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ブックマーク / blog.tokumaru.org (13)

  • CWE-20入門

    サマリ この記事の想定読者は、企業等の脆弱性ハンドリング担当者です。脆弱性情報にしばしば出てくるCWE-20の読み解き方を説明します。 CWEとは CWEはCommon Weakness Enumerationの略で、日語では「共通脆弱性タイプ一覧」と訳されています。この訳からも分かるように、脆弱性をタイプ毎に分類しているものです。つまり、SQLインジェクション、XSS、バッファオーバーフロー等に、CWE-XXXという「分類番号」をふったものと考えるとわかりやすいでしょう。以下は、IPAが公表しているCWEの解説記事からの引用です。 1999年頃から米国政府の支援を受けた非営利団体のMITRE(*2)が中心となり仕様策定が行われ、2006年3月に最初の原案が公開されました。その後、40を超えるベンダーや研究機関が協力して仕様改善や内容拡充が行われ、2008年9月9日にCWEバージョン1.

    CWE-20入門
    NOV1975
    NOV1975 2019/01/15
    こないだの(IPA批判の)よくわからん記事がなんでわからんのかわかった気がする。
  • PHPの脆弱性 CVE-2018-17082 によるキャッシュ汚染についての注意喚起

    エグゼクティブサマリ PHPの脆弱性CVE-2018-17082はXSSとして報告されているが、現実にはXSSとしての攻撃経路はない。一方、Apacheのmod_cacheによるキャッシュ機能を有効にしているサイトでは、キャッシュ汚染という攻撃を受ける可能性がある。 概要 PHPの現在サポート中のすべてのバージョンについて、XSS脆弱性CVE-2018-17082が修正されました。以下は対応バージョンであり、これより前のすべてのバージョンが影響を受けます。ただし、Apacheとの接続にApache2handlerを用いている場合に限ります。 PHP 5.6.38 PHP 7.0.32 PHP 7.1.22 PHP 7.2.10 PHP 5.5以前も対象であり、これらは脆弱性は修正されていません。 脆弱性を再現させてみる この脆弱性のPoCは、当問題のバグレポートにあります。 PHP ::

    PHPの脆弱性 CVE-2018-17082 によるキャッシュ汚染についての注意喚起
    NOV1975
    NOV1975 2018/09/25
    変な動きするものだな
  • [書評]サイバー攻撃 ネット世界の裏側で起きていること

    中島明日香氏の近著『サイバー攻撃 ネット世界の裏側で起きていること』を読んだので紹介したい。書は、一見すると入門者向けの初歩的なセキュリティ解説書の体裁をとっているが、その内部に著者の恐ろしい野望が秘められていると感じた。 重要事項説明 著者と評者には特筆すべき利害関係はない 評者は書を自費で購入した(献等ではない) この記事のリンクにはアフィリエイトが含まれる はじめに 書は、ブルーバックスの1冊として、サイバーセキュリティの分野の、特に脆弱性について焦点をあて、入門的な解説を試みるものである。書6ページから、「書で扱う内容」の一節を引用しよう。 書の目的は、適切なサイバー攻撃対策を講じる際の一助となることです。そこで、脆弱性そのものとそれを突く攻撃手法について、情報科学の知識を持たない人でも理解できるように、基的なところから解説します。 この一節だけでも、書の狙いが意

    NOV1975
    NOV1975 2018/02/08
    若者たちに読ませよう
  • 決済代行を使っていてもクレジットカード情報が漏洩するフォーム改ざんに注意

    先日以下の記事が公開されました。決済代行会社を使っていたのにカード情報が漏洩したというものです。 同社は、薬局への医薬品の卸売りのほか、運営するショッピングサイト「eキレイネット」でコラーゲンやヒアルロン酸などの美容関連製品を販売している。流出した疑いがあるのは、平成26年10月8日~27年11月5日、サイトでカードを使って商品を購入した顧客の氏名や住所、クレジットカードなどの情報だった。この間、1955人が利用していた。 名の売れた大企業ではない。従業員わずか10人の小さな会社がサイバー攻撃の標的になったのだ。 問題が発覚したのは昨年11月。決済代行会社からカード情報が流出した疑いがあると指摘があった。 従業員10人なのに「標的」に サイバー攻撃、中小企業が狙われる理由より引用 これに対して、以下のブックマークコメントがつきました。 そもそも、決済代行会社を使っているのになぜカード情報が

    NOV1975
    NOV1975 2016/03/14
    利用者側での見極めは難しいからなあ…
  • 嵐のコンサートがあるとダブルブッキングしてしまうホテル予約システムを作ってみた

