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ブックマーク / macroscope.hatenablog.com (7)

  • ジャパンスケプティクス公開討論会「EMについて考える」の感想 - macroscope

    2013年10月13日、東京・目白の学習院中・高等科で開かれたジャパン スケプティクスhttp://www.skeptics.jp/ の公開討論会「EMについて考える」http://www.skeptics.jp/news/63-em-symposium.html に出席した。(ただしわたしは主催団体「ジャパン スケプティクス」のメンバーでも、討論会の企画者でもない。) スケプティクス(skeptics)は「懐疑論者」だが、この場合は、哲学の懐疑論でもなければ、地球温暖化懐疑論でもない。「超自然現象」に対して懐疑的態度をとることをさしている。ここでいう「超自然現象」には、テレパシーや念力のような超能力や、UFO (単なる未確認の何かが飛んでいることではなく、それが地球外の知的存在(いわゆる宇宙人)のしわざであること)などを含む。そういう現象があるという報告の情報を集めた上で、(ジャパンスケ

    ジャパンスケプティクス公開討論会「EMについて考える」の感想 - macroscope
  • いわゆる「化学物質過敏症」、鈍い意味と鋭い意味、学説過信 - macroscope

    【この記事はまだ書きなおす可能性があり、その際に当初の形を残すことを約束いたしません。】 「(多種類)化学物質過敏症」(英語ではmultiple chemical sensitivity、MCS)あるいは態性環境不耐性症(idiopathic environmental intolerance、IEI)と呼ばれる病気について、ネット上で論争というよりもむしろ言い合いが起きている。 内科医のNATROM氏は2002年6月6日づけ(2009年2月18日最終改訂)のウェブページ「化学物質過敏症に関する覚え書き」を書いていた。最近も(わたしは追いかけていなかったが) twitter上でこの問題を論じていたようだ。それに対してtwitter上で、MCSあるいはIEIの患者のaoi_azuma氏、mortan_cs氏、momomo_ensemble氏が反論していた(ただしこの人たちが一致した主張を持

    いわゆる「化学物質過敏症」、鈍い意味と鋭い意味、学説過信 - macroscope
    OSATO
    OSATO 2013/09/16
     コメ欄…。
  • 「ニセ科学」と仮称される問題群の論点整理の試み - macroscope

    「ニセ科学」と呼ばれることがある問題は確かにあると思う。ただしわたしはこの用語には必ずしも納得していない。「ニセ科学」は、「(おもに、科学に深くかかわったことのない人から見て)科学(的)に見えるが、実は科学(的)でないもの」をさすと言える。 それならば「疑似科学」のほうがよいという考えもある。しかし「疑似科学」という表現はSFの設定などをさすと思う人もいる。SFの一見科学的な内容は、そのSFと分類されることによって、読者に、それが科学でないかもしれないという情報が伝わる。「ニセ科学」として問題になるのは、それが疑似科学であるという信号を含まずに伝達される疑似科学的知識だ。発信者が「ニセ」であることを承知で詐欺的にふるまっている場合と、発信者はそれが正しい科学だと信じこんでいる場合の両方を含む。 「ニセ科学」という用語は、その活動をやめさせたいという価値判断を含んでいることが多い。個人が

    「ニセ科学」と仮称される問題群の論点整理の試み - macroscope
  • 「EM (有用微生物群)」と科学教育の問題 (3) - macroscope

    [8月12日の記事][9月26日の記事][10月4日の記事]に続く話題。今回もtwitterでの呼吸発電(breathingpower)さんからの話題をもとに少し調べたことと感想。必ずしも「科学教育」に直接関係するものではないが、問題関心は続いているのでこの表題にした。 == EMは水質浄化に効果があるかを調べた研究報告 == 岡山県環境保健センターから次の報告が出ている。 村上 和仁, 荻野 泰夫, 1995: フラスコ実験による汚濁湖沼の浄化に及ぼすEM菌の効果の検討。岡山県環境保健センター年報, 19号, 33-35. (年報全体のPDFファイル http://www.chieiken.gr.jp/chieiken/oky_PDF/e331.pdf ) 村上 和仁, 荻野 泰夫, 1996: 汚濁湖沼の浄化に及ぼすEM菌の効果に関する研究。岡山県環境保健センター年報, 20号, 54

