それにしても、7年契約総額1億5500万ドル(約161億円)というのには驚きました。米球界にはクレイトン・カーショウ投手(ドジャース、7年で2億1500万ドル)をはじめ、ジャスティン・バーランダー投手(タイガース、7年で1億8000万ドル)、フェリックス・ヘルナンデス投手(マリナーズ、7年で1億7500万ドル)など、ここ数年「信頼できる先発ピッチャー」とは、超大型契約を結ぶ例が出てきていますが、メジャー経験のない田中投手に「年間2000万ドル」を超える額で、しかも7年契約というのは異例です。 確かにここ数カ月、ニューヨークのメディアはヤンキースの経営陣に対して「タナカを取らないと許さないぞ」という猛烈なプレッシャーをかけており、あの「うるさい」ヤンキースファンの間でも「タナカを取れ」の大合唱になっていました。そうした経緯を考えると、確かにこうした額になるのは分かるのですが、それにしても長期