まとめ主が考えるポイント ・「鼻血なんかねーよ」と言ってしまっていいのか? ・実感として「抑圧されている」と感じている人たちがいるのは事実ではないのか? 自業自得と切り捨てて済むのか? 姉妹まとめ 続きを読む
荒木田氏は、「福島に住めない」という発言を使わないでほしいとスピリッツ編集部に要請していたそうですが「作品は作者のもの」と拒否されたそうです。(欄外参照) 編集部によると、荒木田氏は2年前に原作者の雁屋哲氏らと出会い、取材を受けるようになった。体験や持論を伝えるなかで、こうした発言もした。 これに対し、編集部は「作品は作者のもので登場人物のものではない」と説明。荒木田氏は「作品の中身の是非まで言う立場にない」と最終的に伝えたという。 取材に対し、編集部は一連の事実関係を認め、「同じ土地に住んでいても個々人によって判断が異なり、それぞれが被曝(ひばく)について考えることがある。広く『福島』とする表現を作者が採用したことには意味があると考えた」としている。(朝日新聞5月21日) ひどい話ですね。形式的には表現・構成は著者・編集部の権利に属するわけですが、取材協力者が不利益があると申し立てた場合
雁屋哲氏原作の漫画「美味(おい)しんぼ」の原発事故による健康影響の描写をめぐる騒動は、作者の極端な反原発の姿勢に加え、発表誌編集部の曖昧な対応もあって混乱が続いている。 もともと漫画は、小説と同様フィクションであって、ありもしない話を楽しむものだ。だが今回は、原発問題に関して特定の立場に立つ作者が、実在の人物を描いて根拠不明のメッセージを伝えようとしたことがフィクションの範囲を大きく逸脱する結果となった。 どれほど偏ったものであれ、主張は主張として論文のような形で表現すればよかったのだが、なぜか作者は、事実と虚構を意図的に混同する手法を採った。 似たような話が作家の松本清張(1992年没)にもあった。清張は下山事件(49年)を扱った作品の中で、米軍が真犯人だとした。体裁はノンフィクションで、読者の多くは清張なりの事実についての判断と受け止めた。 が、歴史学者秦郁彦氏の『昭和史の謎を追う』と
明治天皇の玄孫(やしゃご)で憲法学者の竹田恒泰氏が17日、被ばく描写で物議をかもした漫画「美味しんぼ」問題について、作者の雁屋哲氏を「脱原発運動の足を引っ張っているだけ」とTwitterで糾弾した。 竹田氏は「雁屋哲は脱原発派の恥。1F見学しただけで鼻血とはあきれる」(原文ママ)とバッサリ。「それが事実なら一回約10~20mSv被曝するCTを受けた人は皆鼻血まみれでなければ辻褄が合わない。放射線は正しく怖れるものであり、根拠なく煽るべきものではない」と、問題となっている「美味しんぼ」での表現を批判し、さらに雁屋氏を「脱原発運動の足を引っ張っているだけ。福島の人が怒って当然だ」と切り捨てた。 「美味しんぼ」をめぐっては、登場人物が福島第一原発を見学した後、疲労感や鼻血が出る症状を訴えるシーンが描かれたことで、風評被害を助長するとして福島県などから抗議を受けるなど話題となっていた。
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事故後被災地ではたしかに「美味しんぼ」が描くように鼻血が出ていました。 ただし原因は大量の瓦礫粉塵や塩を含んだ泥と砂が混じった土砂であって、放射能とはなんの関係もありません。 しかし、そうと分かったのは状況が落ち着いてからのことです。 枝野官房長官の「ただちに健康に影響はない」といったコメントでかえって不安をかきたてられる始末でした。 「え、ただちに?中長期にはあるのか?」と国民誰しも思ったはずです。完全な政府の情報の出し方の失敗です。 そして致命的なSPEEDI情報の隠匿が重なり、「公表された情報は信じられない。なにか重大な情報を隠しているはずだ」という長く「被曝」地を苦しめた風評被害につながっていきます。 鼻血症状が原発事故と重なった福島浜通地域では、「もしかしてこの鼻血は放射能のためではないか」と脅える人が大勢出ました。 松戸、柏、東葛などの地域では、折からの降雨を浴びた人たちに放射
『美味しんぼ』騒動、ついに休載にまでなった。もともとの予定のそうやけど、それが本当なら、作者と出版社はむちゃくちゃ美味しい話や。落ち目の漫画に活を入れて、連載再開時には、確実に部数増。 今後は、ネタに困ったらフクシマ(※注1 ←読んでな)へ、ホウシャセンを浴びに行くんやろ。次はどんな過激なことを始めるか。最悪の展開や。特に、今後の復興を本気で考えている人たちには、ダメージが大きいと思う。 大阪弁には「ややこしい」という表現がある。「具体的な理由は不明だ(もしくは憚られる)が、とにかく良くない不確定要素を含んでいる」というぐらいの意味や。ただし、結構、きつい言い方とされている。 一昔前、よく使われてたのは、特定の地域を差別する場合や。「あそこらへんは、ややこしいでっせ」と言えば、同和地区を含んでいるという意味になる。ほかには、会社が潰れかけているという意味もある。「あの会社、デリバティブでや