    「EM (有用微生物群)」と科学教育の問題 (3) - macroscope
    OSATO
    OSATO 2012/11/11
     「高校生が教科書や学習指導要領の範囲を越えた問題意識をもっているかどうかのほうが重要」<これ、実はとても重要な指摘でその通り。近年学習指導要領は実学重視に変更されているのです。
  • 「EM (有用微生物群)」と科学教育の問題 (2) - macroscope

    [9月26日の記事]の続き。 Twitter上の議論は呼吸発電(breathingpower)さんによるまとめ「EM教育問題」http://togetter.com/li/383244 があるが、その中で、JST (科学技術振興機構)あるいは文部科学省が関与している教材に関する話題での、自分の発言について、補足説明する。 == 地方科学館とJSTによる「水質浄化」の教材 == 郡山市ふれあい科学館のウェブサイト http://www.space-park.jp の「連携事業」の部の中に 「科学館-学校 連携強化資料の開発・普及」(2002-09-13) に「平成13年度の開発教材 水質浄化学習セット」 「科学館-学校連携事業教材」(2003-02-26)に「平成14年度の開発教材 水質浄化学習セット 改訂版」 がある。平成13年版の趣旨説明は 川や海の汚染源のひとつと考えられる米のとぎ汁を

    「EM (有用微生物群)」と科学教育の問題 (2) - macroscope
  • 「EM (有用微生物群)」と科学教育の問題 - macroscope

    [8月12日の記事「有用微生物は活用すべきだが、比嘉ブランドのEMは勧められない」]に続く話題。 スーパーサイエンスハイスクールの事例 呼吸発電(breathingpower)さんによるtogetter「科学技術立国日の未来を蝕むEM菌」http://togetter.com/li/377682 にまとめられているように、科学技術教育活動の中で、比嘉照夫氏(2012年3月まで名桜大学教授)の「EM (有用微生物群)」を扱い、前の記事で述べたような問題点のある比嘉氏の主張を受け売りしているものがけっこうある、という問題がある。 そのうちで、スーパーサイエンスハイスクール(SSH)事業 http://ssh.jst.go.jp の例としてあげられていた甲府南高校の報告 平成18年度(平成19年3月) https://ssh.jst.go.jp/ssh/public/pdf/h18_pdf/1

    「EM (有用微生物群)」と科学教育の問題 - macroscope
    OSATO
    OSATO 2012/09/27
     ブログ紹介ありがとうございます。EMの大きな問題は、業者の宣伝に沿った「環境教育」とそれに繋がる環境運動にあると考えます。そしてその広がりは、今や決して無視出来ない所まで来ているのですね。
  • 有用微生物は活用すべきだが、比嘉ブランドのEMは勧められない - macroscope

    われわれの生活は微生物に依存しているところがある。とくに、有機物を分解し、なまごみを堆肥にしてくれる微生物が有用であることはまちがいない。そのような有用な微生物を選んで育てる活動は奨励したい。しかし、「有用」は、どういう目的に有用かをあわせて考えなければ意味がない。あらゆる目的に有用などというものはない。 ところが、「有用微生物群」、英語を略して「EM」というものが万能であるかのような宣伝がされることがある。これは、名桜大学教授(もと琉球大学教授)の比嘉照夫氏の提唱によるものだ。 Wikipedia語版の「有用微生物群」 (2012-08-11現在) の初めの部分には次のように書かれている。 有用微生物群(ゆうようびせいぶつぐん、EM、Effective Microorganisms)とは、1982年に琉球大学農学部教授比嘉照夫が、農業分野での土壌改良用として開発した微生物資材の名称。

    有用微生物は活用すべきだが、比嘉ブランドのEMは勧められない - macroscope
    OSATO
    OSATO 2012/08/13
     「その根拠をはみ出して万能であるかのような言説を含むようになったとき、公的機関は支援を止めなくてはいけなかったのだろう。」
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