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  • COVID-19は発症2-3日前から直後が感染力のPeak - 感染症診療の原則

    Zou, L. et al. SARS-CoV-2 viral load in upper respiratory specimens of infected patients. N. Engl. J. Med. 382, 1177–1179 (2020). https://www.nejm.org/doi/10.1056/NEJMc2001737 To, K.K.-W. et al. Temporal profiles of viral load in posterior oropharyngeal saliva samples and serum antibody responses during infection by SARS-CoV-2: an observational cohort study. Lancet Infect. Dis. https://doi.org/10.

    COVID-19は発症2-3日前から直後が感染力のPeak - 感染症診療の原則
    ROYGB
    ROYGB 2020/04/17
  • 麻疹 と 自宅隔離 と その周辺 - 感染症診療の原則

    感染症の臨床、公衆衛生としての拡大予防策を学ぶ際に、どのような病気か(感染症か)のあたりをつけるポイントのひとつが、曝露から発症までの時間(潜伏期間)となります。 感染源となりうるものがたったひとつ(one point source)という机上のシンプルな状況を考えるとします。 感染源Aと曝露した BCDEF。どの程度曝露したのかどのような状況だったのかを下記起こして行きます。 最終的に、すれちがっただけなら関係ないのか、密室に2時間だとやっぱり危ないのかといったことや、過去に似たような状況があったひとはならなかったとか、そういった観察も大事です。 ワクチンを開発したジェンナー等もこうした観察からはじまっています。 今、再び問題になっている麻疹も、外部からあらたに持ち込まれた時の大きなインパクト(島の人口の1/5が死ぬほどの!)、2次感染、3次感染、4次感染、,と広がる様を日数で把握したわ

    麻疹 と 自宅隔離 と その周辺 - 感染症診療の原則
    ROYGB
    ROYGB 2018/05/08
    麻疹だと法律上は5類感染症だから届出が必要な感染症の中ではあまりたいしたことないかも。5類の中では7日以内ではなく直ちに届出なので上の方かな。
  • 痛みと悲しみを忘れていない沖縄の先生方 - 感染症診療の原則

    小児科医が集まる学会や、ワクチン関係のイベントに、赤いシャツを着て参加している人たちがいます。 Tシャツに書いてあるのは「麻疹撲滅」や「はしかゼロ」等。 「それなんですか?」という会話から始まる啓発もありますから、個人でできるお金もかからない支援の一つでもあります。 数年前に亡くなったこどもたちのことを、看取らざるを得なかった家族の悲しみを忘れていない人たちが今も現場にいます。 IASR「沖縄県における麻疹流行と、 地域における取り組みについて」 台湾からもちこまれた麻疹は、その後、沖縄県内に広がっており、現時点ではまだ終息の目処はたっていません。 一番最初のケースから、うつったひとたちを「2次感染」といいます。 よく教科書にある赤いブツブツの症状、口の中の特徴的な症状(コプリック斑)をみたら「麻疹かな」と思うと思いますが、最初に受診するときは発熱/咳/ウルウルした赤い目など、風邪とみわけ

    痛みと悲しみを忘れていない沖縄の先生方 - 感染症診療の原則
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    ROYGB 2018/04/12
    成人の場合、風疹には妊娠に関連した自治体の無料接種があるけど、はしかにはそういうのは無いみたいなので国や自治体としてはお金をかけてまで何とかしようと思ってはいないような。
  • HPVワクチンとその周辺 2016年11月・12月・2017年1月 - 感染症診療の原則

    海外国内出張、情報追加して上書き保存をくりかえしていたら間があいてしまいました。 メディアから「海外はどうなっているのか?」という問い合わせが来たので最近の状況を整理。 <最近の話題> 2017年2月10日 カナダや英国では先に2回でOKになっていましたが、米国でも3回ではなく2回でOKになりました。 (条件としては14歳までの若年層、免疫不在などの基礎疾患がない人の場合。接種開始年齢や病気によっては3回接種) そして、接種するワクチンは先進国では9価にシフトしています。今後の流れは9価で2回となりそうです。 日は2017年2月1日現在、9価は臨床試験中で未承認ですが、関連データも公開されています。 2016年12月22日 JJID Safety and immunogenicity study of a 9-valent human papillomavirus vaccine adm

