新型コロナワクチンの2回目接種を完了した人の3回目の追加接種「ブースター接種」が医療従事者を対象に開始されています。追加接種による中和抗体価の増加で新型コロナの発症や重症化の予防効果が期待されますが、選ぶワクチンの種類によっては産生される中和抗体価が大きく異なるようです。追加接種の副反応については、ファイザー製、モデルナ製ともに2回目の接種後の発現傾向と同等と考えられています。 新型コロナワクチンの多くは2回の接種が基本ですが、ワクチン接種から時間が経つにつれて免疫力が低下するとされます。また、感染力の強いデルタ株やオミクロン株などの変異ウイルスの流行でワクチンの効果が低下するとの懸念が出ており、追加接種の必要性が指摘されています。ワクチン接種を終えた人の免疫を強化するため、日本では、12月から医療従事者を対象に追加接種がスタートしました。来年1月からは高齢者を中心とした一般に拡大され、3