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ブックマーク / cpplover.blogspot.com (13)

  • 本の虫: GCCのgit移行が難航中

    GCCはgitへの移行を計画しているが、GCCの既存のsubversionレポジトリをgitレポジトリに変換する作業が難航している。 GCCの移行作業を検証しているのは他ならぬEric S. Raymond(ESR)だ。 ESRお手製の変換ツール、reposurgeonはsubversionからgitへの変換ができる。 Resource page for reposurgeon 3.44 しかしGCCは30年もの歴史を持ち、そのsubversionレポジトリも複雑だ。 ESRはGCCのためにreposurgeonのバグを潰し、勢い変換しようと試みたが、意外な障害に出くわした。メモリ不足だ。 GCC's Conversion To Git Is Being Held Up By RAM, a.k.a. Crazy DDR4 Prices - Phoronix ESRの所有する64GBのメモリ

  • 年収1200万円と2億の資産でできる贅沢はパトロネージュ

    以下のはてな匿名ダイアリーの記事が注目を集めている。 贅沢な生活って何が楽しいの?(追記しました 独身34歳男、年収900万+配当収入300万くらい。 贅沢の良さがわからない。 家は相続で貰ったので家賃無し。金融資産は相続したものと合わせて2億を超えた。 生活費は月に12万くらい。配当込みで年間800万以上金が増えていく。 別に金を使うのが嫌いなわけではない。ただ、使う気がおきない。 この増田は1200万円の年収と2億の資産を保有している。増田が過去に行った贅沢は以下の通り。 飛行機のファーストクラス(100万円) ホテルのスイートルーム(100万円) オーダーメイドのスーツ(50万円) 懐石料理(20万円) ステーキ(10万円) これらの贅沢がありきたりでつまらないのは当然だ。なぜならば、これらの贅沢には、何も1200万円の年収と2億円の資産は必要ないからだ。ただ100万円を貯金して一度

  • 濫用に当たる職務質問を受けたと考えたので弁護士に相談して訴訟を起こすことになった話

    去る7月3日の午後の通勤途中に、私は職務質問を受けた。その次第は以下のブログ記事に職務質問を受けた当日書いて投稿した。ただし、投稿時に日付を超えてしまったので投稿日時は7月4日になっている。 の虫: 警察官に職務質問をされた話 さて、振り返って見るに、私は先日の職務質問が警察官職務執行法第一条に規定された、「目的のため必要な最小の限度」を超えていて、「濫用」にあたるのではないかと考える。というのも、 「下を向いて歩いていた」、「帽子を目深にかぶっていた」という理由は、同法二条にある「合理的に判断して何らかの犯罪を犯し、若しくは犯そうとしていると疑うに足りる相当な理由」にはならない。 仮に「疑うに足りる相当な理由」であったとしても、職務質問を開始してかなり早い段階で、その疑いに対して「重い荷物を背負って長距離を歩いたので疲れたのではないか」、「人間は下ぐらい向くものだ」、「日差しが強く帽子

  • 警察官に職務質問をされた話

    とても日差しの暑い7月、木場の自宅から銀座にある職場まで5kmの道を、5kgはある荷物を背負って徒歩で通勤していた。その日の私の出で立ちは、日焼けを防止するための大きな帽子、OD色の即乾シャツ、クライミング用のジーンズ風ストレッチパンツ、半長であった。勝鬨橋を超えて自販機で飲み物を買うと、急に警察官が3人近寄ってきた。 警察官「ちょっといいですか」 私「何ですか」 警察官「荷物の中を確認させていただきたい」 私「嫌です」 警察官「なぜですか」 私「応じる義務がないからです」 警察官「危険なものが入っているのではないですか」 私「入っていません」 警察官「では見せて証明してください」 私「見せる義務はありません」 このような問答がしばらく繰り返された挙句、私は出社をしなければならないのでその場を離れようとした。すると、警察官は回り込んで私の往来を妨害してくるではないか。人の往来を妨害するの

