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ブックマーク / trivial.hatenadiary.jp (19)

  • 話が逆 - 一本足の蛸

    『ボランティア演奏』ということ|中村愛・ハープの弦は47ですを読んでいろいろ思ったことがあるのだけど、全部いちいち書くと長くなるので一つだけ。 演奏終わって、そちらの院長先生とお話していたら、「うちの家内は趣味でピアノをやってましてね、家にスタインウェイがあるんですよ」とのこと。 ※スタインウェイ=1千万超のピアノ ここの院長先生は趣味でそんな高いピアノ買う余裕があるのに、どうして1ヶ月の費もままならない私はわざわざここに1万円も出して自分の演奏を提供しに来たんだろう、とすごく疑問に思いました。 ボランティアって言われて行ったくせにおこがましいのですが、せめて交通費だけでも欲しかった。(当時私の月収5万) これは話が逆でしょう、と。 「家にスタンウェイがあるくせに、なぜ1万円の交通費が出せないのか」ではなく「1万円の交通費すら出さないくらいだからこそ、スタンウェイが買えたのだ」と考える

    NOV1975
    NOV1975 2014/01/25
    本当の金持ちはそういうの超越してるよ
  • 「それはお寿司ではない」 - 一本足の蛸

    どうしても寿司がべたくなる時があって、とはいえセレブではない身、スーパーで閉店間際の売れ残りの半額寿司をってまあ満足してしまうわけです。でも、たまにはもうちょっとマシな寿司がべたくなってしまう。とはいえカウンターのお店に行くわけでもなく、庶民の味方、回転寿司に。 まあ所詮B級な口ですから、一皿500円とかするお店には滅多に行かないわけです。たまたま新宿方面にいたらヨドバシに行く途中の地下の沼津港が美味いと思っていて、家の近所だと銚子丸がまあまあかな〜と思っていたりするわけですが、100円代でわせる店も意外とえるわけです。圧倒的にいいのは平禄寿司で、大江戸はまあまあ、という感じかな。※美味しさの感じ方には個人差があります。 んで、いわゆる「かっぱ寿司」系(くら寿司とかスシローとか)はほぼ行ったことがなかったんだけど、この寿司衝動を何とかしようと思って行って見ることにした。行ったのは

    「それはお寿司ではない」 - 一本足の蛸
    NOV1975
    NOV1975 2013/07/30
    回転寿司っていう時点で書く必要もないと思ってたけど「握り寿司」って書いたほうが良かったのかしら。(少なくともブクマのツッコミはみな「握り寿司」であることは前提にしているように思った)
  • 空論としての「哲学」 - 一本足の蛸

    さっき、はてなブックマーク - Twitter / fromdusktildawn: ちなみに哲学的に厳密に議論するなら100000回実験 ...経由で知った話。 Twitterというのは便利だけど怖いツールで、一連の発言のごく一部だけ切り取って筆者の意図を読者に誤認させることができる。そういうのは性に合わないので、前後のツイートも引用しておこう。 二人の論者が、因果関係の証明の基準について議論していて、双方とも自分たちは「哲学」の議論をしているのではないと認識している、という状況があったようだ。 しかし、私見では、これは少し違っていて、両者はまさに哲学の議論を行っている。ただ、二人とも「哲学」という語をかなり限定的に解釈している。現実に我々が行っている推論や判断とはかけ離れた空論、という感じだろうか。 確かに、哲学は常識を否定したり、自明だと考えられている事柄について懐疑を投げかけたりす

    空論としての「哲学」 - 一本足の蛸
    NOV1975
    NOV1975 2012/03/21
    因果関係の「証明」とは何かを説明すると科学と哲学の違いに踏み込んでしまうという話か。でも、ここに「哲学的な」という言葉は不要に思えるので、持ち出す時点でエラー気味。
  • 『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』はエロゲー業界への「トロイの木馬」になりかねない - 一本足の蛸

    NOV1975
    NOV1975 2010/10/05
    簡単に超えてしまえるボーダーだからこそ、表現で規制されたりするのだろうけどね。
  • かつて満員電車=人権蹂躙に立ち向かった人々がいた - 一本足の蛸

