ブックマーク / cotoba.jp (36)

  • 三角コーナーの哲学

    「ハイデガー空間論を調べてたら建築に行き着いた」と書いていたのは瑠璃白さん(神社作家兼哲学研究家)。著名な建築家の基礎にハイデガーありとか。哲学はわからないが「建築の基礎には生理学あり」がぼくの実感。あのゾワゾワするやつらのことだ… ゴ、キ、ブ、リ。 部屋は清潔にしているのに、出た。2ヶ月ほど前、廊下をゆくヤツを見かけたが見失った。それから数週間後トイレ兼洗面に出てきた。ハアハアしてなんとか仕留めた。アラームモード全開、コンバットみたいの買いにゆこう…と思ったら、その翌々日、また出た。ハアハアしてなんとか仕留めた。 その夜はゾワゾワして眠れず、別の狭い部屋に布団を敷いて寝た。翌朝イチでコンバット(もどき)を購入し、水回り中心に各所に設置。すると…出なくなった。効くもんだ… だが好事魔多し(というたとえがいいのか)また出た…(^^;) 台所の流しの下に貯めたスーパー袋の中に、ゾワが一匹死亡し

    三角コーナーの哲学
    SasakiTakahiro
    SasakiTakahiro 2014/10/01
    三角コーナーや排水口ネットなんてあるのは日本だけ。
  • 小さな図書館の奨め

    会社にはストレスや面倒なこと、冷たい人間関係とイヤなことがいっぱいあるけれど、これがあるとよくなるかも。 既報の通り(というのは大げさだ)我がギャラリーにutte文庫をオープンした。現在70冊くらいの蔵書はすべて個人寄贈。寄進者は4名くらいで、それぞれ個性がある。 cherryさんの寄贈の自転車の“蛮ちゃんの”のことは昨日書いた。中村さん(三和印刷=ギャラリーのあるビルの印刷会社)寄贈の『火の鳥』も全巻完読。さて次は何読もうかな…と手にしたのが『ツレがうつになりまして』。中村さんの寄贈。 漫画家細川貂々の夫がうつになった実話を、おもしろくしかも切実に描いた漫画エッセイ。うつの人はこうなんだ、こんなことができない、こうしてほしくないのか…ズシンときた。明日は我が身かと身につまされたが、なぜcherryさんが「ごうさんは絶対にうつにならない」と言ったのかもわかった(ちゃらんぽらんでテキトーだ

    小さな図書館の奨め
    SasakiTakahiro
    SasakiTakahiro 2013/09/19
    個人寄贈の図書館を会社の中につくりませんか。
  • 被災地支援を10年続ける方法

    被災地支援のぐるっとブレスレットワークショップで預かったお金の寄付先を決めた。被災地支援団体aoSORAnt(あおぞらん)さん。 「レストランの料理をシェフと共に被災地に届けて、の魅力を知らせ、コミュニケーションを促進する」「関東と関西でチャリティーイベントを開く」ミッションにぐっときた。さっそく寄付をしたいのですが…とメッセージを送ると、代表のAOさんからすぐ返信あり。引用させて頂きます(一部省略)。 団体は「最低10年」を掲げてはおりますが、被災地に足を運ぶたびに「当に10年で足りるのだろうか…」という不安に駆られます。 いずれ経済的な復興を果たすとしても、そうした合理性の網では救いきれない方々は必ず出てくるでしょう。 「どうせ自分たちは忘れられたんだ」と話すひとたちに対して、「そんなことはない」と胸を張って言い続けるためにも、私たちはまだまだ全力で、精一杯、私たちなりの支援活動

    被災地支援を10年続ける方法
    SasakiTakahiro
    SasakiTakahiro 2013/09/03
    支援が続くのはクリエイティブな挑戦があるからこそ。
  • 一億総ソーシャル写真家の時代に