    HPVワクチンとその周辺 2016年11月・12月・2017年1月 - 感染症診療の原則
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    ROYGB 2017/02/14
    海外の例もTVでやってたけど、その後どうなったんだろう。「子宮頸がんワクチン“副反応” デンマーク少女の訴え - Dailymotion動画」 id:entry:269328720
  • HPVワクチンとその周辺 2016年5月 - 感染症診療の原則

    5月も終わり。HPVワクチン関連情報定期サマリーです。 報道関係の問い合わせや取材の内容がだいぶかわってきました。 市販後10年のデータが蓄積され、また各国の政策/取り組み状況等をみて、日の状況がたいへん特殊であること、接種後の体調不良を"被害者"として説明するための症例定義の不確かさからくる混乱、その背景にある動きにも気づいたということなのかもしれません。 5月23日には厚生労働省の副反応/安全部会の会議も開かれ、7カ月分の副反応報告データが公開されています。 最近は接種じたいが減っていますので、この期間に報告されたのは「以前接種した」人での体調不良の有害事象でありますが、会議の中では「特定の医師からまとめて報告されたもの」であるという補足説明があったので、この時期に皆が一斉に発症!というような疫学データ上のシグナルではないとのことです。 (詳しい人によると多くが3名の医師からの報告)

    HPVワクチンとその周辺 2016年5月 - 感染症診療の原則
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    ROYGB 2016/06/02
    ワクチンの副作用が疑われてる重い症状の人が接種と無関係なら、未接種でも同じ症状の人が同程度の割合で出てこないとおかしいような。 id:entry:269328720
  • HPVワクチン 接種後体調変化の報道 と その周辺 2016年3月 - 感染症診療の原則

    2種類あるHPVワクチン接種「の後」におきた体調の変化について、各自治体が調査をしていますが、だいたい結果は同じような内容です。 情報の精度(正確さや質)を高めるためには、「ざっくりきいてみました!」「アンケートくばってみました」ではなくて1ランク上の調査が必要です。さらに、もっと分母の大きな集団を長期間観察する研究も必要です。実際には多数にヒアリングなんてできませんので、もともと予防接種や医療の国民あるいは保険加入者のデータベースにアクセスのある人(国)にしか出せなかったりします。 そもそも2種類あるのに、「子宮頸がんワクチン」といっしょくたに(存在しないワクチンを想定して)質問をしていいのか?というあたりに自治体も真実追求系の方も疑問がなさそうなのが不思議です。 このワクチンを抹殺したいひとたちのロジックにあえてのっているのか、そもそももう"ワクチンそのもの"を原因とは考えていないとい

    HPVワクチン 接種後体調変化の報道 と その周辺 2016年3月 - 感染症診療の原則
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    ROYGB 2016/03/18
    副作用とされる症状が接種と無関係に発生しているとしたら、接種していない人からも同じ位の率で同様の症状の人が出てくるはずだけど、そういうデータや例が出てこない段階ではワクチンを疑っておくのが安全側。
  • 心と体 と その周辺 - 感染症診療の原則

    その昔、ある医師が首の痛みに悩んでいたことがありました。 検査もたくさんしたし、入院もしました。 自宅には「首つり器」まで設置され(リハビリでぐいーんと引っ張るあれです)、はたまた怪しいヒーラーに念波を送ってもらったりもしました。 いっとき首にはムチウチの人がつけるような装具までついていました。が、どんどん悪化するばかり。 ("きっと誰かが藁人形でうっているにちがいないですよ"と悪化させるようなことを囁く人もいました・・・) 今はなんともありません。 一番のきっかけは何かといいますと・・・・それは職場を変えたこと。 痛みがなるなることで日常の平和を再度手にしました。 ごく親しい人たちはその痛みが何の表現であったか知っています。 (どういう人たちがどんなことをしたのか詳しいことは、のちのち伝記に書いてあげようと思っています。。。。ぼそぼそ) 健康や命、安定した日々を失う前に、サインを出せてい

    心と体 と その周辺 - 感染症診療の原則
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    ROYGB 2016/03/16
    心因性であるという因果関係が証明されたのではなく、最初の例だと職場を変えて治ったので環境が原因と推測される。抗生物質の投与で治ったからたぶん細菌性の病気だったんだろうというのくらいかな。2015年の。
  • 本当の支援者は誰か HPVワクチン と その周辺 11月7日 - 感染症診療の原則