    満員電車は人権蹂躙だ。見知らぬ人に囲まれて身動き取れない状態で長時間閉じ込められるような事が毎日のように起こっているのは異常。痴漢の発生原因の一つにもなっているし、早急に対策が必要。 【略】 ちゃんと言うべき事は言わないとダメ。「満員電車はおかしい」と言わない人は人権蹂躙の共犯者だし、痴漢の共犯者。 まず、この共犯者どもを一掃しないとこの人権蹂躙の現状は無くならない。 満員電車放置ダメ! 絶対! これを読んで、1973年に起こった上尾事件と首都圏国電暴動を思い出した。どちらも、乗客たちの怒りが向けられたのは円滑に走らない電車に対してなので、「満員電車に立ち向かった」と言ってしまうとややずれるのだが、以下の記述を読めばそんな細かい事にツッコミを入れる気にはならないだろう。 3月13日の朝のラッシュは、決算期というのも重なって乗車率も300%を超していた。乗客の精神状態も極限に達しており、車内

    NOV1975
    NOV1975 2009/07/13
    インドみたいな。/文句を言わないのが民度なのかというと微妙だけど、暴動にならないのはよいことだ。その分対応が遅れるにしても。
  • モーニングサービスとは朝の礼拝のことか? - 一本足の蛸

    はてなブックマーク - 岡山市:外部監査 平成20年度 包括外部監査書 平成20年度報告書 第8章(図書館について)経由で報告書【PDF】を読んでみると、次のような一節*1があった。 岡山市図書館の統計等では「職員1人当たりの奉仕人口(F/L)」という用語が使用されているが、職員は何も無償奉仕しているのではなく給与の支払いを受け職務として行なっているのであるから、「奉仕」という言葉が誤解される可能性があるので監査人としては「職員1人当たりの貸出冊数(G/L)」という表現を用いている。 んー、これは言いがかりに近いように思う。 一般には「奉仕」というのは対価を求めない無償の活動を指すことが多いが、ここで言われているのはもちろんそういう意味での「奉仕」ではなくて、図書館奉仕のことだろう。 図書館が行っているサービスを「図書館奉仕(英:Library Services)」といい、代表的なものには

    モーニングサービスとは朝の礼拝のことか? - 一本足の蛸
    NOV1975
    NOV1975 2009/06/07
    誤解される可能性はあるよ。公務員は市民に奉仕しなければならない=無理難題を聞かなければいけないなんて勘違いを補強するという意味で。でも報酬の問題になるのは変だなw
  • 本能とそうでないものとをどうやって見分ければいいのだろう? - 一本足の蛸

    というような疑問を「○○は人間の能《だから正しい》」というありがちな論法 - ビジネスから1000000光年とか子供を産み育てることは人間の能 - Joeの救いようのない話を読んで、ふと思いついた。 で、例によってウィキペディアで調べてみた。 能(ほんのう)とは、動物(人間を含む)が生まれつき持っていると想定されている、ある行動へと駆り立てる性質のことを指す。現在、この用語は専門的にはほとんど用いられなくなっているが、同様の意味を持つ語として遺伝的基盤がある、生物学的基盤がある、等が用いられる。特定の行動や心理が「学習の結果」か「能」かと言う単純な二分法は19世紀末以来「氏か育ちか論争」として論じられてきたが、動物行動学では行動生態学の発展によって、心理学では認知心理学や発達心理学、行動遺伝学の進展によって、ほとんど見られなくなりつつある。 むぅ。「能とそうでないものとをどうやっ

    本能とそうでないものとをどうやって見分ければいいのだろう? - 一本足の蛸
    NOV1975
    NOV1975 2009/05/26
    少なくとも人間にとっては本能を持ち出すのは理性の敗北に近いと思うけど、こと肉体部分においては制御できないことはあるからなあ。
  • 登山と喫煙の違い - 一本足の蛸

    タバコがなぜこうも問題視されるのか。いうまでもなく、健康を害するリスクを高めるからである。 しかし、それなら、ひたすらにリスクを減らすことだけが正しく、リスクを増やす行動を取ることは愚かなのか。ぼくは、そうともいいきれないと思う。 その理屈でいうなら、登山などは愚行としかいいようがはず。山に登らなければ存在しない遭難死のリスクをわざわざ背負うわけだから。 しかし、一流の登山家は一般に賞賛すべきひとと見なされている。この落差は何なのか? 登山のリスクを採るひとと、タバコのリスクを採るひと、両者のあいだに何の違いがあるというのか? ぼくには、何の違いもないように思える。両者とも、リスクを支払ってでも得るものがある、という判断を下しているに過ぎない。 受動喫煙の問題を考慮に入れていないのが気になるところだが、それはさておき、登山と喫煙の間には見過ごすことのできない大きな違いがあるように思う。 そ