    あなたは“ちゃんと写真家”ですか?それとも“衝動写真家”?ぼくはまぎれもなく衝動オンリーそれだけ(^^) スタイルよし姿勢よし背中の汗よし(^^)。衝動的にiPhoneの指を滑らせた。うふん。タイトルは「真夏の背中美人」。そんな衝動写真家が今日はちゃんと写真家の助手を務めた。 ギャラリーのショーウィンドウで、9月の展示会“アジアのチクチク小物たち”のブツ撮り。Dukriさんとcherryさんと、ランプシェードや時計や布をとっかえひっかえ。写真家cherryさんのスタイリングや撮影術の講習会でもある。ぼくは…レフ版持ち(^^;)。そんなの…と言うなかれ、レフ板は効果絶大。 我がiPhone4で固定焦点での撮影。レフ板を支えるだけで… 明るくなって「布の表情」まで見えてきた。レフ板と言ってもハレパネですから誰でも作れる。望遠で絞りを5以下にして手前をはっきり後ろをぼやかす…と言われたができなく

    一億総ソーシャル写真家の時代に
    SasakiTakahiro
    SasakiTakahiro 2013/08/14
    写真は作品というよりコミュニケーションの道具になった。
  • 鉄道は国の文化

    仕事場で小さな会合をもった。おひとり、電車遅延で遅れた。ホーム上の転落事故のためだという。それで電車の話が花開いた。 会合で出席者のひとりが「ひょっとしたら」という前置きで言った。 「ブリュッセルに駐在があるんです」 「なぜまたベルギーなんですか?」 「鉄道といえばブリュッセルなんですよ」 その方は国際派で技術関係の方なので、さもありなんなのだが、なぜブリュッセルなんだろう?と調べてみると、さもありなんだった。 欧州の鉄道機関は欧州連合(EU)の下に欧州鉄道庁(ERA)があり、これはパリにある。だが鉄道関連会社の業界団体はことごとくブリュッセルにある。欧州鉄道•インフラ会社共同体(CER=インフラ計画のロビー活動)、欧州鉄道インフラ管理者(EIM=欧州法と企業利益のすりあわせ)、欧州鉄道産業連合(UNIFE=鉄道製造会社と政府の意見調整機関)など。 もう日には大きな鉄道の仕事はない。海外

    鉄道は国の文化
    SasakiTakahiro
    SasakiTakahiro 2013/06/09
    もう日本には大きな鉄道の仕事はない。海外にゆくしかない。
  • 色彩を持とうと思わせる読書

    ベストセラーには「なんじゃこれ」が多いので、どうも売れるへの警戒心が解けない。とりわけビジネス書のそれはひどい。だから『色彩を持たない…』もスルーしようと思った。 ところが、である。翻訳家の藤優子さんが発売初日に入手し、寝酒代わりにちょい読みしようとページを開いたら明け方4時までに読み切った、作家として翻訳家として尊敬するというようなことを書いていた。 それがトラウマのように気になった。4月15日の発売翌々日くらいにそのことをcherryさんに話すと、彼女はすでにヴィレバンで「3冊在庫有り」との掲示を見て1冊を購入したという。教えろよ(^^;)。 どこも売り切れだったがネット書店で在庫を探し当て、世間に遅れること1週間で読み出した。最初の数ページで、村上春樹は心の闇に向かって怯まず突き進む作家だとわかった(ぼくはハルキストじゃない、ずっと昔に羊の話だけ読んだくらい)。余談だが同じ村上で

    色彩を持とうと思わせる読書
    SasakiTakahiro
    SasakiTakahiro 2013/04/28
    余談だが同じ村上でも村上龍は、いつからか心の闇を時事問題にすり替えたので読まなくなった。
  • まかせるということ。

    この場面に「おまえたちにまかせた」はどうだったか。山浩二監督だけの責任とは言えないが、どちらでもいいなんて…まかせたことになるのだろうか? WBCで敗退した侍ジャパンの8回の攻撃である。1塁と2塁に走者がいて4番打者。ワンアウト。そこで指揮者が出したサインは「走れるなら走れ」。1塁走者は走ったが、2塁走者は止まった。1塁走者は行き場なくアウト。捕手はメジャーきっての強肩、打者は日を代表するパワーヒッターだった。だから“まかせて”もよかった。 「まかせるぞ」を考えさせられた。 野球ならマウンドで「ここはオマエにまかせた」と投手の肩をポンとたたき、スタスタとベンチに下がる監督。企業なら「ちょっとキミ」と別室でヒソヒソと「このプロジェクトはキミの力がいる。まかせたぞ」と握手する部長。 こういう「まかせた」はまかせてはいるのだが、まだ監督や部長の“手のひら”で踊らされている。まかせる側とまかせ

