(CNN) ロシア国防省は12日、ウクライナ東部の激戦地バフムートの北郊からロシア軍が後退したことを認めた。より有利な防御陣地に移動したと主張している。 国防省は日次の情報更新で「防御の安定性を高めるため、ロシア軍『南部』グループの部隊はマロイリノフカ方面の戦線を占領した」と述べた。 国防省は、これにより「ベルヒフカ貯水池の有利な条件」を利用できるようになるとしているが、実質的には数キロの領域を失ったと認めたことになる。 ロシア民間軍事会社ワグネルの創設者エフゲニー・プリゴジン氏は国防省の発表に反応し、「これは逃亡であって、再編とは呼べない」と指摘。後ほどさらなる詳細を公表すると約束した。 今回の発表に先立ち、ロシア国防省は11日深夜に異例の声明を出し、ウクライナ軍がバフムート周辺の前線を突破したとの報道を否定していた。 ウクライナの国防次官は12日、ウクライナ軍が過去1週間でバフムート周