4月1日日曜に、京都府知事選に出馬している福山和人候補の応援のために、京都に行った。 河原町三条でのスピーチを頼まれていたので、いちおう原稿を作っていった。 実際にしゃべった言葉づかいはだいぶ違うが、だいたい「こんなこと」を申し上げた。 京都のみなさん、こんにちは。 ご紹介頂きました、内田樹です。 僕は神戸市民なので、京都府政とは直接関係がないのですけれど、今回は福山和人候補に一言応援の言葉を送るために、こちらまで参りました。 僕は今回のこの京都府知事選は、ふだんの知事選とはずいぶん意味が違うものだと思っております。 どんな選挙でも、それがどのような歴史的文脈の中において起きているのかによって意味が変わってきます。 今回の選挙は、有権者が先月初めから大きく転換を遂げてきた現在の政治的状況に対して、投票を通じて意思表示をすることのできる最初の機会です。 みなさんご存知の通り、先月の2日、朝日