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ブックマーク / blog.goo.ne.jp/micropterusandsalmo (21)

  • ならなしとり止めます - ならなしとり

    突然ですが。このブログを閉めます。去年の8月からモチベーションが低下していたのもありますし、ネットに疲れたのもありますが、身内が倒れて要介護になったもので。 まだ、対熊森用の資料価値はあるようですし、ブログそのものは残しますが、gooで新しい記事は書かないでしょうね。このブログで広がった人脈もあるので無駄ではなかったです。始めるとしたらどこか別の場所で落ちついたころに始めます。 4年のご愛顧ありがとうございました。

    ならなしとり止めます - ならなしとり
    OSATO
    OSATO 2012/04/01
     色々勉強させてもらい、おかげさまで新たな視点も広がりました。ありがとうございました。またいずれお会いしましょう。
  • 教科書を読んでテストに挑め - ならなしとり

    外来生物問題を主に扱います。ときどきその他のことも。このブログでは基的に名無しさんは相手にしませんのであしからず。 きっかけは産経新聞のこの記事。 世界遺産とトンデモ科学 「生物の同一種が同じ形態になるのは、形態形成場に時空を超えた共鳴現象が起きることによる」 十数年前に英国の生物学者ルパード・シェルドレイクが提唱した「形態形成場仮説」だ。外部の集団と教えあったり真似(まね)しあったりしなくても、どこかでいったん「形の場」ができあがれば、他の同一種は時間や空間を超えた「形の共鳴」というプロセスで導かれていくという仮説である。 例えばロンドンの実験室でラットの集団にある行動パターンを学習させると、まったく交流のないニューヨークの別のラットはもっと短い期間で身につけるという。これは進化には科学の力をもってしても解き明かすことができぬ、何やら大きな力が働いているというオカルト風な発想であり、こ

    教科書を読んでテストに挑め - ならなしとり
    OSATO
    OSATO 2011/09/29
     ごもっとも。
  • また武田邦彦のねつ造か - ならなしとり

    外来生物問題を主に扱います。ときどきその他のことも。このブログでは基的に名無しさんは相手にしませんのであしからず。 いわき市にて市長が「福島産の牛乳や材は危険だという風評を払拭するため」という発言をして不評を買ったという話が流れていますが、情報源の武田邦彦がねつ造した話のようですね。すでに人のHPから該当記事は削除されていますが、ネットにはコピペが転がっています。 武田邦彦教授がいわき市長に緊急提言「福島県産の材を給に使うな」 僕にしてみれば、これで“専門家”の発言として通用するのが理解できないですね。心配に同調して煽るのが専門家のすることですか(一部の安心したいだけの人はYESと言いそうですが)?具体的な危険性について何ら語っていないというのに。昔の肩書ってすごいですねぇ(棒)。 そして、肝心の市長の発言ですが、どうやらそんな発言はなかった模様。 いわき市市長発言は“なかった”

    OSATO
    OSATO 2011/05/01
     とうとう「武田邦彦」タグ作っちゃったよ…。
  • 熊森批判2010年度まとめ その6 熊森批判をしているブログ - ならなしとり

    今回はならなしとり以外で熊森批判をしているところを取り上げたいと思います。 生態学方面からやっているところ 日々雑感 【日熊森協会への疑問】 熊森批判としては僕と同じく、去年の秋以前からやっていたブログ。古株のひとつですね。 紺色のひと 【熊森】 twitter上でよくやり取りするAsayさんのブログ。記事の数こそ少ないですが内容は濃密。うちよりも万人向けだと思います。 生態学+トンデモの連鎖に注目しているところ akira's room 「熊森とひっつきもっつき」は必見。トイレを素手で掃除する(衛生面で問題のある)運動とドングリ運び、危険性を容易に想定できるのにしないあたりが似通っていますね。 Gazing at the Celestial Blue 碧さんのブログ。今、巷で話題になっている水源買収問題ですが、その背後には熊森の影が・・・。日の水源の森ってどう危ないのだろう?その1

