トップ > 社会 > 紙面から一覧 > 記事 【社会】 ジョウビタキ長野で繁殖 国内2例目、本州で初確認 2010年8月5日 朝刊 長野県富士見町で繁殖が確認されたジョウビタキの親子=6月22日(日本野鳥の会諏訪提供) 日本野鳥の会諏訪(長野県岡谷市)は4日、同県富士見町の林で冬鳥「ジョウビタキ」の繁殖を確認した、と発表した。通常はロシアや中国で繁殖し、日本以南の中国・雲南省で繁殖した例もある。国内での繁殖を確認できたのは2例目、本州では初という。 ジョウビタキはツグミ科の渡り鳥で、10月〜翌年4月を日本で過ごす。成長するとスズメほどの大きさになり、空き家や看板などの人工物に巣作りする。 6月下旬、日本野鳥の会員が標高1300メートルの別荘地で、餌をくわえて飛ぶ雄の成鳥を発見。翌日に数人で付近の林を捜索し、ひな鳥5羽に餌をあたえるつがいの親鳥を見つけた。観察を続けて成長を確認したが、7月下