私の家には、家族4人の洗濯物を置いておく部屋があった。干した洗濯物は、全部その部屋にバサーっと落として、洗濯物の山を築き、着るときはその中から探して着てた。 4人分の衣類を始め、シーツやタオル類も全てごちゃ混ぜだから、すごい量だった。靴下もバラバラだし、「今日はいていく靴下が見つからず遅刻」が普通にあった。普通に親に怒られてた。「どうして昨日のうちに探しておかなかったんだバカ増田」。 その部屋には、パソコンや父ののスーツがあった。それらを使うときは、その洗濯物の上を踏んで通っていたし、衣類を探す度に4人で踏んでいたので、服はかなりしわくちゃだったと思う。だったと思う、というのは、記憶がないからだ。服がシワだらけで恥ずかしい、という概念がなかった。 私があれ?と思ったのは、初めて一人暮らしをした大学生の時だった。その時は洗濯物の山に全く疑問を抱いていなかった。ただ部屋が手狭だったこともあり「