    熊森批判2010年度まとめ その6 熊森批判をしているブログ - ならなしとり
  • 数多くのクレームで変わったら苦労しない - ならなしとり

    外来生物問題を主に扱います。ときどきその他のことも。このブログでは基的に名無しさんは相手にしませんのであしからず。 これは、熊森の電話攻撃について思うことなどです。熊森に限った事でもないんですけどね。彼らが行政に対して要求する時は、大概、メールや電話を行政にするよう煽ります。 それについての弊害は過去に書きました。 今回はクレームに対する梨の所感です。 結論から言うと、大概の煽って送りつけるクレームは無意味だと思っています。ドングリ運びで熊森にドングリを送った人もそうですが、じゃあ彼らはその後どれだけクマのことを勉強しているの?と思うんですよ。 煽られて斜里町などにクレームを送った人もですが、じゃあその後なにしてんのよ? ほとんどはクレームをしたことも忘れて日常を送っているでしょうね。 それで何が変わったんでしょう?あのあと斜里町は何かクマ対策を変えましたか?(もともと通常業務の範囲内な

    数多くのクレームで変わったら苦労しない - ならなしとり
    OSATO
    OSATO 2011/03/06
     「批判なりクレームをつけるなら質が重要で数はその次」<その通りです。
  • 組織としての熊森 自浄作用は期待できるか? - ならなしとり

    「無いもの」を期待しても… (原発計画凍結) 2011-04-04 01:58:22 はじめまして 常々、見させてもらっています。 私は、熊森が「巻き枯らし間伐」を行っているところからそれほど遠くないところで いわゆる「企業の森」活動を行っており、「巻き枯らし」の弊害がこちらには及ば ないで欲しいと願っています。 さて、題ですが、熊森は自身のブログ http://kumamori.org/news/blog/2011/03/25/recent-act/3742/ で次のようなことを言っています。 引用開始 塩は放射性物質を押さえるのでしょうか。 わたしたちには分かりませんが、ご参考になさってください。 引用終わり 掲載して1週間以上なるのに掲載されたままになっていますから彼らの公式意見で あると考えられますが、このことから次のことが明らかです。 1)彼らは明らかなウソ・デマを表明してはば

    組織としての熊森 自浄作用は期待できるか? - ならなしとり
  • それでいいのかマスメディア 熊森報道に思う - ならなしとり

    外来生物問題を主に扱います。ときどきその他のことも。このブログでは基的に名無しさんは相手にしませんのであしからず。 熊森のドングリ運びが落ち着いたと思ったら、またメディアがやらかしてくれました。管理人、この前もメディアにブチ切れたばかりなのにね。アハハ。 ドングリ:餌不足のクマのため山にまこう 群馬・高崎 内容は、ほぼ熊森の主張に沿ったもの。ドングリ運びを誰でもできる美談としてとらえ、ドングリ運びに参加した人たちの声を好意的に紹介しています。生態系などへの影響はまったく考慮していません。 ドングリ運びの問題点については過去に書いた物へのリンクを貼っておきます。 自治体のクマ対策 基のキホンと現状 そんな熊森で大丈夫か? 熊森のドングリ運びへの見解に突っ込んでみる この記事を書いたのは鳥井真平記者という方だそうです。正直、取材を真面目にやっているとは思えません。いまどき、Google検索

    それでいいのかマスメディア 熊森報道に思う - ならなしとり
  • クニマスの再発見と外来生物問題と - ならなしとり

    外来生物問題を主に扱います。ときどきその他のことも。このブログでは基的に名無しさんは相手にしませんのであしからず。 先日、さかなクン氏、中坊教授らによって日で絶滅したと思われていた淡水魚のクニマスが再発見されました。今回の発表は論文が受理(うちの雑誌に載せるだけの価値があるよ)されたので出したものでしょう。 クニマスはいままでの分類ではベニザケ(ヒメマス)の亜種と分類されていました。 今回は外部の形態と遺伝情報を調べてクニマスと断定したそうです。ではどのような部分を調べたのか?詳しくは論文待ちですが、梨の予想を書いてみます。 鰓耙(さいは) 魚の鰓(えら)には鰓耙という水をろ過して浮遊生物を消化管に送り込むための器官があります。これはプランクトンの魚類でとくに発達しています。サケ科ではオショロコマとミヤベイワナを見分ける要素の一つが鰓耙の数です。ミヤベイワナはオショロコマの亜種ですが

    クニマスの再発見と外来生物問題と - ならなしとり
    OSATO
    OSATO 2010/12/20
     他の湖に放流した分はだめだったそうだから、これは本当にレアケースとして取り扱わなければいけないでしょうね。
  • そんな熊森で大丈夫か? 熊森のドングリ運びへの見解に突っ込んでみる - ならなしとり