    今年の5月1日に、仙台市内のホテルで多重予約のトラブルが発生したと報道されています。 部屋数203室の仙台市のビジネスホテルで、9月18~23日の宿泊予約を数千件受け付けるトラブルがあった。アイドルグループ「嵐」のライブが宮城県内で開催される期間だった。インターネットでの申し込みが殺到し、システム障害が起きたとみられるという。 トラブルがあったのは、仙台市泉区の「ホテルルートイン仙台泉インター」。ホテルなどによると、9月19、20、22、23日に宮城スタジアム(宮城県利府町)で嵐がライブを開くことが明らかになった後の5月1日午前5時ごろ、ネットを使った予約申し込みが殺到していることに気づいたという。 203室のホテルなのに「予約」数千件 嵐公演で殺到か:朝日新聞デジタル より引用 5月1日の朝に何があったのか調べてみると、この日の早朝にテレビや新聞でコンサートの情報が流れたようですね。 お

    嵐のコンサートがあるとダブルブッキングしてしまうホテル予約システムを作ってみた
    NOV1975
    NOV1975 2015/05/07
    こういうのは当然トランザクションシステムやってるなら意識すべきなんだけど、逆に厳密性がいらないものにトランザクションシステムの考え方を適用しがちなのもなんとかしたい
  • 自宅の鍵を定期的に取り替える佐藤君(仮名)の話

    パスワードの定期的変更について元々違和感を持っています。今まで、理詰めでその違和感を解明しようとしてきましたが、それでも私の頭のなかのもやもやをうまく説明できたわけではありません。そこで、パスワードの定期的変更を「自宅の鍵を定期的に変更する比喩」を用いて、そのもやもやを説明したと思います。比喩によって精密な議論ができるとは思っておりませんので、あくまでも主観的な「もやもや」を説明する方便として読んでいただければ幸いです。ここに登場する佐藤は架空の人物です。 徳丸: 佐藤君は自宅の鍵を定期的に取り替えていると聞いたんだけど、当? 佐藤: 当ですよ。毎年に替えています。毎年年末に鍵を取り替えて、安心な気持ちで新年を迎えるんです。徳丸さんは替えてないんですか? 徳丸: 替えないよ。鍵を落としたりしたらまた別だけど、そういうのでもなければ替えないよね。佐藤君はなぜ毎年替えるの? 佐藤: だって

    NOV1975
    NOV1975 2014/11/07
    お家の鍵よりも番号式自転車の鍵とかの方が似ている気がする。それ、汚れ具合で番号バレてますから的な。
  • パスワード定期的変更の効能について徳丸さんに聞いてみた

    高橋: こんにちは、高橋です。今日は徳丸さんをお招きして、今話題のパスワードの定期的変更について、当のところ効果がないのか、その効能についてご説明いただきます。徳丸さん、よろしくお願いします。 徳丸: 徳丸です。いつもはパスワードの定期的変更にはあまり意味がないと主張していますが、今日はパスワードの定期的変更を擁護する立場なんですね。面白そうです。よろしくお願いします。 高橋: まず問題の整理についてです。IPAより9月3日に『「ID・パスワードのセキュリティ対策促進に関する広告等業務」 係る企画競争 』の仕様書(PDF)が公開されました。その仕様書中の行動喚起を促す対策事例の一つに「ID・パスワードは定期的に変更する」 があったので、セキュリティクラスタが騒ぎ出し、その結果かどうかは分かりませんが、9月9日に同仕様書が改定され、パスワードの定期的変更は対策例から削除されました。一連の議

    NOV1975
    NOV1975 2014/09/10
    僕が定期変更全く無意味ではないと思う理由のほとんどが書いてあった。
  • 書籍「気づけばプロ並みPHP」にリモートスクリプト実行の脆弱性

    書籍「気づけばプロ並みPHP」のサンプルスクリプトにリモートスクリプト実行の脆弱性があるので報告します。 はじめに Yahoo!知恵袋の質問を読んでいたら、以下の質問がありました。 気づけばプロ並みPHP (著)谷藤賢一 (発行)リックテレコムP112の画像をアップロードする機能でエラーがでます。 http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q11119835496 より引用 質問に対しては回答が既についてクローズされていましたが、引用されているソースを見て任意のファイルを任意のファイル名で、Web公開ディレクトリにアップロードできることに気づきました(下記)。 <?php // 略 $pro_gazou=$_FILES['gazou']; // 略 if($pro_gazou['size']>0) { if ($pro_

    NOV1975
    NOV1975 2014/01/27
    プロの現状とは(違
  • 間違いだらけのSQL識別子エスケープ

    これから3回連載の予定で、SQL識別子のエスケープの問題について記事を書きます。SQL識別子のエスケープについてはあまり解説記事などがなく、エンジニア間で十分な合意がないような気がしますので、これらの記事が議論のきっかけになれば幸いです。 3回の予定は以下のとおりです。 間違いだらけのSQL識別子エスケープ(稿) SQL識別子エスケープのバグの事例 SQL識別子は結局どうすればよいか ということで、まずはSQL識別子のエスケープの失敗例について説明します。この失敗例はあくまで説明のために作ったもので、実際のものではありません。また、想定が「ありえない」と思われるかもしれませんが、意図的なものですのでご容赦いただければと思います。また、「間違いだらけの」というタイトルは、今回の題材が間違いだらけという意味であり、巷のSQL呼び出しがそうであるという意味ではありません。稿に登場する人物と団

