学校は「危険予見できない」と言うけれど 杉並第十小学校で起きた天窓からの転落死亡事故。学校側は「危険性は予見できなかったと思う」としているが、危険個所を事前に把握し、対応策をまとめた安全計画の策定を学校に義務付ける改正学校保健法(学校安全保健法に改称)が今月11日に成立したばかりだった。 学校内で転落事故が発生するのは教室の窓やベランダだけではない。愛媛県伊予市の小学校で昨年3月、今回の事故と同様に屋上の天窓の上で跳ねた6年男子児童が踊り場に落ちて重傷を負った。今年5月にも山梨県笛吹市の小学校で、6年生男子児童が体育館の天井裏に入り込んで遊んでいたところ、天井ボードが抜け落ちて死亡し“大人の常識”を超えた状況でも起きている。