    揚げ足を取ると取り返される ("ね") 2010-12-08 23:42:58 批評とか説明なんかをしていると、相手に知恵を付けてるんじゃないかと不安になる時があります。 技術士や獣医師や動物取扱者はいなくとも、弁護士はいますからね。 錯誤捕獲や錯誤捕獲した個体を放獣しない場合の違法性とか、錯誤捕獲や有害捕獲した個体の放獣先について、地域個体群を意識しなくてはならないとか、かえって言いがかりの材料を提供しているのではと。 実際そんなことはないですが、言ったもん、やったもん勝ちで後先考えずに「実践」されるので、さわげる材料だけあればいい的な面がある意味恐いです。 ぼやきになってしまいますが。 梨さんのblogは私の中の漠然ともやもやした問題意識をしゃきっとさせてくれるので読んでいて刺激になります。 Unknown (ハガクレ) 2010-12-09 13:42:53 あえて熊森のやってること

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  • 熊森のドングリ運びに憤る人たちへ - ならなしとり

    遺伝的な地域性 (さすけ) 2010-12-07 09:58:00 遺伝的な地域性を人為的に薄めてしまうことは、私は進化のチャンスを奪ってしまうことだと考えています。 たとえば、紀伊半島のクマは他の地域と遺伝的な違いが大きいようですが、今の状態を維持していけば、もしかしたら50万年後に「キシュウグマ」という新しい種ができるかもしれません。 ホッキョクグマは北米のヒグマの1グループから派生した種ですが(つまり、北米のそのグループは北海道のヒグマよりもホッキョクグマのほうが遺伝的に近い)、もし過去に北海道のヒグマをそのグループの生息地に人為的に移動させたりしたら、ホッキョクグマという種は誕生しなかったかもしれません。 (人類到達以前の話なので、もちろんあり得ませんが) 現在の種を絶滅させてはいけないとと同様に、未来の種を絶滅(派生するチャンスを奪う)させてはいけないはずです。 メディアの教育 

    熊森のドングリ運びに憤る人たちへ - ならなしとり
  • 熊森協会に呼応する自治体が出たらしい - ならなしとり

    お久しぶりです。ここ数日は、ブログの更新に目もくれずゲーム内でハンマー片手にトカゲや獣を撲殺する日々を過ごしていました。決してサボっていたわけではありません。魂の洗濯ですキリッ(ほんとですよ?)。 そんな至福の時間はそろそろ終わりのようですね。どうやら熊森協会(以下熊森)のドングリ運びに呼応する自治体が出てきてしまったようです。 これが問題のツイート こちらがその写真 どうも呼応したのは愛知県豊田市のようです。 さすがに自治体の回答を偽造するようなまねはしないでしょうから、ほぼ事実であると判断できそうです。 ・・・・・・しかし、以前に外来魚駆除交換会でブラックバス問題の有名人の某N氏と話した時にN氏が危惧していたことが現実になってしまいました。 熊森って、部分的にまともな部分もあるんですよね(探すのが難しいけど)。それで、担当者に十分な知識がない場合は、熊森に迎合してしまうだろうというN氏

    熊森協会に呼応する自治体が出たらしい - ならなしとり
    OSATO
    OSATO 2010/12/04
     コメ欄、行政も色々考えた模様。この辺EMだんご活動とダブって見えてしまいます。
  • 熊森批判と代案をめぐる議論 - ならなしとり

    金曜日から今日の正午近くまで、twitterで熊森協会関係の議論?をしていました。 (梨=invasivespeacieです。sが足りないのには突っ込むな) Togetter - 「熊森協会の活動について、invasivespeacie氏と__pon_氏のやりとり」 僕が2人連続して議論していますので、かなり長いものになっていますがお時間のある方はどうぞ。 さて、こちらには舞台裏の話でも。これについたブクマの方で「お疲れ様」という言葉やそれに近いものをいただきました。ありがとうございます。 ありがたい言葉をいただいたのに何なんですが、僕自身は1人目の人のやり取りはあまり疲れてなかったですね。質問の段階で相手の知識レベルや認識におおよそ見当がついたので、後はそれに合う事例を引き出してくるだけ。その後の相手の対応もおおよそ当初の予想通り。ネットで議論に興味を持ってればこの手の手合いは何人も見ま

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  • 熊森は大変なことをしてくれました - ならなしとり