    2006年に世界で承認販売が始まってから、ことしで10年目。臨床試験中のデータを含めると10年以上のデータがあります。新しいワクチン、思春期のワクチン、女性に接種するワクチンということで各国で導入初期には副反応に関連する話題も熱かったですが、さすがに9年もたったところで、○○が問題だという「騒動」はごく一部の話になっています。 いっときフィーバーしていた米国でもメディアの扱いが小さくなると有害事象の報告も減っています。 現時点では、このワクチンの接種の安全性は他のワクチンと変わらないレベルと評価されています。 WHO、世界の専門機関も(恵まれた国でのアクセスの話ですが)推奨をしています。 【整理の仕方】 「よくある副反応」 「まれな副反応」 「とてもまれな副反応」 「副反応とは考えにくい紛れ込みの症例」 「有害事象だが副反応とは考えにくいもの」 といったかたちで整理ができます。 刺したとこ

    本当の支援者は誰か HPVワクチン と その周辺 11月7日 - 感染症診療の原則
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    ROYGB 2015/11/10
    たとえば未接種者でもこういう症状の人はいるのかどうか。“複数の病院で受診したが脳波などに異常はなく、いずれも「思春期特有の心因性のもの」と診断された。”http://www.kobe-np.co.jp/news/iryou/201510/0008513286.shtml
  • HPVワクチン と その周辺 2015年10月24日 - 感染症診療の原則

    今週はネット上でHPVワクチンが話題となっていました。 HPVワクチンについては米国とオーストラリアで承認された2006年の前から、IDSAのセッション等で話を聞いていて、現場の医師やFDAの人たちとも情報交換する機会がありました。そこからすでに10年がたっています。 当初、日では導入されないのではないかと思っていましたが、2つあるワクチンは日でも承認販売となりました。 海外と異なっていたのは、その時点ですでに大方が4価ワクチンを採用していたのに、日では先に申請が始まっていた4価ではなく2価が導入されたことです。そして「おかしいのではないか」と思うほどに4価の導入が遅れました。 ネットにみる陰謀論とは違うものではありますが、ふだんから予防接種を護る側にいる専門家からも疑義の目を向けられはじめたのは、このあたりからです。ワクチンそのもの問題ではなく、その"あやしげ”な経緯、製薬会社の動

    HPVワクチン と その周辺 2015年10月24日 - 感染症診療の原則
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    ROYGB 2015/10/24
    今でも国が推奨しないだけで希望者は無料で接種することは可能。なので接種する人が減ったのは自由な選択の結果ともいえるかも。インフルエンザは有料でも接種する人が多いみたいだけど、違いはどの辺にあるのか。
  • HPVワクチン と その周辺 2015年9月 - 感染症診療の原則

    間がだいぶあきましたが、9月17日に久々に厚労省の関連の会議が開かれ、資料も公開されたので、日と世界の2015年9月の状況のサマリーをつくりたいとおもいます。 今回の会議で注目されていたのは、副反応の調査の結果がやっと公開される、ということと、それをふまえて現況が変わるのか?つまり、「接種勧奨の差し控え」が終わって、接種勧奨が元の状態にもどるのか?ということです。結論としては現状維持でしたが。 接種じたいは、止まっていないので、定期接種として自己負担なく接種できる人たちはしていたわけですが、以前に比べるとその数はとても少ない状況にあります。 今回はその中でのデータのため、全体の数の多くはそれ以前の報告となっていました。 国としてどこかの時点で以前の状態に戻したいわけですが、専門団体が熱心に意見表明をしているなかで、なかなか状況はかわりません。医師の団体があれこれいうくらいでは変わらないの

    HPVワクチン と その周辺 2015年9月 - 感染症診療の原則
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    ROYGB 2015/09/29
    “そもそもこのような症状はこのワクチンに関係なくふだんからどれくらいあるのだろうか?という問い”には接種していない人についても調べないと。あとは海外の症例。http://kenko100.jp/articles/150715003530/
  • 変わるC型肝炎の治療とその周辺 - 感染症診療の原則

