百合を使った輝ける青春ストーリー。幽霊という要素が普通ではないですが、平凡な人間の日常を丁寧に描いています。個人的に2012年度プレイしたゲームの中で一番好みのシナリオでした。ただし、百合作品としてカップル単体の話ひとつひとつをみた場合は、珍しいというわけではないので、期待しすぎるのはよくないでしょう。カップル単体の話に限定すれば、同人にも匹敵するものはあるでしょう 百合作品となっていますが、前向きで明るい作風で、百合作品に見られる「閉鎖性」「歎美さ」「依存性」のようなものは見られず、そういう作風を期待する人にはむきません。 話自体は「百合姫」あたりにのっているような作品をそのままゲーム化したような印象です。たとえば、「教師と生徒の恋愛」という話に限定すれば、「星川銀座四丁目」(税ぬき848円)なんて作品もあります。まあ、それが「7組」ですから、別に値段的には損をしたとか思いません。むしろ