    まかせるということ。
    SasakiTakahiro
    SasakiTakahiro 2013/03/20
    結局、まかされる方が素直に燃えれば「まかせたぞ」「はい」になる。
  • SEという仕事

    一般論では語れない。個人差もある。だが見聞きするのはツラい話ばかり。それはSE、システムズ•エンジニア仕事ぶりである。 愚娘がそれになるとは就職するまで半信半疑だったが、1年たち2年が過ぎようとしている。遂にというかやっぱりというか、根を上げてきた。まだぺえぺえで単体とか結合テストとか言っているくらいだから下積みも下積み。そんなんで根をあげるか、と小言のひとつも言うのが親の役目かもしれないが…言えん。 まず親が言うのもナニだが、この愚娘は意外に出来がいい。遠くの学校でもへこたれずに通学したし、ITの資格も取ってきたし、会社が某巨人ITに買収されリストラされるかと思えば残った組だ。だが同期入社はほぼ壊滅し、所属プロジェクトからも刃こぼれするように人が消えてゆく。 そういえば、ぼくの前の勤め先のIT部門にも心身病がいっぱいいた。休職者もいたし、死ぬように辞めた人もいた。といっても繰り返しにな

    SEという仕事
    SasakiTakahiro
    SasakiTakahiro 2013/01/30
    若い人は早く“天職”を見つけてほしい。
  • 戦う相手

    北川博敏氏は“代打満塁逆転サヨナラホームラン”で、近鉄の優勝を決めた選手として知られる。だが近鉄に移籍する前の阪神時代は、6年間で公式戦100試合に出場、138打数19安打だけだった。なぜならば「戦う相手」をまちがっていたからだという。 「いいところ見せようと、相手ではなくベンチと戦っていた」 使われないからベンチを見る。ベンチを見ると戦う相手が見えなくなる。もちろんファンなぞ見えるわけもない。一のホームランでファンから「ありがとう」と言われて、人生が変わった。近鉄からオリックス時代まで、1200試合で1000以上の安打を打った。 この逸話を知って、ぼくもあることが腑に落ちた。それは最近まで書いていた連載でのことである。 止めた理由はいろいろだが、ならして言えば読者が少なくなったからだ。どうして少なくなったかと言えば、ぼくがヘボだからだが、それだけじゃない。戦う相手をまちがっていた。

    戦う相手
    SasakiTakahiro
    SasakiTakahiro 2013/01/03
    人はおうおうにして戦う相手を間違える。
  • 一枚のInstagramはTwitterの140字に勝る

    「百聞は一見に如かず」の英訳はSeeing is Believingだが、違う表現もある。「A picture’s worth a thousand words(1枚の絵は1000語に匹敵する)」それを知ったのはInstagramとTwitterの喧嘩?である。 写真共有コミュニティのInstagramが、Twitterとの連携を止める。Instagramの画像がTwitterのストリームでは文字しか表示されない“らしい”。らしいというのは、ぼくはTwitterは公式アプリは見ないので、よくわからん。でもHootsuiteでは見えていた。 諍いのワケは、Instagramは今やFacebook傘下にあり、Twitterと競争しているからだろう。勝手におし。ぼくが興味を抱いたのはそれじゃない。みんなの「画像表現欲」についてなのだ。 iPhoneSNSのおかげで写真で語る人びとが増えた。14

    一枚のInstagramはTwitterの140字に勝る
    SasakiTakahiro
    SasakiTakahiro 2012/12/11
    言葉なら濁らせても、写真は嘘をつかない。
  • リアル・フェイスブック

