兵庫県の淡路島にある石材メーカーの工場の砂の中から、弥生時代の祭りに使われたとされる「銅鐸(どうたく)」が7点見つかりました。弥生時代前期の最古の種類とみられるものや音を鳴らす部品を伴うものなども含まれ、兵庫県教育委員会は「極めて珍しい発見だ」としています。 先月8日、社員が市内各地から集めた砂の中に銅鐸のようなものがあることに気付き、地元の教育委員会が調べたところ、今月初めまでに高さ30センチ前後の銅鐸が合わせて7点、見つかりました。 弥生時代に作られた銅鐸は農耕などの際の祭りに使われたとされ、全国でこれまで530点余りが見つかっていますが、1か所でまとまって見つかった数としては、島根県の「加茂岩倉遺跡」などに次いで4番目に多いということです。 見つかった銅鐸のうち1点は、紀元前3世紀から2世紀の弥生時代前期に作られた「菱環鈕式(りょうかんちゅうしき)」という最古の種類とみられ、全国でも