神奈川県は4日、県動物保護センター(平塚市土屋)に収容していたミニチュアダックスフント(雌、10歳以上)が、受託業者の50代の男性従業員に暴行を受けて死んだ可能性があると発表した。県の相談を受けた県警平塚署が、動物愛護法違反の疑いで調べている。 県によると、同日午前8時ごろ、犬舎の清掃中にこの犬に手を噛まれた男性従業員が、直径約1センチの金属製の棒で犬の頭部や腹部を複数回たたいたとみられる。同8時半ごろ、県職員が瀕死(ひんし)の状態の犬を発見。男性従業員に聞き取りを行ったところ、「噛まれて腹が立ったのでたたいてしまった」と話したという。犬の病気を理由に元飼い主が飼えなくなり、8月に同センターに収容されていた。