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ブックマーク / informatics.cocolog-nifty.com (10)

  • 漫画版「風の谷のナウシカ」のラストについて : 情報学ブログ

    「風の谷のナウシカ」は、多くの人が知っているアニメ映画ですが、この映画の原作となる漫画版の「風の谷のナウシカ」では、ラストが大きく違っているということは有名です。そして、この「マンガ版ナウシカ」は、思想史に残る重要な作品と言われる一方、根強い反対意見もあるようです。特に、ネット上で検索をすると、ほとんどの人がナウシカに批判的なコメントをしています。 自分は、最近、やっと「漫画版ナウシカ」を読むことができたのですが、ラストシーンでのナウシカの行動に共感すると同時に、「なぜ、ナウシカはあのような行動をとったのか」そして、「なぜ、ナウシカの行動が理解されないのか」ということについて、自分の学問的なバックグラウンドを踏まえて、きちんとまとめておかないといけないと強く思いました。特に、ネット上の意見が誤解に満ちたものであったため、そうした誤解を解く必要があると思ったからです。 最初に強く言っておきた

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    REV 2019/05/13
  • ホメオパシーの議論、7つのQ&A : 情報学ブログ

    この記事は、「このブログで行われたホメオパシーの議論」に関するポイントの整理です。「私たちはホメオパシーをどう考えていけば良いのか」という主に社会的な問題について扱っています。 最近、ホメオパシーに関する議論が盛り上がっています。ただ、自分はある疑問を持たざるをえませんでした。「この議論はいくら盛り上がっても、ホメオパシーに大きな影響を与えないのではないか」。すでにコアな信者になっている人はもちろん、医療不信、科学不信の結果ホメオパシーに「はまる」ような人に対しても、それを防ぐ効果はないのではないかと言うことです。もちろん、「動機がないのに、なんとなくホメオパシーをやってしまう人が問題。コアな信者は切り捨てれば良い」という立場の人はいると思います。これが間違っているとは言いませんが、当にそれだけで良いのか。そういう思いもあって、最近、科学やホメオパシーに関する記事をいくつか書きました。主

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    REV 2010/08/30
    「事実とは何か」「効くとは何か」   「優れているとは何か」←New!
  • ネットに蔓延する科学教を考える : 情報学ブログ

    この記事は、主に科学のとらえ方、相対的視点の重要性とその限界(相対的視点だけじゃダメということ)について説明する記事です。 ホメオパシーについては「ホメオパシーは魂を救済するか?―宗教と科学の境界線」が最新ですので合わせてお読みいただけると幸いです。 ○この記事を書こうと思った理由 自分は、「科学教」という言葉を好んで使う方ではなかったのですが、最近、少し考えを変えました。きっかけは、先日、以下のようなことを書いたことです。簡単にまとめると以下のような内容です。 ・科学が疑似科学を否定しようとするとき、科学を受け入れている人が分かるように説明することはできるが、そうじゃない人も分かるような説明ができるとは限らない。 ・ただ、否定できない状況であっても、そもそも科学とは何かということを踏まえれば、説得できるかもしれない。疑似科学を説得しようとするとき、こうして科学が置かれた状況を理解すること

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    REV 2010/08/25
    目の前のLCDに映し出される文字列は、宇宙人が光ファイバーだか電波だかに干渉したヤラセかもしれないなw
  • 科学が論理ではないけど正しい理由 : 情報学ブログ

    科学は論理では示されないし、間違えることもある。さすがに科学の現場にいる人は、何となくでも分かっている人が多いのだろうけど、みんながみんなそういう知識を持っているわけではない。今後、こういう話題に触れたときのためにも、簡単に説明しておきたいと思う。ちなみに、実際の内容は「科学は論理ではないし、間違えることもあるのに正しいと思われているのはなぜか」といった内容なのだが、元になった議論が「科学は論理か」だったので、タイトルが「論理ではない」になっている。 ◎仮説推量 科学は実験によって仮説の正しさを証明すると言われるが、実験はそれだけで仮説の正しさを示すとは限らない。 たとえば、「水は分子でできている」という仮説を科学がどうやって示すかを考えてみる。科学は、「水は分子でできている」という仮説が正しいことを示すために、実験をし「水は分子でできている」という仮説が、観察1,2,3...nを説明でき

  • 「科学はホメオパシーを否定できない」への批判に反論する : 情報学ブログ

    この記事は、「科学はホメオパシーを否定できない」に関連する細かい議論についてのものです。重要なものは元記事に追記しているので、まずはそちらをお読みください。ホメオパシー関連の議論は「ホメオパシーの議論、7つのQ&A」が今のところ一番まとまっています。 先日書いた「科学はホメオパシーを否定できない」はものすごい数のアクセスをいただいたのですが、誤解に満ちたコメントが多かったことに驚きました。ちゃんとした批判だったら嬉しいのですが、批判の方向性が違うのです。自分としては「そうそう、まさにそういうつもりで書いたんですよ」というものが半分以上、残りの多くも誤解していているものコメントが大部分でした。やっぱり、こういう話はネットでは難しいのかなと思ったり、自分の文章の下手さを反省したりしました。 そんなところ、発声練習というブログを運営するnext49さんの、「『情報学ブログ:科学はホメオパシーを否

