統合開発環境 Eclipse のスクリプト言語用ライブラリの開発 ―Eclipse 上の作業を自動化するために― 1.背景 近年、Java 開発者を中心に、統合開発環境 Eclipse が急速に普及してきている。Eclipse は、プラグイン機構によって自分自身を拡張できることを特徴とする柔軟な開発環境である。 Eclipse のユーザは、Eclipse に足りない機能があれば、それをプラグインとして開発するこ とで、Eclipse の機能を拡張することができる。プラグイン機構による拡張性は非常に高く、 Eclipse に標準で付属する Java 開発環境である JDT(図 1)すら Eclipse のプラグインとして 提供されている程である。また、サードパーティによって多数のプラグインが開発されており、 その数は 1000 を超える。 しかし、Eclipse のプラグインを開発するには、