    外来生物問題を主に扱います。ときどきその他のことも。このブログでは基的に名無しさんは相手にしませんのであしからず。 熊森批判はかなり先のつもりでしたが、そうも言ってられないことが起きましたのでここで紹介します。 餌不足のクマにドングリ ヘリコプターからまく マスメディアァァ・・・。 1tて・・・・・・。どう考えても山への投棄です。これが仮に牛肉1tや果物1tだったら不法投棄として取り上げられてもおかしくないんじゃないですか(まぁ一応トラスト地らしいから法的な問題は薄そうだけど)。 で、問題なんですが、散布してるドングリゆでてないですよね・・・?以前、どこかで彼らが運ぶドングリはゆでて発芽阻止や害虫防除をしていると聞いたんですが、この動画見る限りそれもなさそうですね。 根拠としては以下の通り 1.ドングリの表面に湿り気が見られない ドングリをゆでてから袋詰めしたとすればドングリの表面に水滴

    熊森は大変なことをしてくれました - ならなしとり
    OSATO
    OSATO 2010/11/25
     ここまでやるとは…。金いくらかかったんだろ?ヘリって高いんだよね。/id:b4-ttさん、情報感謝です。しかし、ここまでしてやる事かね。
  • これはおかしいよ熊森協会 まとめ - ならなしとり

    今回の熊森批判シリーズのまとめです。今回は多かったのでまとめも大変でした。 1,2では熊森に関わる専門家のおかしなところに突っ込みを入れました。はっきり言って熊森の顧問は専門家としての経歴、能力が胡散臭い人が多いです。 3,4,5では熊森の学問背景とされている現代生態学について考察しました。この結果、ダブルスタンダードを外来生物問題でおかしていることから学問として成立せず、それっぽい言葉を並べただけのニセ科学だと判断しました。 6では熊森のボランティアに対する姿勢について突っ込みました。どうにも熊森はボランティアを使い捨てのコマくらいにしか思っていないのではないでしょうか。 7では熊森とニセ科学の関係について調べました。正直クラッと来ましたよ……。 8では熊森の責任の所在を明らかにしない体質について突っ込みました。 9ではタンニンがアカネズミに与える影響を実験した論文をもとに熊森のドングリ

    これはおかしいよ熊森協会 まとめ - ならなしとり
    OSATO
    OSATO 2010/10/21
     良いまとめ。
  • 宇多田ヒカルさんが熊森に興味を持ってるみたいorz - ならなしとり

    外来生物問題を主に扱います。ときどきその他のことも。このブログでは基的に名無しさんは相手にしませんのであしからず。 宇多田ヒカルさんのツィートを見て。 ブルーギル(以下ギル):やあ、こんにちは。 ワニガメ(以下カメ):お久しぶりです。 ギル:なんで今回出てきてるの? カメ:管理人が最近の熊森賛美で頭がヒットしちゃったから代理。ヒットした頭を冷やすべく管理人は渓流に出かけたらしいよ。 ギル:サワガニと戯れるんですねわかります。ま、ただの現実逃避だが。 カメ:さて、今回は・・・・・・。いや・・・、どうしてこうなったぁ~(;ω;) ギル:haha、まさか宇多田ヒカルさんなんて大物が熊森に関わりだすなんて想定の範囲外だよ。 カメ:リツィートとか見てるとすかさず熊森が喰いつきに行ってますね。 ギル:先日の中日新聞といい・・・、管理人的にはスタンを取られて追撃の縦3コンボ×2でダメージが加速ですね。

    宇多田ヒカルさんが熊森に興味を持ってるみたいorz - ならなしとり
  • 歴史に学ばない人間は歴史を繰り返す - ならなしとり

    外来生物問題を主に扱います。ときどきその他のことも。このブログでは基的に名無しさんは相手にしませんのであしからず。 最近、ホメオパシー関連の議論を見て思うことがあります。それは“歴史に学ばない人間は歴史を繰り返す”ということです。朝日新聞をはじめとする各新聞社がホメオパシーを取り上げたおかげでそんなにニセ科学になじみのない人たちにもホメオパシーというものが知られてきましたが、的外れなことを言い出す人も増えてきました。具体的には、ホメオパシーは科学じゃないから科学側から批判しなくてもいいとか、使うも使わないも自己責任(愚行権)の範疇だろとかです。前者はともかく後者はそれなりにまともっぽく見えるんですが、これを言ってくる人は大概、自己責任を問うための前提が満たされているかに無頓着だったりします。その前提というのは、情報が判断力のある大人に対しきちんと説明されているかということです。自由主義の

    歴史に学ばない人間は歴史を繰り返す - ならなしとり
    OSATO
    OSATO 2010/09/29
     「同じ轍を踏まないように過去に何があったのかを学ぶ必要があるんです。」<本当はこれが基本なんだけどねぇ。最近は明後日の方向いてる先生も登場するし…。
  • これくらいは知っておきたい外来生物問題 - ならなしとり