雁屋哲氏による『美味しんぼ』鼻血問題、批判を受けて掲載誌『スピリッツ』が特集記事を載せるそうで。 海原雄山がしかめっ面で「む、私も鼻血が出た」って言っているコマなんか、ほとんどギャグだと思う。それはさておきこの問題って、結局のところ「現地の人が言っていたから書きました」「オレが経験したんだから書きました」っていう、悪い意味でバイアスを欠いている点が問題なんじゃないかと思います。 『美味しんぼ』はフィクションだけど、食に関する情報、特に今回は福島の現状に関する情報など、取材に基づいた真実であるという前提で読者が受け取るであろう描き方をしている点で、求められるモラルは報道と同種のものだろうと思います。 通常、メディアが報道する際に「バイアス」がかかるというのは、よろしくないことであるかのように言われることが多いですが、必ずしもそうではない場面もあります。メディア側が「取材した相手がこう言ってい
今回の「美味しんぼ」騒ぎは、福島第一原発事故以来、低線量被曝というリスクに対して、日本中を覆い尽くしていた大混乱を多少なりとも整理するには、非常に良いチャンスだったのだろうと思います。 たまたまFacebookにある方がアップした記事が大変気になったのがきっかけで、「科学的な真実」とはどのようなことを意味するか、について、長文のコメントを書きました。それがきっかけになって、結果的にかなり長い対話が行われました。折角ですし、ここで示す視点からの議論は本質的であると思っていますが、比較的少数のように思いましたので、記録に残しておきたいと思います。 話題は、「美味しんぼ流の真実」と「科学的に証明された事実」とは全くの別物。 安井コメント 美味しんぼの著者はブログで、「私は自分が福島を2年かけて取材をして、しっかりとすくい取った真実をありのままに書くことがどうして批判されなければならないのか分から
「美味しんぼ」という漫画で、福島で鼻血を出す人が増えている、という描写があり、それがあたかも放射線の影響である、という印象を与えており、何かと問題になっている。 こういう描写を肯定する意見の中に、「事実を書くのは問題ない」というものがある。しかし、こうした表現の問題点は「事実かどうか」なのではなく、「風評被害を起こすのか」ということと、「福島の人がどう感じるのか」なのである。 たとえ事実だけしか言わなくても、十分に風評被害は起こすことができる。 私は長崎市在住で被爆二世である。その立場からいくつか「長崎の真実」を書きたい。 まず、長崎は何の除染もされていない。当然、今でも放射線量が周囲より高い場所が存在する。そうした場所を除染しよう、という話は、全く起こっていない。 ちなみに、放射線量が高いといっても、健康に影響を及ぼすような量ではない。 次に、福島の事故後にも起こったことだが、放射性物質
「私が思うに、福島で鼻血が出たり、ひどい疲労感で苦しむ人が大勢いるのは、被ばくしたらかですよ」 福島第一原子力発電所のある双葉町の前長である井戸川克隆さんの"この証言"から始まったマンガ『美味しんぼ 福島の真実編』最新話。本日(5月12日)発売の週刊ビックコミックスピリッツ24号に掲載され、早速、物議を醸しています。 前号で、福島第一原発を訪れた主人公らが原因不明の鼻血を出し、また井戸川さんが「福島では同じ症状の人が大勢いますよ」と語っていましたが、最新号ではさらに踏み込み、その理由まで言及しております。つまり今号では、福島では多くの人が鼻血を出したり、ひどい疲労感で苦しむ人がいるが、その理由は「被ばく」だと、双葉町の前町長が明言しているのです。また、作中で井戸川さんは「私は前町長として双葉町の町民に福島県内には住むなと言っているんです」と話しています。「福島の真実編」と銘打って、この発言
「美味しんぼ」24号は確かに雁屋氏が予告したとおり、完全に「発狂」状態な内容となっています。(※本日の「美味しんぼ」の切り抜きはすべて24号) 今回「美味しんぼ」は、「除染をしても汚染は取れない」「福島はもう住めない、安全には暮らせない」という決定的とも言える暴言を載せています。 もう逃げられません。ここまで明確に「福島は除染しても住めない」と書いたからには、雁屋哲氏、スピリッツ編集部はもちろんのこと、小学館にまでしっかりと責任を取ってもらわねばなりません。 今回アップしたように、すべての関係自治体からは猛烈な抗議が来ています。 いままで、24号を見てからと態度を保留していた福島県も公式に極めて異例で、かつ冷たい怒りに満ちた見解を公表しています。(欄外参照) 大阪市長の橋下氏は法的措置まで匂わせており、小学館の対応次第では、訴訟に踏み切るかもしれません。(欄外参照) 小学館はおそらくもう出
