生で最も痩せていて、彼は会ったときのことを今でも「なんだかげっそりしていて、顔色があまりよくなかった。」と笑いながら話してくれます。 なんだかいろんなことがあって、ご飯をあまり食べることができず、1日1食が普通だったりしました。体重もどんどん減っていき、それでもまあまあ元気だったと思います。何よりも、1日1食だから、食が細くて、外食がとにかく嫌いで苦手でした。学生時代の飲み会はほとんどキャンセルしたくらい。本当に嫌いだった。 そんなとき恋人に出会って、付き合う前に、「わたしはお外でご飯を食べることが苦手です。それでもいいですか」と確認をとったことを覚えています。 最初はあまり食べられなかった、公園で美味しいパンを買ってきたり、食べに行っても半分は食べてもらったり。ご飯を一緒に食べる回数が増えるにつれて、少しずつ食べる