    外来生物問題を主に扱います。ときどきその他のことも。このブログでは基的に名無しさんは相手にしませんのであしからず。 武田氏は外来生物の具体的な事例を知っていなかったために見るも無様なくらいに突っ込まれてしまったわけですが、外来生物のことをあまり知らない人が外来生物問題のことを語るときに押さえておきたい外来生物問題の事例をいくつか紹介します。あくまでここにあるのは最低限レベルのことにすぎませんので、過信は危険ですけどね。選んだ基準は国内にいる外来生物で、ある程度などになって研究がまとまっている外来生物を分類群ごとに1~2種選んでいます。 魚類 ブラックバス(オオクチバス、コクチバス) おそらく日で一番有名な外来生物問題でしょう。ブラックバスというのはオオクチバスとコクチバスという2種類の魚の総称です。水田や水路の構造変化とともに日の淡水魚の減少の一端を担った外来生物です。ちなみにネッ

    これくらいは知っておきたい外来生物問題 - ならなしとり
  • 血液型の科学 感想2改訂版 - ならなしとり

    前回の「血液型の科学 感想2」での僕の批判に荒があり、それを指摘してくれた人もいましたので、ここではそれを踏まえて再構築してみた批判をします。 前回の批判では、寄生虫博士が梅毒の感染力が一定であるかのように考えているかのように考えて批判をしていました。しかし、そのすぐ後のP154を確認してみたら、ヨウという感染症が流行しているアフリカで梅毒の感染力が弱まったとあります。これを踏まえて考えると、理屈の上ではアメリカ大陸ほど日で梅毒が強力な淘汰圧として働いていないということも説明可能ですね。これは、きちんと読んでいなかった僕のミスです。 で、これを踏まえてもう一回寄生虫博士の論理を批判してみます。 そもそも、梅毒の起源とされているアメリカ大陸においても、集団によっては結構O型以外の血液型も見受けられるんですね。 アメリカ先住民のABO血液型 O型の頻度が多いと言えど、北アメリカではA型やB型

    血液型の科学 感想2改訂版 - ならなしとり
  • 寄生虫博士は人類学にケンカを売るようです 血液型の科学 感想2 - ならなしとり

    外来生物問題を主に扱います。ときどきその他のことも。このブログでは基的に名無しさんは相手にしませんのであしからず。 タイトルそのまま。寄生虫博士は人類学や集団遺伝学が積み上げてきた知見を完全に無視しています。長文の引用になりますがお付き合いください。 P152~153(引用はじめ)>ところで、民族の血液型構成にもっとも大きな影響を与えた感染症は梅毒だと私は考えています。梅毒の感染を受けた民族の血液型分布がどのように変わっていったのか、その変遷を見てみましょう。 梅毒はもともとアメリカ大陸の地方病でした。一四九二年、コロンブス一行がアメリカ大陸からヨーロッパに持ち込んだことによって、梅毒は全世界に拡大しました。ヨーロッパからアフリカへと流行は拡がり、感染はアジアの最東端である日にも及びました。 梅毒の感染力のスピードは想像を絶するものでした。二十世紀半ばに特効薬であるペニシリンが開発され

    寄生虫博士は人類学にケンカを売るようです 血液型の科学 感想2 - ならなしとり
  • 寄生虫博士は科学の寄生虫になったようです 血液型の科学 感想1 - ならなしとり

    外来生物問題を主に扱います。ときどきその他のことも。このブログでは基的に名無しさんは相手にしませんのであしからず。 ひどいでした。思いつきを並べただけの根拠のない論理に想像力の欠如。怒りよりも先に呆れがこみ上げてくるですので、立ち読みだけで済ませて買わないことをお勧めします。こんな人に印税を落とすなんてそれこそもったいない。 内容について言いますと、このは血液型性格判断を何とかして科学的に見せようと四苦八苦しています。「~なのです。」と断定することは多々あっても、それの根拠や参考文献を示すことはほとんどしません。まったくもって自分の思いつきを垂れ流すだけの不親切なです。 血液型性格判断そのものの科学性については、すでに多くの秀逸な記事がweb上にありますのでそちらを見ていただくとして、ここでは人類学とかかわる部分のデタラメを指摘していきます。 P81>クロマニヨン人はべ物がなく

    寄生虫博士は科学の寄生虫になったようです 血液型の科学 感想1 - ならなしとり
    OSATO
    OSATO 2010/04/18
     立ち読みで済まそうっと。