    登山と喫煙の違い - 一本足の蛸
    NOV1975
    NOV1975 2009/05/16
    うーん、同じだと思うけど。リスク密度(今作った造語)は山登りのほうが高そうだし。
  • 屋内できちんと「分煙」するのは結構難しい - 一本足の蛸

    数日前のこと。仕事の都合で訪れた会社で、少し時間があいたので何か飲もうと思い廊下の端に置かれていた飲料の自動販売機に近づくと、何だかえらくヤニ臭い。そのにおいは自販機に近づくにつれ耐え難いほど強まっていき、何か変だと思ったら、ちょうど自販機の隣のドアが開いて、中から人が出てきた。そう、その自販機は喫煙室の入口のすぐ隣に置いてあったのだ。 昔はオフィスの執務室でみんなスパスパ煙草を平気で吸っていて煙たかったものだが、昨今は喫煙者を喫煙室に押し込めることで事務スペースの空気はかなり清浄になった。その分、喫煙室や喫煙コーナーはとてつもなく煙の濃度が高い空間になってしまっている。あれでは喫煙者でも辛いだろうと思うのだが、ヤニで薄汚れたガラス窓越しに中を見ると案外平然としているので、慣れというのは恐ろしいものだ。 喫煙者が煙草部屋で煙に巻かれてどうなろうが知ったことではないのだが、部屋の外まで濃密な

    屋内できちんと「分煙」するのは結構難しい - 一本足の蛸
    NOV1975
    NOV1975 2009/04/18
    本題にはなんとなく同意/「百歩」は慣用句の中ではよく使われる多いことを表す言葉で、普通に使うよな。
  • 死刑制度を支持するということは、自分で手を下してでも死刑を執行したいということだ - 一本足の蛸

    ……という挑発的な見出しを思いついたのだが、それに見合った挑発的な内容が全然思い浮かばない。 中には「極悪人は自分の手で処刑してやってもいい」という人もいるだろうが、たぶん、大部分の人は「死刑には賛成するけど、自分が執行するのは嫌だなぁ。そのために刑務官がいるんでしょ*1」と思っているのではないだろうか。「死刑に賛成/自分が執行するのは嫌」というのは「肉はべたい/自分で屠畜するのは嫌」に似ている*2ように思うが、さて、このような考え方をどう評価すべきか。 そういえば「定額給付金には反対だけど、実施したら受け取るつもり」という考えはどうか、という議論もあったなぁ。 *1:もちろん、死刑を執行するために刑務官という職が置かれているわけではない。 *2:ただし、一方は社会制度の話で、もう一方は個人的な嗜好の話だから、完全に同型だということはないはず。

    死刑制度を支持するということは、自分で手を下してでも死刑を執行したいということだ - 一本足の蛸
    NOV1975
    NOV1975 2009/01/20
    昔はみんなでのこぎり引きとかあったよね。/遺族や苦しめられた人は自分の手で、と思っているかもしれない/この手のは「俺はやる!」という言明に弱そうだね。
  • 文化の敵は市場原理主義だけとは限らない - 一本足の蛸

    文化の需要 - good2nd経由でasahi.com:橋下知事が芸術論「残る文化は必死さが違う」 - 政治を読んだ。知事の発言はいつもの橋下節なので特に目新しいところはないが、学生側の「弱肉強」発言は少し気になった。もっとも、この種の記事は語気の強いところだけ抜き出して紹介するが常なので、文脈がわからないと批判もしづらい。 ここでちょっと脱線。ふと思いついて記事の一節を改変してみた。 橋下知事が「僕は学者や有識者に、人間にとって有用性がなくても守るべき自然を守れと批判されているが、有用性があろうがなかろうがお金をつぎ込むべきか」と問いかけると、「自然を費用対効果で考えるべきではない」との意見が出た。ただ、「有用性がなければ消えるのが当然。弱肉強だと思う」という声もあった。 最後は「残る種と残らない種の違いは、生き残りを図る生物の必死さ。消えそうだからといって、行政が特定の何かに金をぶ

    文化の敵は市場原理主義だけとは限らない - 一本足の蛸
    NOV1975
    NOV1975 2008/08/03
    公的資金で神社仏閣におまいりしているわけじゃないんだよね。
  • 駐車場料金はなぜ下がるのか - 一本足の蛸