    HIV感染症の新規発生抑制にも効果をもたらしている抗ウイルス薬の普及。 高額な治療薬をどのように途上国で使えるようにするのか、の検討の中で、ジェネリック薬を普及させるという方法がありました。 組み合わせは先進国と全く同じ選択肢ではありませんでしたが、一月15万円~かかる治療が月あたり5千円でできるというのは魅力的、妥当なラインだったと思います。 (インドのシプラ社から入手して、保険のない患者さんも飲むことができました) C型肝炎の治療も大きく変わり、「治せる時代」「治る時代」になっていますが、その治療費が高額であることから、先行して販売されている米国などでも保険会社や刑務所で困っている…というニュースがありました。 日でも5月20日から2型のHCVの治療薬としてソルバディが保険で使用できるようになりました。 1錠あたりの値段がニュースやネットでも「高い」「保険組合はだいじょうぶなのか」と

    変わるC型肝炎の治療とその周辺 - 感染症診療の原則
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    ROYGB 2015/05/16
    あまりに高いと途上国への医療ツアーみたいなのが成り立つようになるかも。
  • エボラのNewsが渦巻く米国ですが・・ - 感染症診療の原則

    無事にPhiladelphiaのID week 2014に参加しました 編集長は辛くも台風の隙間を縫って成田を離陸、無事にPhiladelphiaのID week 2014に参加しました。年齢のためか多くのSessionを離脱、「後でWebで見よう・・」になりましたが、それでも旧友と会ったり・・Productiveな日程を終えアトランタに向かいました。 しかしアトランタで待って居たものは・・ そうです、テキサスのナースがエボラに罹患した事。とくにCNNを賑やかにしたのは以下のようなDiscussion、Questionでした。 最初は・・: ・宇宙服を着ていた筈のナースがどうしてエボラに感染するのか? ミステリー・・ ・空気感染するエボラに変異したのか? ミステリー・・ ・感染したのは、ナースが適切にProtocol通りに作業しなかったからではないか?(不注意ナースのやつ、お陰で周囲のCo

    エボラのNewsが渦巻く米国ですが・・ - 感染症診療の原則
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    ROYGB 2014/10/16
    “国境なき医師団にエボラ熱感染者” http://www.47news.jp/CN/201409/CN2014091801001780.html
  • HPVワクチンとその周辺 2014年2月中旬のまとめ(1) - 感染症診療の原則

    HPVワクチンの、いろいろな意味での盛り上がり(英語ではフィーバー)は、導入して1―2年のところで経験している国がいくつかあります。 この盛り上がり、「がんを予防するんだぜ、すごいね」「ぜひ皆に提供を」という興奮や製薬会社ベースの熱心な販売活動と、その対極にある「不妊になる」「人口削減だ」「陰謀だ」といった(よくある)反対活動の2つの側面があり、日でも経験しています。 例としては、、、前者の場合は、新聞の社説や議員のアドボケイト活動としておこなわれた、「自治体によって補助が無いことは問題だ。格差をなくせ。」という啓発。メディアはいつになく熱くこのワクチンをもちあげていました。 (歴史の語り部世代には違和感さえもたれるほどに) 後者は、主にネットでの匿名での語りや、宗教団体によるものが目立ちました。これはまあ、今にはじまったことではありません。 導入後の関心の高い時期におこる有害事象への反

    HPVワクチンとその周辺 2014年2月中旬のまとめ(1) - 感染症診療の原則
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    ROYGB 2014/02/15
    確認できている炎症や痛みで明らかに他の種類のワクチンよりも多い。HPVワクチン間でも差がある。http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10601000-Daijinkanboukouseikagakuka-Kouseikagakuka/0000035214.pdf
  • 消えたペニシリン - 感染症診療の原則

    発見されたのは1928年。つい最近。 (14年後の2028年で100周年) 参考: A Happy Accident: Fleming’s Penicillin Pfizer 「世界を変えたカビ」 抗菌薬が広く使えるようになるまで、感染症でバタバタ人が死ぬような日常もあったわけですが、、新薬開発と耐性菌とのいたちごっこのこの時代に、「今でも安心してペニシリンでいける」感染症もあります。 それは東京や大阪でブレイク中の梅毒。 先進国でも世界でも「ベンザチンペニシリンの筋注」が第一選択薬です。 早期の治療で1回ですみますし、 内服では4週間 しかし、日にはありません。 正確には、あったけど消えた、わけです。 新薬がなかなか入ってこないため患者さんが困るような現象について、ドラッグラグといわれますが、そんなスゴいあったらしいお薬!ではなくて、基的なものがない、というあたり特別な悲哀が伴います