    「ぼくのは背伸びするオクラかな」 この意味が何かわかるまい。わらなくていい。自分に正直サークル(フェイスブックの非公開グループ)に書き込んだコメントである。このサークルでは自分の好きなこと・画像を自由に投稿ができる。次の画像は手ぬるいぞ…(笑) この中で新入りの会員がつぶやいた。 あぁ、自分に正直になりたい。。。 すると「正直に投稿しちゃえば楽ですよ^^」「正直すぎるくらいに正直な方がより多くの賞賛を集めるという画期的なグループですから遠慮なく正直になってください」とツッコミが入り、「ここでやっと正直になれました\(^o^)/他では、嘘つきかな」とつぶやきもあり、グループの管理人が「やっぱここ作って良かったね~(^O^)/」と締める。 なんという正直者愛!(笑)投稿はスケベなものとは限らないが、スケベなものが多いのは否めない。吾輩は投稿数でたぶんトップクラス。このサークルではスケベな仮面を

    リアル・フェイスブック
    SasakiTakahiro
    SasakiTakahiro 2012/10/23
    リアル・フェイスで生きているか、フェイク・フェイスで生きているか。
  • 日中韓台をヌードで結ぼう!

    仕事場のある秋葉原を歩くと中国人が減っている。観光バスから降りて免税店に群がり、写真を撮る人びとがめっきり減った。逆もまた然りで、全日空の中国便は過去3ヶ月で往復4万席がキャンセルだとか。 昨日からの国連総会では、尖閣諸島・釣魚島・竹島・独島を巡って「オレんち」「オマエが奪った」とやりあっちょる。しかし冷静に見れば、中国の反日デモは「中国当局が仕組んだ」ものである。中国人アーティストのai weiwei氏もそう指摘していた。同感ですたい。 この扇情的な画像はai weiwei氏のドキュメンタリー映画『Never Sorry』より。天安門への“クソったれ”、実に力強いメッセージがある。彼はアートと政治の間で表現活動をするが、それは民主化が遠い国にいるからだ。 思えば今回の領土問題、年寄りの日人タカ派政治家が火を点けたけれど、その前からずっとくすぶっていた。始まったタイミングに意味がある。中

    日中韓台をヌードで結ぼう!
    SasakiTakahiro
    SasakiTakahiro 2012/09/29
    裸になってすることは、愛しあうことだけだから。
  • オバサン・オジサンにならない方法

    毎朝何人かの子連れ自転車のお母さんと擦れ違う。何気なく観察すると乗せる子供を守るぞ、育てるぞという責任感に溢れている。それは頼もしい。 一方で失ったものもある。それは女としての現役感。可愛らしさが減り、すっかり「お母さん顔」なのだ。おばさん化が忍び寄っているのだ。もちろん男性も同じで、脂こいとかタイコ腹という外見だけでなく、どう見てもオサーンという人は三十代でも多い。 ところが奇跡的にオバサン化・オジサン化をまぬがれる人びともいる。たとえば森高千里。 2012年9月2日、西武VSロッテ戦、始球式の姿。43才。結婚して子育てしてるのにこんなにかわいい。「わたしが♪おばさんになっても」愛したい(^^。 ミック・ジャガー(念のため左からふたり目)は69才。二十代の体型、皺だらけだけど若顔、フサフサ髪…。もちろんエクササイズはしているし、あらゆる有酸素トレーニングをしている。夜更かしせず夜11時に

    オバサン・オジサンにならない方法
    SasakiTakahiro
    SasakiTakahiro 2012/09/22
    ミック・ジャガーにしろ森高千里にしろ「誰かを喜ばせる人は若い」。
  • 青空文庫と電子リーダーにありがとうを。

