日本郵便株式会社は、13日、長野県小諸市の簡易郵便局の元局長が、「金を預ければ高い利息がつく」などと言って、10年ほどの間におよそ180人の顧客から合わせて8億9000万円をだまし取っていたと発表しました。日本郵便は詐欺の疑いで警察に告発する方針です。 日本郵便では、元局長がほかにも複数の顧客から現金をだまし取ったと話したため、さらに調査を進めた結果、この10年ほどの間におよそ180人の顧客から合わせて8億9000万円をだまし取っていたことが分かったと、13日発表しました。 日本郵便によりますと、元局長は、郵便局の窓口で顧客に預かり証を渡して信用させ、金は借金の返済や車の購入などに充てたと話しているということです。 日本郵便は、今後、被害者への補償を進めるとともに、詐欺の疑いで元局長を警察に告発する方針です。 日本郵便株式会社信越支社の川野陽一支社長は、「お客様からの信頼を失墜させるような