    消えたペニシリン - 感染症診療の原則
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    ROYGB 2014/01/25
    輸入薬で自由診療したら採算取れないかな。健康保険を使うと勤務先にわかるかもしれないから自由診療を希望する人もいるという話を聞いたことがあるので。
  • 「梅ちゃん」の増加 - 感染症診療の原則

    梅毒は、ある世界では「梅ちゃん」とか「梅吉」という言い方で親しまれている(?)ことは臨床で学んだことのひとつです。 机の上で医学書だけで勉強しているとそういったことはわかりません。 治療法もあるし、周囲に経験者も多数いる。別にショックを受けるほどのことでもないこの病気は、予防の動機付けも難しいのかもしれませんし、予防をしようと心に決めたとしてもその方法が困難、という問題もあります。 ですが、風疹でも痛感しましたが・・・・感染が広がるとたいへんなことになる感染症は初動が大事ですよ。 最終的に一番弱いところにつけがまわってきます。 梅毒も同じ。 「先天梅毒の一例」2012年の症例は、31週で母体の緊急搬送。31週と5日で帝王切開となりました。 いろいろ調べて胎盤からスピロヘーターを確認して、梅毒感染、赤ちゃんは先天性梅毒とわかった症例です。 IASR 2013年4月「邦における先天梅毒発生予

    「梅ちゃん」の増加 - 感染症診療の原則
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    ROYGB 2013/12/05
    梅毒や肝炎は献血時に希望すれば検査結果を教えてくれる。
  • 風疹(っぽい症状)で人工妊娠中絶 - 感染症診療の原則

    妊娠中に風疹になってお子さんに感染した、あるいはお母さんのお腹のなかで風疹ウイルスに感染してうまれた方がhand in hand(ハンド イン ハンド)という患者会の活動をはじめています。 自分たちのことではなく、もう二度とこの悲劇をくりかえさないでほしい、という願いをベースに、他の人たちのために活動をしてくださっています。 たいへんなことです。 体験談も公開されていますので、ぜひお読みいただければと思います。 妊娠中に風疹=必ず赤ちゃんに問題が出るということではないので、誤解をして妊娠継続をあきらめてすまうことがないように、十分情報が得られるようにと相談機関が設けられています。 2次相談施設の産婦人科の専門の先生にうかがったところ、必ずしも皆が羊水検査を希望するわけではなく、せっかく授かったので(不妊治療の末,という方もいます)どのような状況の子でも育てますという選択をされる方もいるそう

    風疹(っぽい症状)で人工妊娠中絶 - 感染症診療の原則
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    ROYGB 2013/10/13
    “胎児が風疹に感染すると、羊水中にウイルスが排出される。検査では、羊水からウイルス遺伝子が検出されるかどうかを確認する。”http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=81890
  • 風疹対策 2013年9月末 - 感染症診療の原則

    風疹の流行が、専門家の予測通りダラダラ期になりました。 予測は簡単です。 抜的な対策はやってないんですから。自然経過をみてるだけ。 感受性者もたくさん残っているので、また再度ブレイクしないか、そこに何かできないかが課題。 9月末を念頭に専門家や行政が地域で話し合ってもいないなら対策もへったくれもありませんが。 10月になると大学の後期がはじまるところが多いです。 MR4期未接種者に、大学の保健管理センターはメールなどで注意喚起をしたでしょうか? 9月末に妊婦の夫への補助がおわる自治体もありますが、このことに問題意識のある現場や議員、首長のいるところは既に対策を講じてもいます。 川崎市は対象を抑制していた期間があったので延長を早々に発表しましたし、墨田区も妊婦の夫への補助を延長することになりました。 思考停止な言われるだけのことしかしない人と、地域診断をして施策につなげていく努力をする人と

