北海道南幌町の自宅で祖母と母親を殺したとして殺人容疑で逮捕、送検された高校2年の女子生徒(17)について、札幌地検は20日、札幌簡裁に鑑定留置を申請し認められたと明らかにした。地検は「少年事件であり、より慎重に捜査を進めるため」としている。期間は20日〜12月24日。 女子生徒は1日未明、就寝中の祖母(71)と母親(47)を自宅の包丁で切りつけ、出血性ショックで死亡させたとして道警栗山署に逮捕された。 捜査関係者によると、女子生徒は「しつけが厳しく、今の状況から逃れたかった」などと供述。2人の遺体には複数の傷があり、強い恨みがあったとみられている。鑑定留置では、女子生徒の生まれ育った環境が事件に及ぼした影響を中心に経緯などを調べるとみられる。【三股智子】