    「30分=10円」の駐車場も:NBonline(日経ビジネス オンライン) この記事では駐車場料金が下がる原因をふたつ指摘している。 違法駐車取締強化→時間貸駐車場急増→供給過剰 ガソリン代急騰→クルマ離れ→駐車場稼働率低下 どちらも直近の状況の説明としては説得力がある。だが、駐車場料金の下落傾向は改正道路交通法が施行された2006年6月に始まったわけではない。地方都市では旧市街地を中心にもう十数年前から、いや、ところによっては数十年前から駐車場が無秩序に増え、料金が下がり、ときには無料化にまで至るという現象が生じているのだ。 以前、日政策投資銀行の藻谷浩介氏の講演会で聞いた話*1をもとに、そのメカニズムを説明しよう。 モータリゼーションと郊外化の進展に伴い、中心市街地の地盤沈下が始まる。 中心市街地の建物が老朽化または陳腐化するが、衰退しつつある地に積極的に資を投入して建物を建て直す

    駐車場料金はなぜ下がるのか - 一本足の蛸
    NOV1975
    NOV1975 2008/07/29
    ガソリン代以前に不況で車離れ、お店も潰れて土地余り、なんだろうけどね。
  • 1回3分の更新で簡単にアクセス数を稼ぐ方法【はてなダイアリー版】 - 一本足の蛸

    はてなブックマーク - 人気エントリーを開く。 いちばんブックマークが多い記事を選んでリンクする。たとえば、今見ると無題のドキュメント とんでもなく綺麗な水の画像下さいだったので、それにリンク。 リンク先の記事の見出しに対して否定的な見出しをつける。たとえば「綺麗な水の画像には毒がある」とか。 見出しから思いついたことを適当に書き散らす。元記事を読む必要はありません。 「保存する」ボタンを押す。 おしまい。

    1回3分の更新で簡単にアクセス数を稼ぐ方法【はてなダイアリー版】 - 一本足の蛸
    NOV1975
    NOV1975 2008/07/07
    「私はこの手法を行ったところ、かけがえのない友達を失いました。でも、その友だちは100万円払えば許してくれるって言っています。だから、XX銀行の口座番号YYYYYYに100万円振り込んでください。さもなければ…」
  • 2時間かかって書いた文章がわずか一瞬で完全消滅した。 - 一本足の蛸

    2時間かかって書いた文章がわずか一瞬で完全消滅した。

    2時間かかって書いた文章がわずか一瞬で完全消滅した。 - 一本足の蛸
    NOV1975
    NOV1975 2008/06/27
    仕事でExcelが死んで半日パアとか日常茶飯事ww/id:FTTH ヨハネスブルグコピペが書けそうな程度には不安w 割り込みで会議入って帰ってきた後の保存ミスとかも。
  • 見出しで結末を明かしてしまうのはいかがなものか - 一本足の蛸

    各所で大絶讃されている『とある飛空士への追憶』に対して、異議申し立てともいえる書評が某所にてアップされ、コメント欄で活発な議論が展開されているのだが、その文章の見出しはこの小説の結末をもろに明かしてしまっていて、これはいかんなぁと思った。 文中でのネタばらしは適切な事前の警告のもとで許容されると思うが、見出しでやられてしまうと避けようがない。 うーん、もうちょっと未読の人に配慮してもらえないかなぁ。 追記 二次被害を避けるため、上では「某所」と書いておいたが、よく考えれば見出しさえ書かなければリンクしても差し支えないことに気づいた。いちおう警告を発したうえで、リンクを張っておく。 【警告】下記リンク先では、記事見出しで『とある飛空士への追憶』の結末をあからさまに示しています。 既にこの小説を読んでいる人で、どのような感想が書かれているのか興味のある人だけここをクリックしてください。 追記

    見出しで結末を明かしてしまうのはいかがなものか - 一本足の蛸
    NOV1975
    NOV1975 2008/06/15
    物語の価値がそのネタを隠すことに立脚しているのであれば、責められても良いと思う。「犯人はXX」って話を聞いてて半分読んだらXXな人が出てきたらそりゃあネタバレだと思うだろうけど。
  • 叙述トリックとフェアプレイについて書かれた次の文章を読んで問いに答えなさい - 一本足の蛸

