仏パリの道路を自転車で往来する人々(2023年2月23日撮影)。(c)LUDOVIC MARIN / AFP 【12月24日 AFP】フランスでは従業員に自動車の利用をやめて、より環境に優しく健康的な選択肢として社用自転車を提供する企業が増えている。 電動自転車の普及に新型コロナウイルス流行の影響が加わり、昨年の自転車通勤率は15%増となった。これには、社員の自転車利用を奨励しようという企業の制度も貢献している。 仏南東部リヨン(Lyon)近郊のIT企業コエクシア(Coexya)で働くレミ・トリコーさん(44)は完全に車を手放すことにした。自動車通勤のときは片道40分かかることも多かったが、今では「雨が降っていても20分で行ける」という。「道を覚えれば、いい場所をいろいろ通って行ける」と楽しげだ。 同社がフランス全土で従業員用に用意してある自転車は、2021年の75台から今では120台に増