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    REV 2010/08/09
    否定に必要な要件次第っぽい。同じフィールドに立たなければ負けないぜ、みたいな。
  • 科学はホメオパシーを否定できない : 情報学ブログ

    この記事は、「科学がホメオパシーを否定する」というとき、「科学の立場から否定する」こととと「科学とは何なのかを踏まえて否定する」ことを区別をしないといけないということ。もし、ホメオパシーのコアの信者を説得しようと思うのなら、このことを理解することが重要だということを主張しています。 ホメオパシーについては「ホメオパシーは魂を救済するか?―宗教と科学の境界線」が最新ですので合わせてお読みいただければと思います。 自分はホメオパシーを擁護するつもりは全くないし、正直、そんなものなくなれば良いと思っています。でも、ホメオパシーの間違いを科学の立場から「証明できる」ということは疑問です。むしろ、「ホメオパシーを否定できる」と考える誤解が、ホメオパシーのような疑似科学の問題をより大きなものにしている面もあると思うのです。この記事では、こういう立場から、なぜ科学はホメオパシーを否定できないのかを考えて

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    REV 2010/08/08
     * サイエンス 否定のときだけ 懐疑主義 * みたいな。
  • 個人の問題と社会の問題―幼児虐待死の議論を通して : ニュースな待合室

    ◎個人の問題と社会の問題は別 自分は、「個人の問題と社会の問題は分けて考えるべきだ」ということを、このブログで繰り返し主張してきた。個人の問題であることと社会の問題であることは「何対何」というように分離できるものではなく、両立するものなのだ。そして、「両立する」ということを理解した上で議論することは、無駄な論争を避けるために非常に重要である。 さて、最近、幼児虐待死事件が話題だ。母親がドアにテープを貼って子供を外に出られないようにした上で、ホスト遊びをし、餓死させてしまったという事件である。自分もこれだけの話だったら、そのままやり過ごそうと思ったのだけど、ちきりん氏や罪山罰太郎氏が、「社会の問題」であると指摘し、これが非難を浴びるという流れになって、事情が変わってきた。一応、この分野を専門にしていると自称している人間として、一言書いておこうと思う。 俺自身、ネグレクトした母親は悪いと思うし

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    REV 2010/08/04
  • 権利の条件に義務があるって本当ですか? : 情報学ブログ

    権利の条件に義務があるというのは正しい場合もありますが、これが成り立たない権利があり、それが「人権」と言われているものです。ウソだと思うなら、憲法を見ればいいでしょう。小学校で習う超基事項ですが、最近の伊吹文部科学大臣の「人権メタボリック症候群」発言にまつわる議論を聞いていると、どうもこのことが誤解されているような気がするのです。 もちろん、「権利には義務がつきもの」という状況があるのは分かります。しかし、これは少なくとも「人権」についてそのまま当てはめるのは「人権」の意味を誤解しているとしか言いようがありません。 (1) 権利と義務 権利と義務は対になる概念です。なぜなら、ある人に権利があるということは、他の人にはそれを守る義務があるということだからです。しかし、これだけだと、権利があることは、そのまま義務があるということを意味しません。ある人に権利があることが示すのは、あくまで<他の

  • にわか教育論者の弊害 : ニュースな待合室

    先日、ネットの掲示板で「小2の算数複雑すぎワロタ」といったスレッドがたち、一部で話題となっていた。 件の問題は、 「くふうしてけいさんしましょう」というもの。 たとえば、以下の「52-8」という問題、「くふうしてけいさん」すると……。 <12から8をひいて4→40と4で44> <52から2をひいて50→50から6をひいて44> これ、2年生でも暗算ですぐ計算できてしまうもので、大人ならなおさら瞬時に答えがわかるだけに、「なんでそんなめんどうくさいことを?」と思ってしまう。 「小2の算数が複雑すぎる」という噂 http://www.excite.co.jp/News/bit/E1221751302538.html これは良問だと思います。要するに、この問題、筆算でやるのと同じことを、その意味にまで立ち入って学習しているわけです。二桁の足し算、引き算は小2の範囲なので、2桁の繰り下がりを学習す

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    REV 2008/09/24
  • 男の子の行動は制御不能 : ニュースな待合室

    18日午前9時25分ごろ、東京都杉並区和田3の区立杉並第十小学校で、小学6年生の男児(12)が、屋上から約12メートル下の玄関ホールに転落し、約4時間後に脳挫傷などで死亡した。 男児は、屋上に取り付けられた明かり窓(直径約1メートル)を踏み抜いており、警視庁杉並署で詳しい事故原因を調べている。 同署副署長によると、事故当時は1時間目の算数の授業中で、教諭と児童が歩幅を測るために、3階建て校舎の屋上にいた。男児は教室に戻る途中に明かり窓を踏み抜き、吹き抜けになっている1階ホール床に転落したらしい。明かり窓部分に囲いはなかった。 校舎屋上の明かり窓を踏み、小6男児が転落死…東京・杉並 http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080618-OYT1T00526.htm 写真を見て思ったのが、「自分だったら絶対飛び乗ってるだろうな」ってこと。どんなに先生に

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    REV 2008/06/19
    体育館の天井から墜落とか、こういう事故って増えたのかな。それとも、報道が増えたのかな。
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