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ブックマーク / eetimes.itmedia.co.jp (2)

  • 原子を1個ずつ操作することが可能に、IBM社が原子メモリーに向けて開発

    米IBM社は、Co(コバルト)原子を1個ずつ操作する技術を開発したと発表した。この技術を発展させれば、数個の原子で構成したビット・セルが実現できるだろう。 米IBM社は2008年2月22日(米国時間)Co(コバルト)原子を1個ずつ操作する技術を開発したと発表した。この結果、原子大の磁気メモリーの実現に弾みがつきそうだ。今回の技術が開発できた背景には、表面に存在する磁性原子を移動させるのに必要な力を測定することに成功したことがある。この技術を発展させれば、数個の原子で構成したビット・セルが実現できるだろう。 現在、記録密度が最も高い磁気メモリーでも、1ビットの情報を記録するために約100万個以上の磁性原子を使っている。ところ2007年8月に、IBM社のAlmaden Research Centerにおいて、1個の原子に情報を記録できる可能性を秘めた現象「磁気異方性」を測定するデモを披露した。

    原子を1個ずつ操作することが可能に、IBM社が原子メモリーに向けて開発
  • 12個の原子で磁気メモリを構成、HDDの記録密度が100倍に高まる可能性も

    IBMの基礎研究所であるIBM Researchの研究グループは、わずか12個の磁性原子に1ビットの情報を記録できる技術を開発した。現在のハードディスク装置(HDD)では1ビットの記録に約100万個の原子を必要とする計算になり、同研究グループの成果はその所要数を飛躍的に削減したことになる。2012年1月12日(米国時間)にIBMが発表した。 半導体の世界ではこれまで、シリコン材料を利用したトランジスタの微細化を進めることで、コストの削減や集積密度の向上、効率の改善などを達成してきた。しかしそのような微細化は物理的な限界が見え始めており、従来のアプローチで微細化を継続していくことはやがて不可能になるだろう。コンピューティング技術の革新を今まで通りのスピードで進めていくには、従来とは別のアプローチが求められる。 そこでIBM Researchの研究チームは、データ保存の最小単位である原子に着目

    12個の原子で磁気メモリを構成、HDDの記録密度が100倍に高まる可能性も
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