  • ビッグデータツールチェインのセキュリティはビッグリスク、あるいは、誰もHadoopをスクラッチからビルドする方法を知らない件について

    ビッグデータツールチェインのセキュリティはビッグリスク、あるいは、誰もHadoopをスクラッチからビルドする方法を知らない件について The sad state of sysadmin in the age of containers コンテナー時代のシステム管理者の惨状 システム管理は惨劇に見舞われている。現状は悲惨だ。 筆者は昔気質のシステム管理者に不満はない。システムの稼働を維持し、アップデートし、アップグレードする方法を知っている者達だ。 この憤りは、コンテナーと構築済みVMと、それらがもたらす、「信頼」や「アップグレード」の欠如による悲惨な惨劇に対するものだ。 例えば、Hadoopを見てみろ。誰もHadoopをスクラッチからビルドする方法を知っているようには見えないぞ。依存性とバージョンとビルドツールが悲惨なほどに絡まりあっている。 この手のイケてるツールの中で、古典的なmake

  • 500マイル以上離れた場所にメールが送れないのだが

    http://web.mit.edu/jemorris/humor/500-miles From: Trey Harris <trey@sage.org> 今から私が書く話は、起こりようのない問題についてだ。この話を広く一般に公開してしまうのは惜しい。というのも、いい酒の話のネタになるからだ。この物語は、退屈な詳細や問題を隠すために、多少事実を変えていて、物語を面白く脚色している。 数年前、私はキャンパスのメールシステムを保守する仕事をしていて、統計学部の学部長から電話を受けた。 「大学の外にメールを送るのに不具合が発生しているのだが」 「どんな問題でしょう?」と私はたずねた。 「500マイル以上メールを送れないのだよ」と学部長は説明した。 私はラテを吹き出した。「何だって?」 「ここから500マイル以上離れた場所にメールを送信できないのだよ」と学部長は繰り返した。「実際は、もう少しあるの

  • OpenGLでムカつくこと

    Rich Geldreich's Blog: Things that drive me nuts about OpenGL Valve社員のRich Geldreichが、OpenGLの設計が古臭すぎることについて不満を爆発させている。 OpenGLについてムカつくことを脳内ダンプしてみる(これは個人的な件秋であって、Valveや同僚の見解ではない。あと、ここ数年、OpenGLと格闘してきたので、今日は機嫌が悪い)。これを投稿する理由はこうだ。GL APIには再設計が必要だ。というのも、思うに、MantleやD3D12がどうせ昼飯前にOpenGL APIを駆逐してしまうだろうから、この問題については、今考える必要があるのだ。 ここに見れば些細な問題もある。単にAPIのトレースの問題というのもある。しかし、それらの問題が積み重なって、他の開発者にGL APIという環境に飛び込むよう誘うのを躊

  • rm -rfしちゃったけどどうする

    rm -rf remains rm -rfの後に残りしもの 遊びのために、筆者は新しいLinuxサーバーを立ち上げて、rootでrm -rf /を実行して、何が残るかをみてみた。どうやら、今のrmというのは筆者のようなアホを相手にしなければならない未来に生きているようなので、実際に実行するには、--no-preserve-rootをつける必要があった。 # rm -rf --no-preserve-root / かかるおろかなる行為の後では、 /bin/ls /bin/cat /bin/chmod /usr/bin/file のような、偉大なるツールのたぐいはみな消え失せてしまった。まだ、ssh接続とbashセッションは生きているはずだ。つまり、bashの組み込みコマンドであるechoとかは残っているということだ。 Bashマクガイバーたれ root@rmrf:/# ls -bash: /

    rm -rfしちゃったけどどうする
  • ドワンゴの女子マネという過酷な訓練

    ドワンゴ現在、ドワンゴでは「女子マネ弁当」という企画が復活している。 過去の女子マネ弁当の様子については、すでに社外にも相当の情報が出回っているので、例えば以下のような情報を参考にしてもらいたい。 【第1回】ドワンゴ大改革の鍵は、インフラと女子マネージャー。|川上量生の胸のうち|川上量生|cakes(ケイクス) ドワンゴ「助けて! エンジニアが朝出社しないの!」→ 女子マネージャーが弁当を手渡してくれる「女子マネ弁当」システム導入で生活習慣改善へ - ねとらぼ 今回は、その女子マネ弁当の実情に迫る、社内からのレポートをお届けする。 女子マネ弁当の概要とは以下の通りである。 3月17日から、4月25日までの一ヶ月間、午前10時30分までに出社すると、以下の特典がある 午前10時30分から、エンジ色のジャージを来た女子マネ人員(なぜか若い女性のみで構成されている男女比率の偏った集団)が、エンジ

