Published 2022/02/03 14:55 (JST) Updated 2022/02/03 15:05 (JST) 【ロンドン共同】英南西部ブリストルでかつての奴隷貿易商人の銅像を倒した男女4人に無罪評決が出されたことが波紋を広げている。「自由の崇高な擁護者」との評価がある一方、破壊行為を肯定するとも捉えられかねない判断に疑問の声も上がる。負の歴史との向き合い方が問われている。 「(商人を)たたえたり敬ったりするのが適切とは思わないが、歴史から消すのも違う」。黒人奴隷の子孫で英国初の民選の黒人市長でもある、ブリストルのリーズ市長は評決に驚きを隠さなかった。 4人は破壊行為自体は認めており、通常なら有罪のケース。司法関係者は評決が同様の裁判の前例となることを懸念する。
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