    風疹対策 2013年9月末 - 感染症診療の原則
    ROYGB
    ROYGB 2013/09/20
    タダで接種できる人はやっておいて損はないとしても、補助とかの対象外の特にリスクが高くない人の場合は接種する費用を上回るメリットはないかも。
  • 痛みや屈辱は嫌ですよね・・・ - 感染症診療の原則

    編集長、夏休みをいただき海外に逃避リフレッシュ中であります。 そのうち面白い写真なども届くでしょう。 編集長への急ぎの問い合わせは idconsultofficeあっとgmail.comへおねがいします。 さて。 先日、メディアドクター研究会という勉強会に参加してきました。 毎回感染症の話題というわけではなく、今回はHPVワクチン(子宮頸がんワクチン)がテーマだったためです。 各国にも同様の取り組みがあるようです。 報道関係者、医療関係者、元報道で今は医師、というような方が参加しており、普段きけない意見などもあって面白かったです。 なぜ参加しようかとおもったかというと、HPVワクチンの報道について「あれ?」と思うことがあったからですね。 ワクチンの報道の歴史を知る人も同じようなことを言っていましたが、今回「国として積極的勧奨を差し控える(けれども接種は定期で無料)」というわかりに日語で表

    痛みや屈辱は嫌ですよね・・・ - 感染症診療の原則
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    ROYGB 2013/08/19
    日本脳炎が定期接種から一時期外されたり、おたふく風邪は三種混合から除かれて今に至るまでそのままみたいな例からすると、子宮頸がんワクチンの非推奨もそんなに珍しいことでもないような。
  • これ以上現場の負荷を増やさないようにするには - 感染症診療の原則

    今度は現場のせいですか。誰かの印象操作でしょうか。 「抱え込み」という表現じたい記者の意図でしょうか。 ワクチン抱え込み防止を指示=風疹流行で都道府県に―厚労省 ところで在庫調査とか流通制限の法的根拠とかノウハウがあるものなのでしょうか(よく知りません)。 卸のデーターベースのほうが正確では?と思うのですが、その私的な内容を警察が差し押さえるような形で公開請求ができるんでしょうか? 実際には、医療監視の権限か何かで、「冷蔵庫の中を見せろ」とかお役所や保健所が病院をまわるんでしょうかね(冷蔵庫で思い出しましたが、保健所の医療監視の中でワクチンの保管を「家庭用冷蔵庫でもいい」としている地域があるそうです。余談ですが、その中にスタッフのジュースとか入っていたらもっとびっくり!) それができないと、今度は自治体の責任のようにいわれそうでお気の毒です。 ただでさえ風疹対策は突然おきた問題で行政にとっ

    これ以上現場の負荷を増やさないようにするには - 感染症診療の原則
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    ROYGB 2013/07/03
    インフルエンザのワクチンでは何年か前にシーズンが終ってからの返品が多いとニュースになってたけど、MRワクチンは返品できないのかな。生ワクチンだから? https://www.mixonline.jp/Article/tabid/55/artid/31989/Default.aspx
  • ワクチン迅速承認・緊急輸入の前例 - 感染症診療の原則

    平成24年2月23日に申請された"ある"ワクチンは2カ月後にスピード承認となりました。 やればできる!と関係者は学びました。 平成24年4月20日 医薬品局審査管理課による審議結果報告書で、サノフィ"イモバックスポリオ皮下注" (不活化ポリオワクチン(ソークワクチン)"品目を承認して差し支えないとされ"ました。 すごいすごい。なんでこんなに早く承認になったのかしら?ですが、上記資料の2ページ目に特記事項として、 "迅速処理(平成24年2月23日付薬審査発0223第4号 厚生労 働省医薬品局審査管理課長通知)" とあります。 なじみがないから、なんじゃらほいですが、「迅速処理」って書いてあるから、課長さんが通知をだせば早く審査してもらえる方法があるのかな?と素人ながらに考えました。 日小児か学会が「不活化ポリオワクチン,できる限り迅速な承認を」と要望書を出していました。 さすが小児

    ワクチン迅速承認・緊急輸入の前例 - 感染症診療の原則
    ROYGB
    ROYGB 2013/07/02
    ポリオは当時大流行していて死者も出ていたから対策の必要性も高くなりそう。死亡者が出なければほっておいていいわけでもないだろうけど、優先度は下がってしまうのかも。