新潟県佐渡市で、7日に巣立っているのが確認されたトキについて、二日余りたった9日も姿が確認できず、親鳥が餌を与えていないとみられることから、環境省は、衰弱しているか、すでに死んだ可能性が高いという見方を示しました。 新潟県佐渡市で先月上旬に2組目のつがいから誕生した3羽のうちの1羽が、7日、巣の近くの水田に降り立っているのが確認され、環境省は、「何らかの理由で巣から落ちたとみられるが、一般的な巣立ちの時期より著しく早いとは言えない」として、「巣立った可能性が高い」と発表していました。 環境省によりますと、このトキは7日の午前中に巣がある林の方向に飛び立って以降、二日余りたった9日も姿が確認できていないということです。 巣立ったばかりのトキは、餌を捕ることができず、親鳥から餌をもらわなければ生きていくことができませんが、親鳥の行動を観察した結果、餌を与えていないとみられるということです。 こ