世界で加速するEV(電気自動車)シフトの中、台風の目となりつつあるのが中国の自動車メーカー大手のBYDだ。その勢いは2023年第2四半期(4~6月)の業績からも見て取れる。 第2四半期の売上高は1399.5億元(約2兆8000億円)で前年同期比67%増となった。同じ期間のテスラの売上高(249.2億ドル=約3兆6100億円)の伸び率47.2%を上回っており、絶対額でも近づいている。 勢いはテスラをも凌駕 BYDの営業利益は85.1億元(約1700億円)、純利益は68.2億元(約1365億円)とともに前年同期比から2.4倍。絶対額はテスラ(営業利益が同2.6%減の約3500億円、純利益が同19.7%増の3900億円、伸び率はドルベース)に及ばないものの、勢いでは負けていない。