もっとJavaEE6っぽくやってみよう 昨日のエントリでは、AsyncContextの使いかたを試すため、サーブレットだけを使って実装してみました。 でも、すこし泥臭いコードも多くなっていたし、このまま実用的なコードにしていくときにゴテゴテとコードを継ぎ足していくというのもイヤな感じです。 そこで、もっとJavaEE6っぽいコードに書き換えてみましょう。 少し準備 今回は、JAX-RSでのRESTful Webサービスと、CDIでのインジェクションを使ってみます。 JAX-RSの準備 まずは、JAX-RSを使うための設定クラスを作成します。 package chat2; @javax.ws.rs.ApplicationPath("rs") public class ApplicationConfig extends javax.ws.rs.core.Application { } こういう
Cometとは? ブラウザベースのチャットをつくろうとする場合、以前は定期的にクライアントからリクエストを送信して更新を確認するという手法がとられました。そうすると、平均して更新間隔の1/2の遅延が発生し、更新がないときの問い合わせが無駄になるなど、ユーザーにもサーバーにもうれしい手法ではありませんでした。 そこで使われるようになったのがCometです。 Cometは、HTTPでクライアントからの接続への返答を保留して、サーバーからデータを送信する必要がでたときに返答を返すことで、サーバーからのリアルタイムデータ送信を行う手法の総称です。 Servlet3.0でのComet対応 Cometでは、クライアントからの接続を保持しつづけるので、これまでのServletの仕組みをつかって実現しようとすると、各接続にスレッドを割り当てることになり、スレッド数が多くなりすぎるため、多くのユーザーには対
JavaOne 2008から一ヶ月が過ぎ、様々な現地レポートが揃いました。JavaOneはもちろんJavaのお祭りですので、これらのレポートではJavaFXや Java EE/SEの動向が目玉となっています。しかし、近年のJavaOneではJavaだけに限らず様々な分野の話題を扱うようになっています。例えば先日公開されたセッション資料から、「Next Generation Web」や「Tools and Script Language」のトラックを見てみましょう。AjaxやJavaScript、Rubyといったキーワードが続いているのが解るでしょうか。実際の発表でも「Java にあまり関係ないんだけど・・」と始める発表者が多かったのが印象的でした。JavaVMが多様な言語のプラットフォームとなったように、JavaOne も先端技術の統合的なカンファレンスになりつつあると言えるでしょう。 著
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