印刷 15年ぶりに金網の施錠が解かれた萩之茶屋北公園=大阪市西成区、南出写す 大阪市西成区のあいりん地区にあり、周囲をフェンスで閉鎖されていた萩之茶屋北公園が18日、15年ぶりに住民らに開放された。「ホームレスを住み着かせないように」との市の措置だったが、周囲の子育て環境が改善され、「封印」が解かれることになった。 「これからはここで野球ができる」。公園の西向かいにある市立萩之茶屋小学校6年の男児(11)は18日、開放記念のイベントでこう言って笑顔を見せた。 同公園は、大阪市が1963年に整備。だがホームレスらが住み始めたため、76年に金網で囲んで施錠し、利用を制限した。鍵を管理する地元住民らの公園愛護会が高齢化で96年に解散してからは、「完全閉鎖」に。開放を求める声はあったが、公園西側に並ぶ屋台で覚醒剤が密売された事件などもあり、子育て環境の面から見送られた。 しかし市は09年1