    NOV1975
    NOV1975 2013/12/25
    おこなのかな?
  • HTTPSを使ってもCookieの改変は防げないことを実験で試してみた

    寺田さんのブログエントリ「他人のCookieを操作する」には、通信路上の攻撃者がいる場合は、SSLを使っても、Cookieの盗聴を防ぐことはできるが、Cookieの改変を防ぐことはできないと指摘されています。いかにも寺田さんらしい簡にして要を得たエントリで、これに付け加えることはあまりないのですが、残念ながらまだ読んでいない人が多そうだと言うことと、より広い読者に向けて具体的に説明した方がよいだろうと考えました。 そこで、通信路上に攻撃者がいる典型例として、公衆無線LANの偽AP(アクセスポイント)があるケースを題材として、「HTTPSを使ってもCookieの改変は防げない」ことを説明します(Secure属性使うと盗聴は防げますが、改変は防げません)。長いエントリなので結論を先に書いておきます。 Secure属性がないCookieはHTTPSでも盗聴できる Cookieの改変についてはSe

    HTTPSを使ってもCookieの改変は防げないことを実験で試してみた
    NOV1975
    NOV1975 2013/10/02
    なるほど…そういわれてみれば的な方法だけどなかなか実践となると難しいところかも
  • パスワードリマインダが駄目な理由

    昨日、某著名サイトのパスワードリマインダの方式が変更になっていることに気がつきました。 旧: 現在のパスワードをメールで送信する(パスワードリマインダ) 新: パスワード再設定の画面のURLをメールで送信する(パスワードリセット) 新しい方式(パスワードリセット)の方が優れていますが、それでは何故パスワードリマインダは駄目で、パスワードリセットの方がよいのでしょうか。このエントリではその理由について説明します。 パスワードリマインダのリスク 良く指摘されるように、パスワードリマインダの場合、2つの問題があります。 現在のパスワードをメール送信できるということは、パスワードをハッシュ値で保存していない証拠である メールは平文通信なので、パスワードを書いたメールが盗聴されると被害が甚大になる これらのうち、パスワードの保存方法については別稿にゆずるとして、このエントリでは盗聴のリスクについて検

    NOV1975
    NOV1975 2013/05/11
    そういえば日経なんちゃらも昔はリマインダだったなあ。
  • Tポイントツールバーを導入するとSSL通信の履歴までもが盗聴可能になる

    twitterなどでTポイントツールバーの利用規約が話題になっています。このエントリでは、Tポイントツールバーを実際に導入して気づいた点を報告します。結論として、当該ツールバーを導入すると、利用者のアクセス履歴(SSL含む)が平文で送信され、盗聴可能な状態になります。 追記(2012/08/10 20:10) たくさんの方に読んでいただき、ありがとうございます。一部に誤解があるようですが、ツールバーが送信している内容はURLだけで、Cookieやレスポンスまでも送信しているわけではありません。URLを送信するだけでも、以下に示す危険性があるということです。 追記終わり 追記(2012/08/13 23:50) ポイントツールバーにバージョンアップがあり、WEB閲覧履歴の送信がSSL通信に変更されました。従って、WEB閲覧履歴が盗聴可能な状況は回避されました。日22:50頃確認しました。

    Tポイントツールバーを導入するとSSL通信の履歴までもが盗聴可能になる
    NOV1975
    NOV1975 2012/08/10
    仁義のレベルでやってはいけないこと。村八分くるぜ?
  • 処理開始後の例外処理では「サニタイズ」が有効な場合もある

    このエントリでは、脆弱性対処における例外処理について、奥一穂氏(@kazuho)との会話から私が学んだことを共有いたします。セキュアプログラミングの心得として、異常が起これば直ちにプログラムを終了することが推奨される場合がありますが、必ずしもそうではないというのが結論です。 はじめに Webアプリケーションの脆弱性対策では、脆弱性が発生するのはデータを使うところであるので、データを使う際の適切なエスケープ処理などで対処するのがよいと言われます。しかし、処理内容によってはエスケープができない場合もあり、その場合の対処についてはまだ定説がないと考えます。 エスケープができない場合の例としては、以下があります。 SQLの数値リテラルを構成する際に、入力に数値以外の文字が入っていた メール送信しようとしたが、メールアドレスに改行文字が入っていた 入力されたURLにリダイレクトしようとしたところ、U

    NOV1975
    NOV1975 2012/03/30
    サニタイズ自体は対症療法としても根本解決としても単体では不適格だけど、要件として必要な場合は個別に適用すべき処理だよね。
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