    話題の移り変わりが激しいウェブの世界では、今こんな話を持ち出すのはもう時代遅れかもしれないが、思いついたのがついさっきのことだったのだから仕方がない。では行きます。 中二病の魔王の中の人*1は実は男性だが、巧妙な叙述トリックによりあたかも女性であるかのように描写されている。もちろん、地の文で明確に女性だと書かれているわけではない。なお、作中のプロットとは直接関係ないが、中二病の魔王の中の人の職業は{看護師・助産師}だと地の文で書かれている。もちろん、これも性別を誤認させるための仕掛けの一つだ。事件の謎を解くための手がかりは豊富に与えられており、中二病の魔王の中の人が男性であることにさえ気づけば、容易に謎解きが可能であるが、女性だと思いこんでいる限り、登場人物の中に犯人の条件を満たす者がいないため、真相を見抜くことができない。 問 この文章の中の{ }内の語の選択によって、このミステリの評価

    叙述トリックとフェアプレイについて書かれた次の文章を読んで問いに答えなさい - 一本足の蛸
    NOV1975
    NOV1975 2007/11/03
    読んだあと「なるほど!」って思えそうなのは1だけだなあ。↑↑例示したいけどネタバレになるな。読者と作中人物が全く違うだまされかたをしている場合があったり。
  • そろそろ支持者がほぼ皆無の持論を乱暴にブチあげとこうか。 - 一本足の蛸

    「じゃあ格って何よ」という議論が手付かずです。 「格」? 虚辞でしょ。 前の記事を読んだときから思っていたのだが、一連の議論で他の人々が誰も「格」というタームを重視していないのに、どうしてややこしい問題を持ち込んで議論を混乱させるのか、その意図がわからない。 一部の人は「格」という言葉そのものに強い思い入れがあって、「何が格なのか/でないのか」という問題に拘る傾向があることは承知しているが、およそこの問題ほど実りがないものはない*1。あれほど「格! 格!」と言い続けた大乱歩ですら、『幻影城』の冒頭で探偵小説の定義を行う際には、「格探偵小説」という言葉を一度も用いなかった*2ことを思い出す*3べきだ。 そもそもミステリ界において「格」などという言葉は「格派vs.社会派」という対立構造がなくなった昭和の終わり頃*4にはほぼ歴史的使命*5を終えている*6。それ以降は、みんな好

    そろそろ支持者がほぼ皆無の持論を乱暴にブチあげとこうか。 - 一本足の蛸
    NOV1975
    NOV1975 2007/10/30
    SFとスペオペ論争みたいなもの?/パズラーとかはどうなのかな
  • 「違和感を感じる」表現 - 一本足の蛸

    中で一番気にかかったのは、『違和感を感じた』という一文。 僕自身は、かまわないと思っている表現なのだけど、こうしたものに違和感を覚える人がいるということも理解している。とても悩ましい。 僕の個人的感覚の中では、「違和感を覚える」と「違和感を感じる」には明確な差がある。言葉に換言するのは難しいのだけど、前者が大で後者が小というか、前者が実で後者が虚というか、何かそんな感じ。 なので、そのまま『違和感を覚えた』に直すわけにはいかない。そうすると、僕の中に違和感が残る。 http://track-back.net/t-umemura/archive/437 「違和感を感じる」以上に「言葉に換言する」のほうが気になるのだが、それはさておき。 「違和感を感じる」は、字面をみただけで「感」がダブっていてぎこちない。これが「屈辱感を感じる」ならさっさと「感」をひとつ削って「屈辱を感じる」に直すところだが

    「違和感を感じる」表現 - 一本足の蛸
    NOV1975
    NOV1975 2007/02/15
    違和感はあったりなかったりするものだと思ったけど。
  • 特に書くこともないので、最近見かけた凄い文章を晒してみよう - 一本足の蛸

    どうやら最近の僕の読書速度は知らず知らずのうちにそのギアがかなりのトップギアになっていたらしく(それはたとえば、国語のテスト問題で下線部の設問に該当するような文章の個所を見つけ出すような速度だ)、意味はつかめても情感を味わうことはできていなかったらしい。この日記を読んでいる人は、この日記の文章の速度がけっこうな早さであることをわかってもらえると思う。こんな速度でグラン・ヴァカンスを読んでいた。それではさすがにダメなのだ。これは……。 「ギア」と「トップギア」の重複 「トップギア」の前に程度を表す「かなり」 「下線部の設問に該当するような文章の個所」という分析困難な捻れ 「速度」と「早さ」の重複 「速さ」を「早さ」と表記 非常に密度の濃い文章でした。

    特に書くこともないので、最近見かけた凄い文章を晒してみよう - 一本足の蛸
    NOV1975
    NOV1975 2006/11/11
    野暮無間地獄。論文書いてるんなら問題だけどね。一種のポエムだしね。
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