    東京新聞の記事『増える書店ゼロの町』(町のどこにもリアルの屋がないという町が増えている)と、藤村厚夫さんのアップデート『iBookstore のランキング上位はアダルト小説ばかり』(読んで字のとごし)が気になった。 一日一店の割合で屋が潰れているからさもありなん。それはネットのせいだけではなく、屋の仕入れ力が失われた自滅もある。 ネットでエロと漫画しか売れないのは、車内でスマフォ観察をすればハハンだし、ぼくだってエロは好きだ。でもぼくのは「女子美術愛好」で、胸を張って言うが、女子の仕草や造形や表情の美を探求している。愛している。単なるエロは変態だが、美の質の追求なのである。 と言い訳はともかく、cherryさんとぼくの最近の趣味は「古典読み」である。 cherryさんは電子リーダー『kobo』を購入して、ぼくはiPhoneアプリ『i文庫S』を購入して以来、青空文庫にハマっている。

    青空文庫と電子リーダーにありがとうを。
    SasakiTakahiro
    SasakiTakahiro 2012/08/16
    古典はおもしろい。
  • フェイスブックは無添加な言葉遊び

    またFBで縁結びをさせていただきました。 4,084人 vs. 311人(2012年8月8日現在)では勝負になりませんが、前者の友だち数を誇る高名なサトカズ(佐藤和則)氏と、友だちが少数精鋭の変人に偏る(あ!皆様すみません笑)ぼくがリアルに会いました。 氏の愛犬ポコ 良い顔しちょる。 サトカズ氏が西神田でモゾモゾ働かれているのは何気なく存じ上げておって、しかし今日のごとき空高く風そよぐ日は、ヨットでクルージングかと思いきや、ワンコインでコリアンが堪能できる神田南口のお店で。 氏の第一声がおもしろかった。「郷さんってもっと太ってる人だと思った」 ナヌ…どこから?書き込みで性格診断だけでなく(いずれそれはできる)体重までわかんの?ちなみにぼくは177cm、58kgの瘦せ形。ハズレ(笑)まあFBにはこんなのべました〜って画像もあげるので、いずれコレステロール値や血糖値まで推測できる?健会社の

    フェイスブックは無添加な言葉遊び
    SasakiTakahiro
    SasakiTakahiro 2012/08/09
    Twitterのコアにあるのは「影響力」、Facebookのコアにあるのは「同情力」。
  • 自分我から自分和へ

    ぼくは「自分が」になったときモヤモヤする。心が狭くなっている。ねたみや嫉妬がでている。気がつくと文章も「論」を書いている。エエイぼくらしくないぞ。 そんなときはひとっ風呂浴びるか、まだその時間じゃなければ神社にお参りする。「心に平静さをください」とお祈りして、木々をじっと見上げて深呼吸。すると不思議に気持ちが落ち着いてくる。 「自分が」が小さくなり「自分は」になってゆく感じ。 「が」と「は」のたった一文字違いだが大違い。それを教えてくれたのは寺社ガール1号の平岡理枝さんである。「どうして自分が認められないのか」と「どうして自分は認められないのか」はちがう。自我が出るから苦しいのよ、と彼女は言う。 「自分が」と思うと「君にはぼくの文はわからないよ」とスネて自分を苦しめる。「自分は」と思えば「なぜわかってくれないんだろう?」「どう書けばわかってくれるんだろう?」と心を開ける。前向きにチェンジで

    自分我から自分和へ
    SasakiTakahiro
    SasakiTakahiro 2012/07/26
    「どうして自分が認められないのか」と「どうして自分は認められないのか」はちがう。
  • ネオ・プアの時代へ 『<借金人間>製造工場』を読んで。

    ぼくは“借金人間”だろうか? 住宅ローンは背負っている。教育ローンは子供にパスした(笑)。幸いいわゆる高利貸しや、銀行という衣をかむった高利貸しにはお世話になっていない。 日貧困率(平均所得の中央値の半分に満たない人)は1985年に12%だったが、25年後の2009年には16%になった。約2,000万人が貧困なのだ。色んな意味で話題の生活保護世帯は150万世帯に達し、日全国では約5200万世帯、3%弱である。 引用元=社会実情データ図録より 年金も含めて「払えん人」が増えている。今や「払えん」というのが不思議じゃなくなっているし、それを咎めない風潮さえある。 この点で、盟友内田編集長(作品社)が担当した『<借金人間>製造工場』(マウリツィオ・ラッツァラート著 2011年)はタイムリーなである。残念ながらいかに払わないかというハウツーではない。今世界で起きている「借金人間の製造シス

    ネオ・プアの時代へ 『<借金人間>製造工場』を読んで。
    SasakiTakahiro
    SasakiTakahiro 2012/07/22
    それは資本家の嘆き。
  • ギャラリーに何をしに来ますか?

