みなさんは、痛いとき冷やしていますか?温めていますか? 実はこれ、間違うと痛みが強くなり、悪化してしまいます。 では冷やすのがいいのか温めるのがいいのか?それは、病気や怪我の時期により異なるのです。医学的に言うと急性期は冷やして慢性期は温めるというのが正解になります。 急性期とは痛みが出てきた時期のことをさし、捻挫(ねんざ)や打撲、ぎっくり腰といったものの受傷直後が当てはまります。この時期は、局所に急激に負荷がかかり、炎症反応を起こしています。つまり、血流量が増加し、腫脹(腫れ)、発熱、疼痛(とうつう)を起こしているのです。ですからこの時期に温めるのは逆効果で、炎症反応を助長してしまいます。この時期に必要なのは炎症を抑制することで、局所を安静にし、発熱を抑えること、つまり冷やすことが重要なのです。 急性期を過ぎると、今度は慢性期に移行します。慢性期には炎症はおこっていません。痛めた局所が疲