この項目では、司馬遼太郎の小説について説明しています。本作を原作としたテレビドラマについては「坂の上の雲 (テレビドラマ)」をご覧ください。 秋山好古・真之兄弟が明治13年から15年まで下宿していた旧旗本佐久間正節屋敷の存在した場所。麹町区土手三番町(現:千代田区五番町) 東京陸軍士官学校 (明治40年) 『坂の上の雲』(さかのうえのくも)は、司馬遼太郎の歴史小説。明治維新を成功させて近代国家として歩み出し、日露戦争勝利に至るまでの勃興期の明治日本を描く。 『産経新聞』夕刊に、1968年(昭和43年)4月22日から1972年(昭和47年)8月4日まで1296回にわたり連載された[1]。 司馬の代表作の一つとして広く知られ、長編作品としては初めての近代物である。維新を経て新国家に生まれ変わった日本が、欧米列強にさかんに学びながら近代国家としての体制を整えてゆき、日清戦争など幾多の困難を乗り越