    体が疲れたときは体を休めればよい。心が疲れたときは癒せばよい。それをする「どこか」をもっていればよい。 今朝は体の疲れが出てつらかった。瞼の裏を見るだけの二度寝か三度寝をして、気合いという名のジャッキで体を持ち上げて、ようやく家を出た。仕事場についてギャラリーの開場準備をすると、お客さんがやってきた。よおしファイト一発!リポビタンDを飲んだのだが、ファイトの代わりに眠気が出て、cherryさんがやってきた後、しばらく午睡をとった。 起きた後は頭痛も小さくなり、チラシづくりなど手だけ使う仕事をした。「帰ってください郷さん」とcherryさんは言った。 「いやこの暑さじゃバターになるし、早退しても家で邪魔扱いだから…」 がんばってここで仕事をしていた方が、いくらかは休まるのだ。そういう性分でもある。 そうこうするうちにギラギラの暑さは和らいで、日暮れてきた。いとおしい影の時間が近づいている。す

    ギャラリーに何をしに来ますか?
    SasakiTakahiro
    SasakiTakahiro 2012/07/19
    ギャラリーには絵を見に来るだけじゃない。癒されたくてやってくる。語りたくてやってくる。知りたくてやってくる。願いを叶いたくてやってくる。
  • もしもローリング・ストーンズが中小企業ならば

    中小企業のAという会社があった。傍目からA社の社員は不幸だ。辞めた人もいるし、辞めなくても社長の悪口を言うばかりなのだ。 社員は口々に「社長が決めない、やらない、決めてもすぐに意見を変える」と。中には“妄想癖”とさえ言う社員もいた。実際のところはどうかわからないが、社長は無能なわけではない。資金調達に才があり、夢は語れるし事業構想力もある。だが現場マネジメントに弱みがある。 彼には片腕がいた。片腕は逆に実務能力に優れ、構想を実現する才があった。社長とふたりのセットは、まさにクルマの両輪のようだった。だが悲しいことに、片腕も現場マネジメントには興味が薄いようだった。夢を実現する事業の立ち上げに最大の力を発揮するタイプだった。 社長と片腕は社員に意見を聴く。時に語り合う。だが社外の人の意見に左右され、決定したことをくつがえすこともあった。次第に意見を言う人は限られていった。 A社では前輪(経営

    もしもローリング・ストーンズが中小企業ならば
    SasakiTakahiro
    SasakiTakahiro 2012/07/13
    経営のことは心配だが、まあ今日は50周年を乾杯しよう。
  • フェイスブックのウラの効用

    フェイスブックのグループのお誘いが来た。 『自分に正直なグループ』というのを作りましたのでご参加ください。 どういうのか。「ぼくはスケベです」「オレも」「あたしも(女性)」と自分に正直な書き込みができるクラブだ。「ここでのことは他言は無用、バレたら命の保証はしません」というので、ぼくは明日、抹殺されているかもしれない。しかしまあこのサークル、正直というよりスケベなだけかと(笑)。 クラブ員たちの盛大な「正直ぼくスケベ」の盛り上がりを見て、ふと思った。「正直である」ってどういうことなんだろう? 【正直って何?】 まず、ここの書き込みのように「自分をさらけだす」ことである。 「実はぼくはこんなヤツなんだ。それでもいい?」ぼくも人知れず相当スケベだし、心の中には小心者もいるし、アホウもいるし、うっかりはひどいし、嫉妬も隠れている。仮面をかぶり続けて演技者で生きるより、さらけだして肩の力を抜いて生

    フェイスブックのウラの効用
    SasakiTakahiro
    SasakiTakahiro 2012/05/11
    自分に正直なのと、他人に正直なのは違う。