  • ドワンゴに入社した

    そう。タイトル通りだ。筆者、江添亮はドワンゴに雇用された。一体、どのような経緯でドワンゴに入社するに至ったのか。また、どんな仕事をしているのか。それを説明するには、時系列を追って書いたほうがいいだろう。 2013年8月21日 ふとみると、以下のようなサブジェクトのメールが届いていた。 【ご相談】ドワンゴ主催の C++11, 14 に関する勉強会にスピーカーとしてご参加頂けないでしょうか C++11? C++14? なんと、日C++14などという単語を知っている企業があったのか。しかし・・・ドワンゴ? SPAMだろうか。いや、こんなにピンポイントなSPAMがあるわけがない。 それにしても解せないメールだ。ドワンゴといえば、もちろん、あの有名なニコニコ動画の企業だ。ニコニコ動画と言えばWebサイトだ。ニコニコ動画やその関連サービスの開発にC++を使っているのだろうか。いやまて、たしか子会社

  • C++11参考書の公開:C++11の文法と機能

    C++11の参考書をGitHubで公開する。 GitHub: EzoeRyou/cpp-book GitHubからzipでダウンロード GitHub Pagesでの閲覧:C++11の文法と機能 序 書はC++11のコア言語の文法と機能を、標準規格書に従って解説したものである。正式なC++規格書として発行された後の、ひとつ後のドラフト規格、N3337 を参考にしている。ドラフト規格を参考にした理由は、正式なC++規格書は、個人での入手が煩わしいためである。読者に入手が困難な資料を元に記述された参考書は価値がない。そのため、読者が容易に入手できるドラフト規格のうち、正式なC++規格書とほとんどかわらないN3337を参考にした。 書の対象読者は、C++を記述するものである。C++実装者ではない。そのため、サンプルコードを増やし、冗長な解説を増やし、C++コンパイラーを実装するための詳細な定義

  • ババア補完計画

    書はクッキー・クリッカーについて先に成し遂げられし預言書、クッキー・クリッカーについての続編である。読者は前編を読み、またクッキー・クリッカーを反物質変換装置を購入した時点まで進めることが強く推奨されている。今回は、並行してゲームを行うことは推奨しない。書は将来の備えと覚悟のために読んでもらいたい。読者はいずれ到達しなければならない未来なのだから。 クッキー・クリッカー の虫: クッキー・クリッカーについて 読者よ。クッキーの忠実なる臣にして生産者よ。汝はついに、クッキー生産の頂点、反物質変換装置を購入するに到れり。何ぞや。反物質変換装置はV.1.0.36における最終ビルディングにして、これより購入クッキー額高き、またCpS高きビルディングなし。されど、汝はさらなるクッキーを求めんと欲す。汝はさらなるクッキーを生産を望まんと欲す。その意思、まことに偉大なり。如何となれば、世にクッキー

  • 本の虫: 汎用コンピュータ戦争

    28c3: The coming war on general computation Transcript: transcript.md at master from jwise/28c3-doctorow - GitHub 今夜は、著作権に関しての話はしない。著作権の話はもうたくさんしてきた。文化とか創造性の問題というのは興味深いが、正直なところ、もううんざりだ。僕のようなフリーランスのライターの日銭を稼ぐ現状の変化については、YouTubeで僕の昔のスピーチ動画を探せばいい。今夜は、もっと重要な話をする。汎用コンピューターについてだ。 汎用コンピューターというのは、実際、素晴らしいものだ。あまりに素晴らしいので、我々の社会はまだその真価を完全に把握していない。なんのためにあるのか、なぜ動作するのか、どうやって付き合っていけばいいのか。この疑問は、残念ながら、著作権の話へとつながる。

    本の虫: 汎用コンピュータ戦争
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