2014年05月12日23:26 カテゴリ 週刊ビッグコミックススピリッツ4月28日及び5月12日発売号における美味しんぼの放射能関連についての環境省、福島県、双葉町、大阪府、大阪市の抗議等 今日まで、皆さんへのご報告第一弾を延ばしていたのは、以下の事情によります。 本日発売の号でも、「大阪の瓦礫焼却場付近の住民に呼吸器系の症状が出ている」「(双葉町前町長)今の福島に住んではいけない」「(福島大准教授)除染作業のたびに喉が痛くなるなど具合が悪くなる」「除染をしても汚染はとれない」「福島はもう住めない」等が、漫画「美味しんぼ」に掲載されました。 4月28日発売号における「福島第一原発の見学者が疲労感と鼻血の症状を訴え、福島では同じ症状の人が大勢いる」との表現への対応とあわせて、政府(環境省)、福島県、双葉町、大阪府・大阪市が対応文や抗議文を改めて公表することになっており、実際公表されましたの
前町長「鼻血は被ばくのせい」美味しんぼ最新号 本日は月曜日なのでスピリッツ買った人の多くは目が点になったと思う。実はずっと昔、インターネットの黎明期にスピリッツにミニコラムを連載していたこともあり、非常に親近感があった私ではございますが、大炎上となっている様子には微妙な違和感を持ってる。というのはこれは「正義感と正義感の戦い」だからだ。原作者の雁屋氏も正義感で自分の身はどうなってもと思ってやっていることだし、逆に「これはヒドイ」と言ってる人たちも正義感だ。金儲けのために対放射線サプリを売るような「悪」と戦うならまだしも、正義と正義の戦いだからたちが悪い。アルカイダ VS アメリカみたいなもんだ。 さて、美味しんぼの原作者の雁屋さんはオーストラリア在住である。私の知っていた時代は日本に取材専門のライターが複数いて、雁屋さんの指示で取材したり作画用の写真を撮って漫画家に渡していたが今は知らない
橋下市長「美味しんぼ」愛読者だが残念 拡大 東京電力福島第1原発を訪問した主人公らが鼻血を出す描写が物議を醸している漫画「美味しんぼ」が、12日発売の最新号で、昨秋まで東日本大震災の廃棄物の受け入れ・焼却処分を行った大阪市でも焼却場近くで約8割の住民が健康不調を訴えている旨の説明表現を掲載した。 これに対し大阪市は事実関係を否定し、掲載誌を発行する小学館に抗議文を送付。橋下徹市長(44)は「フィクションという漫画の世界でも、ちょっとやりすぎ。作者が取材に基づいていると言ってるようなので、事実というなら根拠を示してほしい」と要求した。 橋下市長は、現状、医師会や区役所に聞いたところ当該事実は確認できなかったと説明。小学館や作者・雁屋哲氏に対して「事実なら大問題。すぐに対応しないといけないので、どういう根拠があるのかを知りたい」と回答を求めた。 そのうえで橋下市長は「ネット上に根拠らしいアンケ
こんなことを書くと、ナニ言ってんだかと笑われそうですが、恥ずかしながら私は「美味しんぼ」のけっこういい読者でした。 ちょうど私が農民志願したと同時期に書き出された極初期の「美味しんぼ」は、当時のバブル文化が生み出した飽食批判を基調としていたためもあって、私と共鳴するところが多かったのでしょう。 山岡のいつでもこんな会社辞めてやらぁという野良犬のようなハグレっぷりも、脱サラして、親から勘当されるようにして誰ひとり知り合いのいない村に飛び込んだ当時の私にとって同類のように見えたのかもしれません。 しかし、「美味しんぼ」が空前の大ヒットとなり、スピリッツの押しも押されもせぬ金看板になるにしたがって、山岡は朝日新聞社の、いや違った東西新聞社の社運を背負う男にまで成り上がっていきます。 言ってみれば、野良犬がよき飼い犬となり、やがて自ら権力そのものになっていったのです。まさに今の雁屋哲氏の如くです。
本日発行の週刊ビッグコミックスピリッツに掲載された漫画「美味しんぼ」において、 大阪府、大阪市で行った岩手県の災害廃棄物の処理に関して、下記のとおり事実と異なる 極めて不適切な記述がありました。 そのため、発行元の小学館に対して、大阪市とともに5月9日に該当する箇所の削除・ 訂正の申し入れを行った上で、本日、厳重に抗議を行いましたので、お知らせします。 記1 漫画における記述 「大阪で、受け入れたガレキを処理する焼却場の近くに住む住民1000人ほどを対象に、お 母さんたちが調査したところ、放射線だけの影響と断定はできませんが、眼や呼吸器系の 症状が出ています。」 「鼻血、眼、のどや皮膚などに、不快な症状を訴える人が約800人もあったのです。」2 大阪府の見解 大阪府・市は、岩手県宮古地区の災害廃棄物を受け入れましたが、運搬や焼却などの各 段階において
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